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仮想装置/CKDディスク - 特長・機能
機能差異と対応
Virtual Device/CKDDISKは、高性能なiStorage上に仮想的なCKD記録方式のディスク装置(仮想CKDディスク)を作成し、CKDディスクへの入出力を仮想CKDディスクへの入出力に変換します。
CKDディスクと仮想CKDディスクでは、実際のディスク装置(*1)の違いにより、提供機能に若干の差異が生じます。
CKDディスクと仮想CKDディスクの機能差異と対応は以下の通りです。
項目 | CKDディスク | 仮想CKDディスク | 対応 |
---|---|---|---|
装置識別名 | MSnn、M0nn~M9nn (注1) | VSnn (注1) | - |
装置属性 | 制限なし | グローバル、共用属性は不可 | FBAディスクに移行する |
常駐ボリューム | 利用可能 (注2) | 利用不可 | FBAディスクに移行する |
レコード形式 | 制限なし | トラックオーバフロー形式は不可 | CREATESEQサービスプログラムで非トラックオーバフロー形式に論理移行する |
二重化機能 | 二重化ファイル制御機能(DFCF)使用可能 | 二重化ファイルは不可 ただし、実体であるFBAディスクのボリューム単位の二重化機能(DVCF)は可能 |
仮想CKDを構築したFBAディスクをボリューム二重化する |
代替トラック機能 | 使用可能 | 使用不可 | FBAディスクのRAID(HW二重化)に加え、ホットスペア機能にて代替可能 |
装置の組込/切離 | VS コマンド | VCKD V コマンド | - |
- 注1nnはI(アイ)とO(オー)および00(ゼロゼロ)を除く英数字
- 注2ACOS-4/i-PX R3.1以降は不可
- *1CKDディスクは可変長記録方式(CKD : Count Key Data architecture)を使用したディスク装置ですが、仮想CKDディスクは、iStorageなどの固定長記録方式(FBA : Fixed Block Architecture)を使用したディスク装置上に作成されます。