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UXNET/TCPIP-EAI - 特長・機能
開発の背景
近年、インターネットの普及に伴って、専用線等を介して行われていた拠点間のデータ交換は、インターネットを介したTCP/IP通信に変わってきています。ACOS-2ユーザでも、ネットワーク構成の変更に従い、従来の通信管理インタフェース(SEND,RECEIVE等)を利用したオンラインプログラムを、TCP/IP通信プログラムに作り直す必要が生じています。
ACOS-2において、TCP/IP通信プログラムを作成するには、標準PPで提供するTCP/IP DAI標準サブルーチンのインタフェースを利用する必要があります。TCP/IP DAI標準サブルーチンは、TCP/IPプロトコルを意識した制御が必要なため、複雑な面があり、既存通信のオンラインプログラム開発と比較し難易度が高いと言えます。
また、通信手段のみ切り替えを行うような場合、ACOS-2システムでの処理内容を変更せずプログラムへの修正を最小限とすることが望まれます。

開発のねらい
TCP/IP通信機能を簡易に利用可能とすることを目的として、新たにTCP/IP簡易インタフェース機能(UXNET/TCPIP-EAI)を提供します。
ACOS-2のオンラインプログラムで使用する通信管理のインタフェースに似た簡易なインタフェース(SEND,RECV等)を使用し、TCP/IPプロトコルを意識することなくTCP/IPアクセス機能を組み込み可能です。このため、TCP/IP通信プログラム開発経験の浅い方でも、効率的にTCP/IP通信プログラムを作成することができます。
TCP/IP簡易インタフェース機能は、以下のようなユーザニーズに応えます。
- 既存APを流用し、従来のオンラインプログラムをTCP/IP通信プログラムに移行する工数を削減したい。
- TCP/IP DAI標準サブルーチンのインタフェースが複雑なため、単純なインタフェースでTCP/IP通信プログラムを作成したい。
