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VirtualPCCenter における VI3.5 Update2/Update3 適用に関する注意事項

VirtualPCCenter2.0 または 2.1 では、VI3.5 Update2 および Update3 を利用いただく上で下記の注意事項があります。
以下の内容を確認いただき、適用をお願いします。

略語の説明

略語 意味
VPCC2.0 VirtualPCCenter2.0
VPCC2.1 VirtualPCCenter2.1 かつ SigmaSystemCenterのバージョンが 2.1-7112 である環境。
VPCC2.1U1 VirtualPCCenter2.1 かつ SigmaSystemCenterのバージョンが 2.1-7936 である環境。

VPCC2.1 を 購入いただいたお客様で、次の条件のどちらかに当てはまる場合は 2.1-7936(VPCC2.1U1)となります。
  1. SSCのインストールメディアに「SigmaSystemCenter2.1 Update1 VPCC用」と記載されたメディアでインストールされた環境 (2009年3月中旬以降購入のお客様には このメディアが同梱されています)。
  2. VPCC2.1に対して SigmaSystemCenerのパッチ SSC0201-0002 を適用された環境。
VI3.5 U1 VI3.5 Update1。VirtualCenter2.5 Update1、ESX 3.5 Update1の総称。
VI3.5 U2 上記と同様に Update2 を表します。
VI3.5 U3 上記と同様に Update3 を表します。

動作環境およびアップグレード手順に関して

動作環境およびアップグレード手順については、PPサポートサービスに掲載の各ドキュメントを参照してください。
ここでは、特に注意していただきたい項目を記載しています。

主な関連ドキュメント

  • VMware VirtualCenter 2.5 Update 2(英語版)
    VirtualCenter 2.5 Update 1 からのアップグレード手順
  • VMware VirtualCenter 2.5 Update 3 (英語版)
    VirtualCenter 2.5 Update 2 (英語版)からのアップグレード手順
  • ESX Server 3.5.0 Update 3 用 2008年12月パッチのリリースについて
  • ESX Server 3.5.0 Update 3 用 2009年1月パッチのリリースについて
  • ESMPRO/ServerAgent for VI3 説明書

動作環境に関する補足

  • VI3.5 U2 および U3 では、英語版に加え、国際化版(日本語、ドイツ語など)が存在しますが、VPCC2.0では英語版のみ利用可能です。 英語版 VI3.5 U2 および U3 は英語版ページよりダウンロードしてください。
  • ESX 3.5 U2/U3 が動作可能な 仮想PCサーバは、VMwareの認証が完了しており、かつ ESMPRO/ServerAgentの対応が必要です。
    VMwareの認証が完了しているサーバやESMPRO/ServerAgentの対応状況については、お問い合わせ下さい。
  • ESX3.5 U2 および U3 対応のESMPRO/ServerAgent for VMware Infrastracture3は、PPサポートサービスのページから最新版をダウンロードして、 アップデートしていただく必要があります。

    VPCCに添付の ESMPRO/ServerAgentは 順次 最新版に差し換えております。
    ご購入の VPCCに添付の ESMPRO/ServerAgent の CD媒体表面下に記載の番号「ID:243-112482-001-X」 の X 部分が 「G」以降(G、H..)の場合は、 U2対応済みバージョンとなります。
    「ID:243-112482-001-X」 の X 部分が 「I」以降(I、J..)の場合は、U3対応済みバージョンとなります。

アップグレード手順に関する補足

  • VI3.5 の Updateを適用する場合は、Update1 → Update2 → Update3を順番に適用いただく必要があります。
    例えば Update1 環境から 直接 Update3 を適用することはできません。

  • ESX3.5 U2 または U3 を利用する場合は、かならず VirtualCenter2.5 を U2 または U3 にアップグレード後、ESXへ Updateを適用してください。

  • SigmaSystemCenterで、仮想PCサーバおよび仮想PCの監視を行い、障害発生時に復旧処理を行うようなポリシ定義をしている場合、 ESX にUpdateを適用する前に、以下のいずれかを行ってください。
    • SigmaSystemCenterのサービス(PVMService)を停止する(推奨)
    • Update適用を行う仮想PCサーバおよびその上で動作する仮想PCに対して メンテナンスモードに変更する

アップグレード後の処置に関する補足

  • ESX3.5 U3 にアップグレード後は、必ず以下のパッチ適用を行ってください。
    なお、パッチはPPサポートサービスのページからダウンロードできます。

    2008年12月パッチ ESX350-200811401-SG
    ESX350-200811402-SG
    ESX350-200811405-SG
    ESX350-200811406-SG
    ESX350-200811408-BG
    ESX350-200811409-BG
    2009年01月パッチ ESX350-200901401-SG
    ESX350-200901402-SG
    ESX350-200901404-BG
    ESX350-200901405-BG
    ESX350-200901406-BG
    ESX350-200901407-BG
    ESX350-200901408-BG
    ESX350-200901409-SG
    ESX350-200901410-SG
  • VI3.5 U2/U3 にアップデート後、ESX上の pegususサービスの停止を必ず行ってください。詳細な停止手順については、お問い合わせ下さい。

  • VI3.5 U3 にアップグレード後、VMware Host Agent構成ファイルの設定変更が必要です。変更手順については、 PPサポートに公開しています「ESX Server 3.5.0 Update 3 用 2009年1月パッチのリリースについて」を参照してください。

VI3.5 Update2 で強化された機能の利用について

U2で提供された新機能のうち、VPCCシステムに関連ある主な機能は以下の通りで、VPCC2.0では利用できない機能があります。
U2で追加された機能を利用するために、構成変更が伴う機能はVPCC2.0/VPCC2.1では利用できません。

  • Enhanced VMotion Compatibility
    VPCC2.0 および VPCC2.1 では利用不可。
    VPCC2.1U1 では利用可能。

  • 仮想マシンのライブでのクローン作成
    利用不可。

  • VirtualCenter のアラーム(健全性の確認)
    利用不可。

  • 仮想ディスクのホット拡張のサポート
    利用可能。

  • Windows シングル サインオンのサポート
    利用可能。

VI3.5 Update3 で強化された機能の利用について

U3で提供された新機能は、新規ゲストOS(Ubuntu 8.04.1、RHEL 4.7)のサポートです。VPCCでは、これらゲストOSを利用できません。