導入事例
住鉱情報システム株式会社 様プロフィール
分散していた情報システム部門を統合し、非鉄金属総合メーカの躍進をシステム面で支える
- ---
- 最初に、住友金属鉱山グループの情報システム基盤を支えておられる御社の設立経緯と、外販を含む業務内容の全貌について、お聞かせください。
- 小川
青梅センター長
小川 哲史様当社は、部署や会社ごとに分散していた住友金属鉱山グループの情報システム部門を統合して運営するために、'97年に分社化して設立された企業です。業務内容は、住友金属鉱山グループの情報システムの開発・運営が中心ですが、グループ外へのビジネスとしてSI事業やコンサルティング、さらに官公庁や大学の健康診断や特定産業向け特殊健康診断(*)用パッケージソフトも提供しています。本社は浜松町にあり、この青梅センターと新居浜センターの3拠点体制で事業を展開しています。私どもが所属する青梅センターは、主に住友金属鉱山 電子事業本部のロット別生産管理、EDI対応受注処理システムなどの開発と運用管理を担当しています。
- ---
- 電子事業本部では、どのような製品を扱われているのですか?
- 小川
- 電子事業本部の取り扱い製品は、CPUや半導体製品などの原材料である電子材料が中心です。中でも、半導体チップと外部リードを結線するボンディングワイヤーや、発光ダイオードの材料である結晶材料は、世界でもトップクラスのシェアを誇っています。多彩なラインナップと製品品質の高さで、世界の情報通信・エレクトロニクス産業を支えています。
- ---
- 優れた製品品質をお客様に対して保証できる体制と、そのバックボーンは?
- 小川
- 非鉄金属の総合メーカで、しかも長い歴史をもつ住友金属鉱山だからこそ、厳選された素材を原材料として調達できます。そして拠点・部門ごとの日常的な品質保証の積み上げと、品質保証室という専門部署での集中統括管理によって、強固な体制を確立しています。世界のどの生産拠点からでも高品質な製品を提供できるのはこうした理由です。情報通信・エレクトロニクス業界のお客様からの広範なニーズに応えるため、製品形状のバリエーションも豊富に用意し、たとえば、合金ろう材であるアロイプリフォームは、ワイヤーやリボン、球などに加工して商品化しています。
- ---
- 電子事業本部のこうした事業特性は、生産管理や販売管理のシステムにも反映されているのでしょうか?
- 小川
- 各製品の形状が「糸」「リボン」「ペースト」・・・とさまざまなため、数量を管理するために使用している単位も、メートル、ピース、グラム・・・と、いろいろあるのです。そのため、情報システムも製品品種毎に生産管理システムを構築しています。
(*)塵肺や有機溶剤など、法定で定められた産業従事者に義務付けられている健康診断のこと
アロイプリフォーム
住鉱情報システム株式会社様の母体である住友金属鉱山株式会社 電子事業本部の製品群
半導体のさらなる高集積化や光通信関連分野の技術革新を支えている
単結晶製品
導入事例一覧に戻る
ページの先頭へ戻る