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NEC キッズ・テクノロジー・ワールド

なっとく!技術のヒミツ 通報を受けたらすぐに出動!1秒でも早く火災現場に到着するための消防指令システムのヒミツとは?

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毎年、5万件まんけん近くも火事はおこっている。火事がおきたら、ほとんどの消防車は通報から5分くらいでやってきて、火事を消しとめてくれるんだ。
でも、消防車や救急車は、どうしてこんなに早く現場に到着できるんだろう?
そのヒミツは、最新の情報通信技術じょうほうつうしんぎじゅつにあった。

これが最新の指令センターだ!

119番通報を受け付けるのは、消防指令センター。もちろん、24時間、365日体制たいせいで活動している。
だからといって、電話が来たらそのまま出動!というわけにはいかないよね。火事の場所はどこなのか調べたり、どこの消防署しょうぼうしょから何台の消防車を出せばいいのか決めたりといったように、するべきことがたくさんある。
こういうややこしい問題を解決かいけつするのが、消防指令システムだ。指令センターの活動をささえ、一刻いっこくでも早く、適切てきせつに出動できるようにするしくみなんだ。

これが消防活動をコントロールする指令センター。通報を受けてから、活動を終えるまで、すべてがこの部屋を中心に行われるんだ。最新の司令台は、3つの画面とタッチパネルをそなえる

通報の受け付けから、消火活動を終えるまで

最新の消防司令システムの「5つのヒミツ」

一刻でも早く火事を消し止めることができるように、消防指令システムではいろいろな技術が使われている。最新の消防指令システムのヒミツを紹介しょうかいするよ!

ヒミツ1:通報を受けたら、自動的に地図が出てくる!

「火事です!」と通報があったら、まず近くの目印となる建物を聞く。「市役所の前です」「△△公園です」と言われたら、だいたいどの辺りかわかるよね。
でも、もっとくわしく場所を知りたい。だから、電話を受けると、その人のまわりの地図がすぐに画面に出てくるようになっているんだ。話と地図を付け合わせれば、場所をすぐに特定できる。

ふつうの地図よりくわしい、消防用の特別な地図位置を特定するときは、町を見わたす高感度カメラも役に立つ
電話だけではなく、FAXやメールでも通報できるんだって。

ヒミツ2:火事の大きさにあわせ、出動する車を自動的に決める!

火事にも、小さなものから、ビル全体がえるような大きな火事もある。それに、消防車といっても、はしご車もあればポンプ車もあるし、救急車が必要なときもある。
でも、どのタイプの消防車を向かわせるか、何台必要なのか、まよっているヒマはない。
だから、通報を受けた指令員がシステムに情報じょうほうを入れていくと、その現場にふさわしい車と台数が自動的に選ばれるしくみになっているんだ。

ヒミツ3:到着までの時間を、1秒でも短く!

通報を受けたら、出動する消防署に連絡れんらくだ。1秒でも早く出動できるよう、通報の電話が終わる前から、消防隊員の携帯電話けいたいでんわなどに、出動の準備じゅんびをするようメールを送る。

隊員が着がえている間に、現場の地図や、まわりの状況じょうきょうをまとめた「指令書」がつくられる。ちょうど隊員の出動準備ができたころ、消防署のパソコンから「指令書」が出てくるというわけだ。

少しの時間もムダにしないしくみになっているんだね!

ヒミツ4:消防車専用(せんよう)の、特別ナビゲーター

消防車には、消防車用の特別のナビゲーターがついていて、一番早く到着できるルートを教えてくれる。渋滞じゅうたいしている道はもちろん使わないし、近道でも、消防車の通れない細い道は使わないようになっているんだ。

画面上には、先に到着している消防車の数や位置、病院の場所なども出てくる。近所に一人ぐらしのお年よりや、体の不自由な人が住んでいるかなどの情報が出るものもある。こういう情報が多いほど、何かあったときに助かる人がえるんだよ。

ヒミツ5:大事な話は暗号に変える!

到着したら、思ったより火事が大きく、もっと応援おうえんをたのまなくてはならないこともある。消防車から消防本部にかける電話は、デジタル化によって雑音ざつおんが入りにくいしくみ。さわがしい現場でも、相手の声が聞きとりやすいんだ。
だれかにぬすみ聞きされてはこまる大事な話もあるので、通信のときに暗号になって、話の内容をかくしているんだって。

消防救急無線で本部の指示を受ける

消防システムは、いろいろな情報通信技術に支えられているんだね!

台風や大地震(おおじしん)などのいろいろな災害(さいがい)では、防災(ぼうさい)システムも活やく!

通信のシステムが大事なのは火事のときだけではない。
台風が来たり、大雨で山がくずれたり・・・、火事以外にもいろいろな災害がある。そのようなときには消防指令システムとはちがうしくみが活やくするんだ。
大きな災害がおきたら、 臨時りんじもうけられた災害対策本部さいがいたいさくほんぶが、何が、どのくらいの規模きぼでおこっているかをできるだけ早くつかみ、消防や警察けいさつ自衛隊じえいたい対応たいおうをお願いしたり、住んでいる人に避難ひなんをよびかけたりしなければいけない。
こうした緊急きんきゅうの情報を集めたり、指示したりすることを支えているのが、防災行政無線ぼうさいぎょうせいむせんシステムや防災情報システムなどの防災システムだ。

空から、現場からー あらゆる情報が災害対策本部に集まる

災害対策本部には、災害のようすを伝える情報や映像がリアルタイムで送られてくる。
情報を送ってくるのは、現場にかけつけた消防車や救急車、それに、高いところにあるカメラや上空を飛ぶヘリコプターだ。どれも、災害のときでもきちんとつながる無線通信機能むせんつうしんきのうをもっている。

国と都道府県、市町村を結ぶ、消防・防災システム

※NECでは、消防指令システムや消防無線システムなどの「消防システム」と、防災行政無線や防災情報システムなどの「防災システム」をあわせて、「消防・防災システム」とよんでいます。

日本で最初に消防指令システムを作ったNEC 得意の情報通信技術で、これからも人々の安心・安全を守っていく

火事を消しに行くのも、事故じこにあった人を助けに行くのも、いろいろな災害の被害ひがいに対応するのも、まずは情報を集めることから始まる。最新の情報通信システムがすばやく情報をそろえ、適切な方法をガイドしてくれるから、消防隊は、必要なところにすぐにかけつけられるんだ。
情報通信の技術が、みんなの安心・安全を守っているんだね。

NECは、日本で一番初めに消防指令システムを作った会社なんだ。それだけじゃない。ヘリコプターのテレビシステムも、コンピュータを使った指令システムも、消防車の位置を管理するシステムも、どれもNECが日本で最初に作ったんだ。これからもよりよい消防・防災システムを開発して、人々の安心・安全を守っていくよ。

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