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宇宙への挑戦者たち -光衛星間通信システム- [03:00]

音声テキスト

宇宙システム統括部
小泉 祐輔:

"今はもう宇宙の事業っていうのは、衛星とかをつくるだけじゃなくて
つくったモノの機能を利用する、そういうフェーズに来ていると考えています"
インターネットとか、もっというと、電気とか水道と同じような位置づけになっているんじゃないかなと考えています

今、運用というかシステムの担当しているので
衛星全体を見れるっていうのが、面白いところかなと思いますね
実際、それ(通信)を地上の人たちがどうやってるんだろうとか
今回は通信機なので、載せている衛星はどういうことをやってるんだろうとか
広い意味でシステムを見ることができているので
今の、システム担当としての醍醐味かなと思っています

一番大事なのは、やっぱり「使いやすさ」を
第一に考える必要があると思っています
どんなにいいモノができたとしても、それが使いづらかったりするとお客さんとしても
"「スペックはいいんだけど使いづらい」っていう、そういう反応になってしまうので
運用側と、機械とか電気の設計をしてる人たちが連携して"
“モノも良くて使いやすいもの”っていうのを、一緒になってつくる

お互い(運用と設計)が意識して仕事するってのは、大事だと考えています

今まではやっぱり地上で培われた技術っていうのを、宇宙の分野に持ってくるってことが多かったんですけれど
今後は宇宙の分野から、地上に展開されることもあると考えています

その場合、通信ですとか、そういう分野については、地上も宇宙も両方とも、NECはアセットとして持っているので

今後、宇宙で培った技術を、他の部門に展開して一緒にコラボレーションできる

そういう土壌があるんじゃないかと考えています
今携わっているプロジェクトで、あと2機(衛星が)上がる予定なので
それも多分、3年以内には上がると考えています

そうするとプロジェクトとしては区切りがつきますので

このプロジェクトの「光の通信」

それを活かした技術開発もやっていきたいと思っていますし
光通信以外の分野でも携わっていきたいと考えています

今でもどこかしらには、スペック上の上限があるので、それをさらにを上げていける
"そういうことが将来的には(課題として)あります
そういう部分にも携わっていきたいと考えています"
みなさんが使う通信の速度が上がったり、大容量データを送れたり
それが常にできる「リアルタイム性」が出てくるので
全然違う場所にいる人たちが
本当に音声の遅延なく、リアルタイムで喋れるような
そういうことができるんじゃないかなとは思います

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

地球観測衛星の高性能化により観測データは増加しますが、取得した大量の観測データをいかに迅速に地上局に送信するか? この課題を解決するためNECは、レーザ光を用いて宇宙空間で大容量データ伝送を実現する衛星用の光通信装置を開発しました。
衛星運用のシステム担当を通じて宇宙の利活用促進を目指す社員の活動を紹介します。


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(2022年12月19日)