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Arcserve Backup r17 サポート情報 (ご利用者様向け)
【販売停止品】 |
注意: Arcserve Backup r17 製品は 2019年 4月 26日 で受注停止となりました。
◆注意◆ 本バージョンの製品に関しましては、下記の点にご留意ください。
- Arcserve Backup r17 製品は 2019年 4月 26日 に受注停止になりました。(アップグレード製品を含む)
現在は手配できませんので、後継製品をご利用ください。 - 本バージョンの製品は、提供元でのサポートが終了しています。
なお、NECではNECが保有するノウハウをもとに、PP・サポートサービスにてサポートを継続しております。 - Arcserve 製品の提供元が、CA社からArcserve社に変更になり、提供元での情報提供サイトも変更されました。サポートが終了している古い製品に関しては、恐れ入りますが製品情報や技術情報が削除されている場合があります。ご了承ください。
!!!重要!!!本製品のライセンスキー(ゴールデンキー)について
本製品のライセンスキーは数量と機能を限定していません(ゴールデンキー)。そのため、オプション製品、エージェント製品など別途ライセンスを追加購入する際に新たにライセンスキーを適用する必要がなく(手間の削減)、追加購入された製品も動作します。EULA(使用許諾)に記載の範囲にてご使用ください。なお、前バージョン(r16.5)とライセンスキーの形式が異なるため、前バージョン(r16.5)からアップグレードして使用する場合も本バージョンのライセンスキーの登録が必要となります(一度登録するとその後の追加購入の際も含めて使用できます)。
ライセンスキーを適用する手順は以下です。
ライセンスキーを適用する手順は以下です。
手順1 | Arcserve Backupをインストールし、Arcserve Backupマネージャを起動後、メニューの[ヘルプ]->[バージョン情報]をクリックします。 |
手順2 | 手順1.により表示される[ライセンスの確認]ダイアログボックスの[コンポーネント]において、"Arcserve Backup r17 - Check purchase order for details of purchased technology"をクリックし(ハイライト反転表示されます)、[ライセンスキーを使用]のテキストボックスに本紙に記載のライセンスキーを入力し、[追加]をクリックします。 |
手順3 | "Arcserve Backup r17 - Check purchase order for details of purchased technology"の行の[インストールタイプ]が"フル"と表示されていれば適用されています。 "フル"と表示されていることを確認後、[続行]をクリックして終了します。 ※ 登録後、[ライセンスの確認]ダイアログボックスを表示しますと"フル"ではなく"ライセンス取得済み"と表示されます。(登録時以外は"ライセンス取得済み"が正しい表示状態です) |
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開発元で公開している注意/制限事項開発元のArcserve社において、Arcserve Backup r17 に関する注意/制限事項を公開していますので、 Arcserve Backup r17 導入前に必ずご確認くださいますようお願いいたします。
Arcserve Backup r17 for Windows 注意/制限事項 -
Windows Server 2012 以降のサーバ環境の惨事復旧を行う際の注意事項Arcserve Backup r17 のブートキットウィザードは、Windows Server 2012 以降のサーバを復旧対象とした Machine Specific Disk を作成できない仕様となっています。
Windows Server 2012 以降のサーバの惨事復旧を行う場合は、下記の何れかの運用となりますのでご注意ください。- ネットワーク共有フォルダの惨事復旧情報を参照する
別サーバのネットワーク共有フォルダに惨事復旧情報を複製し、複製された惨事復旧情報を参照して惨事復旧を行います。 - (リモート惨事復旧のみ)バックアップサーバに保存されている惨事復旧情報を参照する
リモート惨事復旧時、バックアップサーバに保存されている惨事復旧情報を参照して惨事復旧を行います。
(※)バックアップサーバの惨事復旧でローカルに保存されている惨事復旧情報を参照することも技術的には可能ですが、ディスク障害時に消失するリスクがあることからNECでは推奨していません。 - Flash FDDに手動コピーした惨事復旧情報を参照する
バックアップサーバ、または複製された惨事復旧情報を、事前に Flash FDD に手動コピーして Machine Specific Disk(MSD) を作成することができます。惨事復旧時は作成した MSD を使用して惨事復旧を行います。惨事復旧情報はバックアップサーバの以下のフォルダ配下に作成されます。{Arcserve Backupインストールフォルダ}\DR\{バックアップサーバ名}\{DR対象サーバ名}- 例) x86 OS の場合
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup\DR\SERVER1\SERVER2 - 例) x64 OS の場合
C:\Program Files(x86)\CA\ARCserve Backup\DR\SERVER1\SERVER2
- 例) x86 OS の場合
- ネットワーク共有フォルダの惨事復旧情報を参照する
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WinPE DR 方式で惨事復旧を行う際の注意事項Arcserve Backup r17 の WinPE DR 方式の惨事復旧では、WinPE DR を起動する惨事復旧媒体を手動で作成する必要があります。 Arcserve Backup r17 のインストールDVDから WinPE DR を開始できませんのでご注意ください。
WinPE DR用の惨事復旧用媒体の作成方法は、Disaster Recvoery Option ユーザガイドの「第 3 章: WinPE を使用した惨事復旧」ご参照ください。 -
Agent for Open Files に関する注意事項オープンファイルのバックアップには、Agent for Open Files(以下「本製品」)を用いず、VSSをご使用ください。
※VSSを利用する場合であっても、本製品のライセンスが必要です。
本製品のドライバを使用する方法では、他のドライバなどとの競合により、システムストールやストップエラーなどが発生する事象が報告されております。
オープンファイルのバックアップは以下の2つの方法があり、いずれも本製品のライセンスが必要です。- VSSを使用する方法
- 本製品をインストールする方法
VSSを使用する方法では、バックアップジョブのオプションでVSSの使用を指定します。 本製品をインストールする方法ではバックアップジョブでの指定は不要ですが、他のドライバなどとの競合によりシステムストールやストップエラーなどが発生する事象が報告されております。そのため、オープンファイルのバックアップを行う際は、本製品をインストールせずにVSSを使用する方法をご使用ください。
合成バックアップを行う場合には、本製品のインストールが必要となりますが、システムストール等の事象発生リスクを抑止するため、ドライバーのロードを行わないように設定 (後述) でご使用ください。また、オープンファイルのバックアップは、VSS方式で行ってください。
[VSSを利用してオープンファイルのバックアップを行う設定]
VSS方式でバックアップを行う場合は、本製品のライセンスが登録されている状態で、「グローバルオプション」-「ボリュームシャドウコピーサービス」タブの「VSSを使用する」にチェックをした状態で、バックアップを実行してください。
なお、VSSを利用する場合、本製品のライセンスは必要ですが、本製品のインストールは不要です。
Agent for Open Files をアンインストールする際は以下の資料をご参照ください。
「Arcserve Backup エージェントとオプションをアンインストールする方法」
[Agent for Open Filesのドライバをロードしなくする設定]
合成バックアップのために本製品をインストールする場合でも、レジストリで以下の設定を行うことでドライバのロードは行わないように設定できます。ただしオープンファイルのバックアップは上述のVSS方式で行ってください。
※合成バックアップを使用しない場合は本製品をインストールしない方法をご使用ください。
[Agent for Open Filesのドライバをロードしなくする設定]
レジストリエディタで以下のレジストリ二か所の値を設定し、サーバを再起動します。
・HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥services¥OFADriver
キーの名前 : Start
キーの種類 : DWORD (32 bit)
キーの値 : 4 (デフォルト:2)
・HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥services¥OpenFileAgent
キーの名前 : Start
キーの種類 : DWORD (32 bit)
キーの値 : 4 (デフォルト:2 または 3)
なお、本製品をインストールし、かつ、ホスト名が 48bytes を超える場合、本製品のGUIがクラッシュする問題が報告されています。この問題には 修正モジュール T00000615 がリリースされており、PP・サポートサービス経由でご提供致します。 -
Enterprise Module の raw バックアップに関する注意事項GPT形式のディスクに対し、Enterprise Module による raw バックアップを行うと、ディスク終端のセカンダリGUIDパーティションテーブルヘッダがバックアップされない問題が報告されています。
Arcserve社から修正モジュールが公開されていますので、ダウンロードおよび、バックアップサーバへの適用をお願い申し上げます。 -
デバイス関連の注意事項1. 集合型テープ装置使用時の注意事項 1集合型テープ装置を使用時に、リムーバブル記憶域管理 (RSM) など他のプロセスとの競合により、次のような現象が発生する場合があります。
- Arcserve Backup のマネージャでメディアを認識できない、または認識できてもフォーマット等を行えない
- 不定期に SCSI ポートエラーが発生する
- 集合型テープ装置でバックアップの途中で「メディアが見つからない」となる
- Windows の [スタートメニュ] -「プログラム」-「管理ツール」-「コンピュータの管理」を起動し、「システムツール」-「デバイスマネージャ」-「メディアチェンジャ」で対象チェンジャ装置を選択します。
右クリックで「プロパティ」を表示し、「全般」タブの「デバイスの使用状態」が「このデバイスを使う(有効)」となっていない場合は有効とします。
Windows のドライバでサポートされていない装置は「不明なメディアチェンジャ」となりますが、この場合も設定を「有効」とします。 - Windows の [スタートメニュ] -「プログラム」-「管理ツール」-「コンピュータの管理」を起動し、「記憶域」-「リムーバブル記憶域」-「物理的な場所」で対象チェンジャ装置を選択します。
右クリックで「プロパティ」を表示し、「全般」タブの「ライブラリを有効にする」がチェックされている場合はチェックを外します。
装置を付け替えた場合や、オフライン状態でシステムの再起動を行った場合などに、「リムーバブル記憶域」の「物理的な場所」に過去の接続情報が残る場合があります。この場合は、不要な接続情報を削除してください。Arcserve Backup r17 で集合型テープ装置のクリーニングを行う場合、クリーニングが完了するまでに 5 分程度を要し、アクティビティログにもエラーが登録される場合があります。E6096 メディア エラーです。[ABSL:xxxx CMD:A5h]この場合は、クリーニング自体は完了しておりますので、上記エラーは無視してください。
テープドライブ[n]のクリーニングに成功しました。[デバイス: n][xxxx]Arcserve Backup は RDX を利用する際はリムーバブルメディアとして扱います。RDX を使用するときは、Arcserve マネージャのデバイスマネージャから、 RDX ドライブをオンライン状態にしてからご利用ください。ドライブのオンラインの設定方法は管理者ガイドをご参照ください。なお、RDX 上へのファイルシステムデバイスおよびデータデュプリケーションデバイスの作成は推奨しておりません。(Arcserve BackupはRDXをリムーバブルメディアとして扱うため、カートリッジ交換/状態変更のたびに、デバイスグループの再設定を手動で実行する必要があります。この再設定を実施しない場合バックアップは失敗となり、リスクが高いことから、RDX上へのファイルシステムデバイスおよびデータデュプリケーションデバイスの作成を推奨していません)Arcserve Backup のデデュプリケーションデバイスは、データファイルとインデックスファイルから構成されています。このインデックスファイルが破損すると、これまでデデュプリケーションデバイスにバックアップしたデータが全て使用できなくなる危険性があります。デデュプリケーションデバイスを利用するときは、「メディア検証とスキャン」ユーティリティを使って、定期的にデデュプリケーションデバイスが破損していないか確認してください。 -
Portmap サービスの競合についてMicrosoft Service for Unix、アレイディスク管理の Power Console Plus などがインストールされた環境では、portmap サービスの競合により、"NobleNet Portmapper" サービスのエラーが発生し、Power Console Plus などを使用できない現象が発生します。
この場合は以下の技術情報を参照し回避設定を行ってください。
「Arcserve Backup と他社製ポートマッパ プログラムの競合について」※ iStorage NS シリーズには Microsoft Service for Unix インストール済みとなっています。 iStorage NS シリーズに Arcserve Backup をインストールして使用する際は、本処置を実施してください。 -
アクティビティログ保存期間に関する注意事項Arcserve Backup r17 のアクティビティログ保存期間 (廃棄までの日数) はデフォルトで 14 日間となっています。しかしこの期間設定は、問題発生時に過去の履歴を遡り確認するためには十分な長さとは言えません。
このため、廃棄までの日数は 365 日(最低でも 60日) 以上に延長する事を推奨します。
なお廃棄までの日数を延長する事で Arcserve Backup データベースの使用容量は増加しますが、保存期間以外のログ設定がデフォルトであればバックアップ対象ファイルの情報がデータベースの大半を占めるため、廃棄までの日数の延長してもデータベース全体のサイズには大きく影響しません。アクティビティログ廃棄までの日数は、Arcserve Backupマネージャの [サーバ管理] の [環境設定] で [データベースエンジン] を選択し [古いアクティビティログ廃棄間隔] の値を変更する事で設定できます。
アクティビティログ廃棄の設定につきまして、詳しくは「Arcserve Backup 管理者ガイド r17」の「7:バックアップサーバの管理」- [Arcserve Backup エンジンの環境設定] - [データベースエンジンの環境設定] をご参照ください。 -
パスワード管理についてArcserve Backup ではパスワード管理機能を提供しておりますが、パスワード情報は必ず記憶して(あるいは控えて)おくようにしてください。
パスワード管理機能では、セッションパスワードや暗号化パスワードを暗号化した形でデータベースに保持します。これによりリストア時のパスワード入力を簡略化できます。データベース保持期間を経過したりデータベース再構築などを行うと、データベースに保存した情報が失われますので、リストア時にパスワードの入力が必要となります。
Arcserve Backup の提供するパスワード管理機能は最近使用したパスワードの入力を省力化する機能と考え、パスワード自体は別途管理する様にしてください。 -
補足情報
- Arcserve Backup r17 のマニュアル、オンラインヘルプは、Web で提供されています。Arcserve Backup r17 の機能の詳細は、マニュアル、オンラインヘルプ、Readme をご確認ください。
- Arcserve Backup 開発元であるArcserve社のホームページに Arcserve Backup r17 に関する各種情報が掲載されています。 「Arcserve サポートポータル(https://support.arcserve.com/s/topic/0TO1J000000I3phWAC/arcserve-backup?language=ja)」の製品別サポート、技術情報、ダウンロードなどから Arcserve Backup r17 の情報をご参照ください。
マニュアルや技術情報、注意制限事項などの情報がご参照いただけます。開発元提供の情報は、Express5800 シリーズでもすべて適用できます。