導入事例
住鉱情報システム株式会社 様プロフィール
グループウェアとのデータ連携にも積極的に取り組み、事業部全体の情報共有をサポート
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- 住友金属鉱山様の電子材料関連事業は、国内はもちろん海外にも多くの製造・販売拠点を有するグローバルなネットワークによって展開されています。業務情報の共有については、どのようなシステムを構築されているのでしょうか?
- 小川
- 事業部全体の情報共有を目的に、'95年からロータス ノーツを導入しています。導入当初は営業関連の文書レベルの情報共有でしたが、CSVファイルを仲介して連携させ、今では販売実績データなどのACOS-2内のデータもノーツ上で参照できます。これにより、国内外を問わず全てのクライアントからACOSのデータ参照や海外工場の物流管理、納期調整をノーツ上でオンタイムに行えるようにしました。
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- 今後のシステム開発の方向性などについてお聞かせください。
- 小川
- 現在、全社規模で「購買・人事・財務会計統合パッケージ」の導入予定があり、そのシステムとACOS-2の原料管理・販売管理システムとのデータ連携に取り組んでいきたいと考えています。
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- 21年にわたってご活用いただいておりますACOS-2資産の今後の活用ビジョンや、パラレルACOSへの評価などをお聞かせいただけますか。
- 小川
- ACOS-2の信頼性は非常に高く、運用も安定していますね。通常のサーバは年に何度かは停止してしまうものですが、ACOS-2ではそういった心配がありません。とりわけ、i-PX7300を導入してからは障害と呼べるものが発生しておらず、安心感が全く違います。
- 飯野
- オープン系システムとの連携は、今後さらに密接になっていくでしょう。オープン化という世の中の流れの中でも、ACOS-2の資産で活用できるものは積極的に活用し、それぞれの長所を活かしながら、使いやすいシステムにしていきたいと考えています。
- 赤坂
- これからもACOS-2には期待しています。オープン系は、数年経つとOSや開発言語が変わり、サポートも受けられなくなります。これに対し、ACOS-2は80年代から同じ言語・アーキテクチャのまま継続され、一貫したサポートを続けてられてきた点を、高く評価しています。ACOSを軸にオープン系のメリットを引き出し、システム全体のレベルアップを目指していきたいですね。
青梅センターオフィスの業務風景
[取材日:2003年08月20日]
企業訪問を終えて―――「ACOS Club」から
リアルタイム連携が一般的でなかった時代から、営業担当者をはじめとするユーザの要求に応えるため、システム連携を自社で取り組んでこられた住鉱情報システム株式会社様。オープン連携においては競争優位に立つためにデータ更新のリアルタイム性を追求し、ノーツ連携では海外拠点とオンタイムで物流情報を共有し、最適な入庫管理を実現する。その先見性と業務への熱意がぐいぐい伝わってくる取材でした。ともすれば、システム構築の手段が「目的化」してしまいがちな今日のITソリューションの世界で、ユーザにとっての利便性とは何なのかを明確にし、一貫した考え方でシステム開発に取り組む住鉱情報システム様の姿勢は、参考になる点が多いのではないでしょうか。
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