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NEC、玉川事業場に新拠点「NEC Innovation Park」をオープン
~「新結合を起こし、変革を生み、世界へ広げる」をコンセプトに、産学連携・オープンイノベーションを通じて未来の社会価値を創造~2026年4月7日
日本電気株式会社
NECは、玉川事業場(川崎市中原区)内に、最先端技術と新規事業の開発、そして産学連携の共創パートナーやイノベーターなど、多様な人々との交流を促進するイノベーション創出拠点として「NEC Innovation Park」(NECイノベーションパーク)を本日オープンしました。本拠点は「新結合を起こし、変革を生み、世界へ広げる」をコンセプトに、未来の社会価値創造に向けた共創の場として活用し、研究開発から事業化までのプロセスを加速させます。
なお、本拠点は玉川事業場において15年ぶりの自社ビルとなります。自動調光システムや高効率空調などの採用により、エネルギー消費量を抑えた建物に与えられるZEB Ready認証(注1)や、建物の環境性能を評価するCASBEE川崎(注2)で最高ランク「S」を取得し、環境負荷低減に配慮した拠点です。

近年、働き方は「働く場所や時間を自ら選択するプロアクティブなスタイル」へと大きく変化しました。これに伴い、オフィスの役割も単なる執務の場から、「多様な人材が交流し、新たな発想と価値を共創する場」へと変容しています。
このような背景のもと、NEC Innovation Parkは、NECグループのPurpose実現と新たな成長事業創造のための戦略的なフラッグシップ拠点としてオープンしました。AIをはじめとするテクノロジーの進化が加速する現代において、研究開発から生まれる最新技術をいかに迅速にお客さまのビジネスへ適用し、社会変革を加速させるかが極めて重要です。NEC Innovation Parkを、研究とビジネスをシームレスにつなぐハブとして、また、企業の枠を超えて人々が集い、アカデミアの知を融合し、パートナーとの連携を広げる「知の創造の場」として、イノベーションの創出と社会価値創造を一層加速させることを目指します。
NEC Innovation Parkの特長
NEC Innovation Parkは、高層階に顧客やパートナーとの共創フロア、中層階にオフィスフロア、低層階にNECの研究者や産学連携による実証実験に最適なラボ機能を設けたフロアを設け、3層の構成としています。
「新結合を起こし、変革を生み、世界へ広げる」のコンセプトのもと、多様な人材の交流とイノベーション創出に向けた特徴的な空間設計を採用しています。
1. フロアを縦断する吹き抜けと内階段により、社内外交流を促進
高層階から中層階にかけて吹き抜け構造と内階段を設置することで、人々の流れを生み、思いがけない交流を誘発するなど、イノベーションを創出しやすい空間づくりを目指して設計しました。
高層階である11、12階は社内外との共創を意識したInnovation Hubのフロアとし、様々な大きさの会議室に加えて、マルチディスプレイと165型の大型ディスプレイを備え、社内外100名規模のイベントを開催できるスペースを設けています。ここを技術交流会やセミナーなどに活用でき、また社外の方がサテライトオフィスとしても利用可能です。さらに、11階にはリフレッシュスペースとして屋上庭園を設け、開放的な雰囲気づくりも演出しています。
また、顧客のニーズや課題を入力するとNECグループの関係者とマッチングしてくれるAIコミュニティマネージャーを導入し、人・技術・プロジェクトのコラボレーションを促進します。

2.研究・事業開発を担うオフィスで社内交流を促進
中層階である5~10階は、DXの事業開発・推進、研究開発、新規事業開発を担う組織のオフィスエリアです。NECはこれまでも、AIの研究開発部門とBluStellar部門の組織を統合するなど、技術をスピーディにビジネスに生かす仕組みをつくってきました。今回、研究者とビジネスサイドのメンバーが物理的にも同じフロアに集結することで、活発な意見交換を促し、新たな視点やアイデアが生まれやすい環境を創出します。
また本拠点は建物全体を対象に、自社をゼロ番目の顧客とする「クライアントゼロ」を実践するリファレンスオフィスとしています。具体的には、AIを組み込みながらデータを分析し、リアルタイムで経営判断ができるように実装しています。この場所で様々なアイデアをクイックに実証しフィードバックを得るループを回し続けることで、アイデアを形にし、事業化するまでのスピードを加速していきます。

3.産学連携や実証実験など多角的なコラボレーションを加速
低層階である3、4階は、高耐荷重、高天井、空調電気設備の増強などを施し、実証実験に最適なフロアとしました。また、一部エリアはセキュリティレベルを高く設定し、クローズドな環境での産学連携を促進します。
さらに、エントランスホールとなる2階では、知の探索を促進するようなアートを展示するほか、新製品・サービスのプロトタイプの展示エリアを設け、イノベーション創出を推進します。

NECは本拠点で、企業やアカデミア、スタートアップなどあらゆるパートナーとの連携を深め、研究開発から事業化までのプロセスを加速します。今後もお客さまとの共創や「クライアントゼロ」の実践を通じて、新たなイノベーションを継続的に創出し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
なお、本拠点のオープンにあたり、以下のコメントを頂いています。
近年、多摩川沿いの川崎市内にイノベーション拠点を集約する企業様が増えており、市内には現在550を超える研究機関が立地しています。本市もこの強みを最大限に活かす取り組みにチャレンジしています。
この度完成した新棟が、多様な「知」が交わる強力なHubとなり、一匹の蝶の羽ばたきから嵐を巻き起こすように、NEC様の強みと多様な主体が融合し、社会を変革するイノベーションが次々と生み出されることを心より期待しております。
川崎市長 福田 紀彦
NEC Innovation Parkのご開設を心よりお祝い申し上げます。NECと東京大学は2026年3月17日に産学協創協定を締結しました(注3)。「AI と共生する未来の協奏ー信頼ある社会実装に向けてー」をビジョンに掲げ、安全・安心を基調としたAIネイティブ社会の構築と、それを牽引する人材の育成に取り組むことで、持続可能な未来社会の実現に貢献してまいります。NEC Innovation Parkは多様な人々が集う場として、研究開発のみならず、人材育成の場としても大きな役割を果たされるものと期待しております。この場所で、共に新たな次世代のリーダーを育成していければ大変うれしく思います。
東京大学総長 藤井 輝夫
この度は、NEC Innovation Parkの開設、誠におめでとうございます。グローバルに事業を展開するNECが、産学連携と社会実装の新たな拠点を構えられること、大変心強く、また楽しみにしております。慶應義塾では、2024年9月に米国カーネギーメロン大学と連携した「慶應AIセンター」を設立いたしました(注4)。NECをはじめ、パートナー企業9社による多大なご支援のもと、世界最高峰の知見を日本、そして社会へと繋ぐ活動を推進しております。これまでに8名の学生や企業研究員を米国へ派遣し、着実に研究成果を積み上げてまいりました。今後はこのNEC Innovation Parkも拠点として活用させていただき、先端AI人材の育成、そして社会実装の加速に向けた連携を一層深めていく所存です。
慶應義塾長 伊藤 公平
以上
- (注1)省エネ技術を活用して、設計段階での年間の一次エネルギー消費量を、技術を導入しない場合と比較して50%以上削減した非住宅建築物に与えられる認証。
- (注2)川崎市における、建築物の環境への配慮を総合的に評価する制度。全国的に用いられているCASBEE(建築環境総合性能評価システム)を基に、川崎市の地域特性を考慮した独自の評価基準を追加している。
- (注3)
- (注4)
NECは、安全・安心・公平・効率という
社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる
持続可能な社会の実現を目指します。
https://jpn.nec.com/profile/purpose/
慶應義塾大学がカーネギーメロン大学と産業界と連携、次世代のAI をリードする研究センターを設立 | プレスリリース | 慶應義塾