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見過ごされがちなデータの貯め方
~先進事例から学ぶデータ蓄積の最新動向~

いま、ビッグデータを活用した価値創造に注目が集まっている。しかし、アナリティクス、つまり高度な統計手法を用いた分析にばかり焦点があたり、その分析に至るデータの蓄積、管理については見過ごされているのが実情ではないだろうか。

そうした中で、コンプライアンス遵守やリスク管理を目的に、データの保管を法令で義務付ける動きも強まっている。特に、センサーやカメラの高度化により、増加の一途を辿る画像、音声、映像などの非構造データの保管には、膨大な容量のストレージが必要となるだけでなく、長期保存におけるデータの消失にも気を配る必要がある。

重要性を増すビッグデータの蓄積と管理

ビッグデータの蓄積・管理におけるポイントをまとめると以下の4つになると考えられる。

(1)データ増への柔軟な対応
スモールスタートが可能で、データ量の増加に対して必要な時に必要な容量のストレージを追加できること

(2)大量データを低コストで長期保管
増え続ける膨大なデータの維持管理に大きな労力を使うことなく低コストで長期保管できること

(3)多様なデータを効率よく蓄積
画像データ等の非構造化データを容量を抑え効率的に蓄積できること

(4)高信頼性
大量データを消失することなく高信頼に長期保管できること

今回は、非構造化データを含む大量データを効率的に蓄積し、活用している先進企業の事例を交えて最新動向を紹介したい。

増え続けるエビデンス画像や監視画像をリアルタイムに活用する

ある製造業A社では、製品出荷後の不具合によるクレームが一定数発生、生産ラインの検査工程を強化しても一向に改善されず、その対応に要する膨大な工数とコストが課題になっていた。

それまでA社は、エビデンスとして検査工程での部品や製品の画像をデータ化し、その検査データをテープで保管していた。しかし、お客様からのクレーム対応時に迅速にデータを取り出し、解析することができず、膨大な工数とコストがかかっていた。

その解決に向けて、毎年100TB増加し続ける20年分の検査データの蓄積・管理の仕組みを刷新した。テープでの管理をやめディスクストレージに置き換えた。必要なタイミングでデータを確認できる仕組みを構築することにより、クレームの際、出荷時に正常な状態であったことを迅速に証明できるようにするためだ。

エビデンスの画像データのリアルタイムな確認により、A社は30%のクレーム対応工数およびコストの削減を見込んでおり、製品の高収益化と生産ラインの業務負荷軽減につながると考えている。

位置、画像、センサー情報などのビッグデータの活用により、人の手を介さずに自動で機械を動かし、生産性・安全性を高める試みが進んでいる企業もある。

ある機器部品メーカーB社では、機器に取り付けたカメラから毎秒15枚の画像データを取得し、現時点で約3PBのデータを保有している。日々増え続ける非構造化データを画像圧縮技術により従来の40%に圧縮し、効率的なデータ蓄積を実現した。このデータ蓄積が、データ分析によるコンピュータ制御に向けた機器操作の自動化への取り組みを支えている。

大量データの蓄積、管理を実現したストレージ

これら事例で先行導入したストレージが2014年5月に発売を開始した「iStorage HS6」である。この製品は、大量データの蓄積・管理に必要となる要件を備えている。

iStorage HS6の特長、・1ノードからのスモールスタートで初期投資を抑えながら始められる、・圧縮機能搭載で効率的に格納、・容量が増えたらテープとの階層化でコスト削減を表した図です。iStorage HS6の特長

(1)ビジネスの変化に柔軟に対応する「スケールアウト」
グリッドアーキテクチャにより、ノード追加で性能と容量を動的に拡張。複数ノードに分散されたデータは仮想化され、単一のストレージプールとして見えるため、大容量の格納庫として扱うことができる。ノードはシステム規模や要件に応じて、1ノードから始めて165ノードまで拡張可能。初期段階では必要分のノードを購入し、データが増加してからノードを追加することで初期コストを抑えて導入できる。スケールアウトによりシステムの乱立を防ぎ、1システムでシンプルなデータ蓄積環境が構築でき、運用コストの削減・無駄のない投資を実現できる。

(2)長期保管の効率化
10年、20年と装置寿命を超えたデータ保管を行う場合、データ移行作業をストレージが自動で行うことにより、データの長期保管におけるデータ移行工数を削減し、効率的なデータ保管をサポートする。

(3)大量画像を高効率に保管
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき」への採用実績から2014年に打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」にも採用されたNEC独自の高速画像圧縮エンジン「StarPixel(R)」を搭載し、世界最高水準の画像圧縮規格「JPEG2000」と同等の圧縮率(典型的な写真画像で約50%)と「JPEG2000」に比べ40倍高速な圧縮・復元処理を実現した。格納する画像を劣化なく高速に圧縮し、ストレージの利用効率を高める。これにより、大量の画像データをアーカイブし、不定期に閲覧する用途においても、格納効率とアクセス性を両立した利用が可能になる。

(4)暗号化機能や改ざん防止機能、複数書き込みによる高信頼なデータ蓄積
従来ストレージのRAID方式を超える分散冗長配置技術により、複数ノードに跨るHDDへの書き込みを可能にした。万が一ノード本体のハードが故障した場合でもデータが消失することなく、継続的にデータの利用ができる。また、データ漏洩を防ぐための暗号化機能や、悪意のある改ざんや誤操作からデータを守る改ざん防止機能を備え、データを安全に保管できる。

増え続けるビッグデータを効率的かつ高信頼に保管するストレージ製品「iStorage HS6」は、今後、デジタル化が進む医療画像データ、メディア業界におけるコンテンツアーカイブや映像制作、研究機関における研究データなど、大量かつ多種多様なデータを保管し、データ活用による価値創造を支える重要なプラットフォームになると考える。

日経ビッグデータ「パートナーレポート」掲載記事より

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