Japan

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目指す社会像 概要

NEC 2030VISION

環境 Environment

地球と共生して未来を守る

2030年までに世界の人口は85億人に増加し、地球の限界(プラネタリーバウンダリー)を超え
地球温暖化や自然災害、生物多様性や資源の消失に起因する社会課題が拡大しています。
持続可能な地球環境の実現は、世界全体のミッションです。
社会や生活者は、地球の未来をどのように守ればいいのでしょうか。

環境負荷を減らし、限りある資源を有効に活かして人と地球が共存する未来を

2030年は持続可能な社会への変革の過渡期であり、すべての生命の営みを支える地球環境は依然として危機的な状況が継続しています。異常気象や自然災害の常態化や生物多様性の喪失が、人々の生活に大きな影響を与え、社会課題となっています。さらに人口増加によって、食料のほか、資源や水不足も深刻化しています。

生活者は持続可能な地球との共生を目指して、モノの所有から利用、シェアリングエコノミーへの転換など、環境に配慮した行動変容を始めています。社会では産官学民のステークホルダーが一体となり、脱炭素社会を目指したエネルギーの見直しや、資源活用の効率化を図るサーキュラーエコノミー(循環型経済)への転換などに取り組むことが求められます。

サプライチェーンや地域においては、可視化された環境情報が個別企業や自治体組織の枠を超えて共有され、産業のグリーンなビジネスモデルへの変革や新たな環境技術の開発が産官学民の共創により加速している。人々や社会の行動変容が促され、誰もがエネルギーや限りある資源の効率的・循環的な利用を進め、その環境への貢献が評価されることにより、経済と環境の好循環が生まれ、地球の未来が守られている。そのような持続可能な社会の実現を目指します。

未来に向けて

NECは、環境への影響を可視化して、エネルギーや資源の効率的な活用を実現する社会の仕組みづくりを通じて、持続可能な地球環境の実現に貢献します

行動変容を促す環境・負荷の見える化

環境問題の取り組みでは、まず地球環境の現状を把握・分析することが重要です。原因や問題点が明らかになれば、効果的な対策が可能になります。NECでは、地球の気候変動やCO2分布を測定する衛星技術やIoTによるセンシング技術を活用。地球環境をはじめ企業の生産活動や生活者の消費行動を可視化、共有し、気づきによる行動変容を促すことで、社会全体での地球環境への負荷低減に貢献します。

インパクト:環境負荷を低減する行動選択の増加

サーキュラーエコノミーの仕組み構築

限りある資源の有効活用を図るためには、既存の製品や部品、リソースを最大限に活用し、循環的に資源を再生・再利用する仕組みが必要です。NECは、製品や部品のトレーサビリティや複数のAIを連携することで、資源循環の最適化を図る需給調整などを推進。企業や行政と連携して、サプライチェーン全体のサーキュラーエコノミーへの変革を実現する基盤づくりに貢献します。

インパクト:フードロス削減、資源循環率の向上、製品再利用率向上

エネルギーマネジメントによる脱炭素社会への貢献

脱炭素社会の実現には、再生可能エネルギーと既存の発電システムを組み合わせるなど、複数リソースの有効活用が必要です。NECは、分散する複数の電源を統合して需給バランスの最適化を図るバーチャルパワープラントを構築して、再生可能エネルギーへの転換に貢献します。また、太陽光発電システムの構築により、無電化地域の生活向上にも取り組んでいきます。

インパクト:再生可能エネルギーの普及拡大、無電化地域の減少


社会 City

個人と社会が調和し豊かな街を育む

持続可能な都市経営、安全・安心・効率的な都市運営、快適なモビリティサービス、
そして生活者に寄り添い、多様なニーズに応えるきめ細かな都市サービス。
都市は社会を支えるインフラとして、また生活者一人ひとりの日々を支えるサービス基盤として、
その役割がますます重要になっています。
生活者のさまざまな要望に対して、都市はどのように進化していけばよいのでしょうか。

生活者に寄り添い、個人と社会が調和した持続可能な都市を目指して

2030年には、過密化する街もあれば過疎化が進む街も出てくるなど都市を取りまく環境は大きく様変わりしています。都市の特性に応じて、脱炭素など環境負荷の低減を図りながら、災害への対応や魅力ある街づくりが進められます。より効率的な経営視点でのシティマネジメントもますます重要になっています。

そこで暮らす人々のライフスタイルは多様化し、人々はより自分に合ったサービスを選択・活用したいと望むようになっています。自分の価値観に沿った都市を拠点として選ぶ生活者も増えています。バリアフリーな快適性とフェーズフリーな安全性を満たす移動を実現するモビリティサービスや、一人ひとりに寄り添う公共サービスの提供が求められます。

都市運営の効率化が進んだ都市で暮らす人々は、自身が望むモビリティで快適に移動し、スポーツ、娯楽、コミュニティ活動など統合化された都市サービスの中から、自分に合ったものを自由に選んで暮らしています。サイバー世界上に集約されたデータの可視化やシミュレーションにもとづいた都市経営が行われることで、産官学民の共創による知恵と技術が活かされ、都市課題の漸進的な改善が進められています。そんな個人と社会が調和し、利便性と持続可能性を両立した進化し続ける賑わいのある都市の実現を目指します。

未来に向けて

NECは、データ活用の可能性を広げ、持続可能な都市経営やモビリティをはじめとした効率的な都市運営、個人に最適化された都市サービスの実現に貢献します

TrustedなCity as a Service

生活者が自分に最適なサービスを自由に選んで活用するためには、都市が提供するさまざまなサービスを安全かつシームレスに連携・統合する必要があります。NECは、個人認証やデータ流通をコントロールするデジタルトラスト基盤を産官学民と構築。これにより、街の全体最適化を図るとともに、基盤を通じたセキュアな情報活用により、個々の生活者にとって安全・安心で信頼できるサービスの提供や豊かな生活の実現に貢献していきます。

インパクト:データ活用の民主化、生活者の利便性・安全性向上

モビリティサービスの制御

都市全体のモビリティ制御が実現すれば、生活者にとってモビリティサービスの利便性が高まるほか、物流や輸送の効率化によって環境負荷の低減にも役立ちます。NECは、さまざまなモビリティの管制基盤を提供し、行政・自治体・交通事業者と連携しながら、陸・海・空の各領域の制御を統合的に行うことで、交通事故や渋滞を減らして、安全で快適な移動の実現に貢献します。

インパクト:交通事故の減少/渋滞の減少、環境負荷の低減

データ駆動型の都市運営

都市経営・運営では、サイバー世界上で実世界情報を可視化し分析やシミュレートを行うデジタルツインの活用に対する期待が高まります。NECでは、都市OSを通じて各種データを収集し、デジタルツインの活用を支えるデータ駆動型の都市運営基盤を提供。エビデンスにもとづいたスピーディな政策策定や実行、スマートな都市の経営や運営などに貢献します。

インパクト:都市運営の効率化、生活者のQoL向上


社会 Communication

時空間や世代を超えて共感を生む

空間や言語、世代の枠を超えて世界中の人々が自由に繋がる。
リアル空間とバーチャル空間がシームレスに融合する。
そして、そこから新たな価値創造や社会課題解決のアイデアが生まれる。
人や機械が多重に、深く繋がるネットワークとなり、相互に文脈や体験を伝えあう
2030年のコミュニケーションは、社会や生活者をどのように変革させるのでしょうか。

時空間や言語、世代を超えて世界の人が共感しあい、知恵を共有できる社会へ

2030年、AR/VRなどの進展によって、コンテンツはより高精細化、高度化します。また、コミュニケーションは人と人だけでなく、ネットワーク接続されたAI搭載のモノや人の活動を代行するアバター同士の通信なども当たり前となり、通信量は飛躍的に増えています。

バーチャル空間で過ごす時間が増えた生活者は、オンラインにおいても深い共感を醸成するコミュニケーションや新たな価値創造を求めるようになります。またグローバル化やダイバーシティが進展する一方で人々は社会の分断を感じる機会も増え、文化的な背景が異なる相手との相互理解の必要性を感じる場面も増えていきます。

言語や文化、宗教、価値観の違いなど、さまざまな壁を超えた世界規模のコラボレーションにより、社会課題が解決され新たな価値が創出されている。たとえ同じ空間や時間にいなくても、相手の五感や状況・背景などのコンテキストまでもが伝送され、他者の経験や想いを共有することで、文化的、時代的な背景も含めた相手の考えや深い感情を相互に理解して、共感が生まれる。こうしたコミュニケーションの進化と圧倒的な情報量のやり取りを、環境に優しく安全で信頼できる情報基盤が常に支えている。世界中の人々が言語や多様な分断を超えて共鳴し、新たな価値創造や社会課題解決に向けてさまざまな議論の場で活躍している。そのような社会を目指します。

未来に向けて

NECは、快適性と安全性を両立したコミュニケーションの実現により世界の人々の相互理解やコラボレーションによる共創を支えます

Beyond 5G基盤の実現

Beyond 5Gの世界では「超高速・大容量」「超低遅延」「超多数同時接続」に加えて、「超安全・信頼性」「超低消費電力」が不可欠です。NECはこれらの実現に向けて量子暗号技術による安全・安心への取り組みや、通信事業者との連携を視野に入れた光電融合技術による超低消費電力への取り組みを進めています。世界の誰もがインターネットを自由に、安心して使える社会を目指していきます。

インパクト:通信の民主化、CO2排出量の削減

AI/アバター/バーチャルを統合したコミュニケーション基盤の実現

人々に寄り添って生活をきめ細かく代行するアバターには、生活者の感情や意図を正確に把握する能力が求められます。NECは、世界最先端のAIやICTを数多く開発してきた実績をベースに、人とアバターとの深いコミュニケーションを先進のAIで支える統合的なコミュニケーション基盤を提供。生活者により高品質なサポートを実現し、暮らしや仕事の質向上に貢献します。

インパクト:自由な時間の創出、創造性の向上

次世代型のコミュニケーション手段の実現

言語やハンディキャップの制限なく、あらゆる人々が自由に意思疎通を図り、深く共感しあうためには、いままでにないコミュニケーション手段が必要になります。NECは、五感や感情を伝えるコミュニケーションツールや非言語コミュニケーションを可能にする手段などを開発。コミュニケーションの壁や格差を解消し、世界の人々の相互理解や共感の醸成に貢献します。

インパクト:インクルーシブな社会参画、言語の壁を超えたコラボレーションの提供


社会 Business

とまらない社会を築き産業と仕事のカタチを創る

人々が働く場は、リアルな空間だけでなく、バーチャル空間へと広がっています。
生活者は、自分に合った職場や仕事を通じて、充足感を満たします。
誰もが自身の能力を発揮できる柔軟かつ強靭で持続可能な社会を築くには、
産業や仕事のカタチはどうあるべきでしょうか。

一人ひとりが主役となり、多様で柔軟な働き方ができる社会を

2030年の世界では、テクノロジーの進展・普及により、AIやロボットとの協働がますます一般化しています。働く場所や時間の制約も今以上になくなっていると予測され、バーチャル空間上のオフィスで世界各国の人々がともに働く、といったことも当たり前になります。

新たな技術やスキルを自ら積極的に学び望む職に就くことや、仕事を通じた社会貢献により、自己実現を目指す生活者も増えています。官民などの枠を超えた共創により、これまでは解けなかった社会課題を解決しようとする企業や個人も増え続けます。COVID-19を経験し、災害やパンデミックにも強い、とまらない社会がより一層求められるようになるでしょう。

世界中の人と協力し新たなビジネスを立ち上げる。誰もが自分の望む役割でビジネスや社会に貢献できる。こうした多様な働き方を、持続的でレジリエントな基盤が支えている。社会全体がデジタル化され、働く人に過度な負担をかけず、災害にも強いフェーズフリーな社会や産業が実現している。そのような人と仕事の新たな繋がりを生み出し、誰もが自分に合った仕事を選んで能力を最大限に発揮できる公平な社会の実現を目指します。

未来に向けて

NECは、行政・金融・産業などを繋ぎ個々の能力が開花する、これからの産業と仕事のカタチを創ります

リモート/バーチャル空間での労働支援

仕事場の中心がリモートやバーチャル空間へ移行した社会では、生産性を高めるデジタル活用環境や、実世界と変わらない現場把握、安全なリモート作業の実現などが必要です。NECは、快適で安全、レジリエントなリモートツールやバーチャルオフィスの提供によって多様な働き方をサポート。誰もがどこからでも最大限に能力が発揮できる労働機会と労働環境の実現を支えます。

インパクト:労働生産性の向上、労働機会の格差解消

デジタル・ガバメント/デジタル・ファイナンス

働き手や生活者の目的達成のためには、煩雑な手続きを解消し迅速でタイムリーな行政サービスや、安全・安心な金融サービスが必要です。NECは、デジタルIDや生体認証、匿名化などの技術を活用して、安全・安心で利便性の高い行政手続きやデジタル決済の実現を推進。業務の効率化だけでなく、生活者の視点に立ったサービスやイノベーションが生み出され続ける社会の実現を目指します。

インパクト:住民起点に立った行政サービスの変革、データ民主化による社会安定

AIやロボットとの協働を実現した労働環境構築

リモートでの労働が増える中で、医療や福祉、製造、物流、小売りなど、社会を支えるエッセンシャル・ワーカーの新しい働き方のカタチも重要になります。NECは、AIやロボットを活用し、複雑・多様な作業の安全な制御や自動化・自律化を支援。店舗運営をはじめ倉庫内や建設現場での作業なども、リモートや自動化・自律化を組み合わせることで、持続可能で生産性の高い労働環境の実現を目指します。

インパクト:労働力不足の解消、有事のリスクの最小化


暮らし Life

人に寄り添い心躍る暮らしを支える

AIやデジタル技術が暮らしの中に広く浸透し、
バーチャルとリアルが継ぎ目なく融合した体験が当たり前となった2030年。
生活者は、リモート化やロボット化が進んだ世界で、さまざまな選択肢を得て暮らしています。
ライフスタイルや価値観が多様化する中で、生活者一人ひとりに寄り添い、
わくわく心躍る暮らしが実現する社会とは、どうあるべきでしょうか。

生活者一人ひとりの価値観を尊重し、心身ともに健康で、充実感あふれる暮らしを

2030年の世界では、リモート活用を前提とした暮らしやAIやロボットと共存する暮らしが普及・拡大しています。デジタル化が加速する中で、生活者は自分自身の個性やライフスタイルを大切にしながら、ショッピングや娯楽、学びなどバーチャル空間での自由な過ごし方を拡大させています。

生活者は「心身ともに健康でありたい」「知識をタイムリーに得たい」など、それぞれの多様な価値観にもとづいた自己実現の欲求や充実感を満たすことを望むようになります。そのため生活者は、世代・性別・嗜好など、個々に最適化された自己実現を支えるサービス体験を求めます。

生活者を中心として医療・教育・エンターテイメントなどさまざまなサービスやデータが連動し、あらゆるサービスや体験が個人に合わせてタイムリーに提供される。多様化する生活者の視点や気持ちを大切にして、よりよい体験がデザインされ続ける。心身ともに健康で、生活者一人ひとりがわくわくする、よりよい暮らしが続いていく。そのような社会を目指します。

未来に向けて

NECは、生活者が求める多様な価値観を尊重し心身ともに健康で充実した暮らしを支えていきます

教育におけるインクルージョンの実現

インターネットの活用拡大に伴い、生活者は多様化する社会や個々の価値観に合った知恵や知識の獲得を求めます。NECは教育クラウドの提供を通じ、誰もが個々の習熟度やライフステージに応じた学習機会を生涯を通じて得られるよう支援するほか、テクノロジーに関する教育コンテンツなども提供します。さまざまな地域の人たちへ自由で開かれた公平な学習機会の提供に取り組んでいきます。

インパクト:地域による教育格差解消、デジタルリテラシーの向上

個別化された医療への寄与

人々は住んでいる地域に拠らず自分に合った診療を希望するようになります。また、「治療」とともに「予防」を前提としたケアが重視されてきます。NECは、高信頼で安全・安心なリモート診療やAIを活用した創薬開発などに取り組み、医療・予防・ライフサイエンスの融合を図り、次世代のヘルスケアの構築に貢献します。

インパクト:個々の生活者に最適なケアの提供、病床使用率改善

デジタル時代において心身の良好な状態を維持するためのサポート

リアルとバーチャルな空間を日常的に行き来する生活者にとっては、身体だけでなく精神面における健康維持も重要です。NECは、AIやIoTを活用して感情やストレスの可視化を実現。暮らしの中で心身双方の状態を手軽にチェックすることで、生活者一人ひとりの健康管理に貢献します。

インパクト:健康寿命の延伸、Well-beingな状態維持、生活習慣の改善

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