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TCP/IPのネットワーククラスとルータについて

TCP/IPのネットワーククラスとルータについて

TCP/IPネットワーククラスはクラスA、クラスB、クラスCのクラスで使用することが可能です。
なお、ルータを介した環境でご使用いただく場合には、「ルータについて」を参照してください。

各クラス、IPアドレス、ネットマスク、ネットワークアドレスの関係は、以下の通りです。

(x = 0 ~ 255)
クラス IPアドレス ネットマスク ネットワークアドレス
C 192.0.1.x ~
223.255.254.x
255.255.255.0 IPアドレスの
上位3ブロック
B 128.1.x.x ~
191.254.x.x
255.255.0.0 Pアドレスの
上位2ブロック
A 1.x.x.x ~
126.x.x.x
255.0.0.0 Pアドレスの
上位1ブロック
  • 上記IPアドレスの範囲は、実際に取り得るIPアドレス値のうち、 規定上使用できない以下の範囲を削除しています。
    規定上、使用できない範囲を以下に示します。
    クラスC 192.0.0.x  or  223.255.255.x
    クラスB 128.0.x.x  or  191.255.x.x
    クラスA 0.x.x.x  or  127.x.x.x
  • IPアドレスは、正式に取得したものを使用してください。

ルータについて

WAN環境での「B4680プリンタ接続ボード」の使用については、 以下の注意事項にしたがって対応を実施してください。 

  1. 使用するルータ装置について
    IP48、IP45をブリッジの設定で使用してください。
    上記以外のルータ装置については、 ブリッジ機能を有するルータ装置をブリッジの設定としフィールド責任で十分評価を実施し使用してください。

  2. データ遅延時間についてルータ装置(ブリッジ設定)を含むネットワーク内のデータ遅延時間は約40秒以内にしてください。
  3. ネットワークアドレスの設定についてExpressサーバと変換BOXおよびプリンタボードのネットワークアドレスは同一にしてください。
  4. 限定対応手続きについて
    Express5800/100シリーズの環境で使用する場合、 遠隔地側でのプリンタ装置の台数に関係なく限定対応手続きは不要です。
    プリンタボードは、起動装置としてボード上にフラッシュROMを実装しており、 一度、必要なファイル・プログラムをサーバからダウンロードし、フラッシュROM内に格納した以降は、 プリンタ装置の電源投入のみで、立ち上げることが可能です。
    変換BOXの様に電源投入毎にサーバから必要なファイル・プログラムをダウンロードする必要はありません。
    限定対応手続きは不要ですが、遠隔地側のプリンタ装置の台数のみに限らず、 遠隔地側に設置される端末台数(プリンタ装置以外の端末すべて)によっては、 印字性能の低下を招く可能性があります。導入前に以下の点に留意し、システム検討を行ってください。
    • ・回線速度の十分な検討
    • ・回線の空き容量のLANアナライザ等での十分な調査の実施