UNIVERGE WAシリーズ サンプルコンフィグ作成ツール

3. 無線LAN(+インターネット接続)の設定例

3.1 無線LANと有線LANのセグメントを分ける

インターネット通信

対応機種

WA2610-AP 、WA2611-AP、WA2611E-AP、WA2612-AP

※ サンプルコンフィグ作成ツールをご利用になられる場合、Ver7.3.6以降である必要があります

概要

  • 無線LAN子機をWAシリーズ経由でインターネットに接続します。
  • 無線LANと有線LANのセグメントを分けます。
  • LAN側では配下の端末へIPアドレスを自動で配布します-(DHCPサーバ機能)

無線(モバイル)でインターネット網へ接続する場合

  • WA2611-AP、WA2612-APの場合、SIMカードを別途用意し、SIMスロットに装着する必要があります。
  • WA2610-APの場合、データ通信端末を別途用意し、装着する必要があります。
  • 本例のモバイル通信は常時接続を想定しています。
     そのため、SIMカード及びデータ通信端末の契約は定額制サービスを推奨します。
  • SIMカード及びデータ通信端末の設定パラメータについては、ご利用の通信事業者にお問い合わせ願います。

設定パラメータ

変更必須
〈ルータ選択〉
機種名 ご使用の機種を選択してください。
〈ルータ名登録〉
ホスト名 本製品を識別するためにホスト名を設定します。
〈ルータ管理者ユーザ登録〉
管理者ユーザ名 admin
管理者パスワード ルータを管理するユーザのパスワードを登録します。ログインする際に必要になります。安全のため、必ず変更してください。
〈WAN設定〉
無線(モバイル)通信 / 有線通信 WAN側通信が無線(モバイル)か有線かを選択します。
〈有線LAN設定〉
有線LAN側ポートのIPアドレス 通常は特に変更する必要はありません。IPアドレスを変更したい場合のみ変更してください。 /
〈無線LAN設定〉
SSID名 SSID(無線LANアクセスポイントの識別名)を登録してください。無線LAN子機はここで登録したSSIDのネットワークに接続します。
SSID用パスワード SSIDのネットワークに接続するためのパスワードを登録します。安全のため、必ず変更してください。
周波数帯域の設定 利用する周波数帯域を選択します。dualは2.4GHzと5GHz両方使用。2gは2.4GHzのみ使用。5gは5GHzのみ使用となります。
無線LAN側ポートのIPアドレス [注意]有線LAN側ポートのIPアドレスと同じセグメントにしないでください。
通常は特に変更する必要はありません。IPアドレスを変更したい場合のみ変更してください。
/
〈インターネット接続設定〉(機種及びWAN設定により、設定箇所が異なります)
[全機種共通設定]
ユーザ名 通信事業者から割り当てられるIDです。契約をご確認の上、正しく入力してください。任意の場合は変更の必要はありません。
パスワード 通信事業者から割り当てられるパスワードです。契約をご確認の上、正しく入力してください。任意の場合は変更の必要はありません。
[WAN側無線(モバイル)通信時、全機種必須設定]
アクセスポイント名(APN) 通信事業者によって異なります。通信事業者との契約をご確認の上、正しく入力してください。
[WAN側無線(モバイル)通信時、WA2610-AP 用設定]
CID 通信事業者によって異なります。通信事業者との契約をご確認の上、選択してください。
PDPタイプ 通信事業者によって異なります。通信事業者との契約をご確認の上、選択してください。
モバイル番号 通信事業者によって異なります。通信事業者との契約をご確認の上、正しく入力してください。
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サンプルコンフィグ

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設定方法

  • 設定するWAシリーズを工場出荷時状態にしてください。
  • CLI(コマンドラインインタフェース)上で、WAシリーズをグローバルコンフィグモードにしてから、
    上記のサンプルコンフィグを貼りつけてください。
  • 上記コンフィグをWAシリーズに保存する場合、CLI上で「save」コマンドを入力してください。
  • 各種コマンドの詳細やその他の設定例は、 取扱説明書 及び コマンドリファレンス を参照してください。

注意

  • 無線LANと有線LANのセグメントを分けるため、無線LAN側ポートのIPアドレスと有線LAN側ポートのIPアドレスのセグメントを同じにしないで下さい。
  • CID、PDPタイプ、APNの設定が不要のデータ通信端末を利用する場合、
    サンプルコンフィグの interface Serial0 の下にある mobile id *** の行は削除してください。
  • CLIに貼り付ける際、エラーメッセージ(Invalid command)が表示されないことをご確認ください。エラーメッセージが表示される要因としては、入力文字数の制限超えや使用不可文字の使用などが考えられます。
  • サンプルコンフィグは典型的な設定例を示したものであり、万全な動作を保証するものではありません。サンプルコンフィグが原因で発生した損害についてはいかなる責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。

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