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NEC、信用組合向け為替BPOサービスを信組情報サービスに提供開始

2024年9月27日
日本電気株式会社

NECは、信組情報サービス株式会社(本社:千葉県白井市、代表取締役社長: 飯國 健一、以下SKC)に為替振込業務の自動化機能を備えた為替BPO(Business Process Outsourcing、注1)サービスの提供を開始しました。SKCは全国140信用組合が利用する信組共同センターを運営しており、為替BPOサービスについては、9月に先行稼働し、今後、信組共同センター利用信用組合を対象に提供していきます。

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為替BPOサービスの概要

地方を中心に人手不足の問題が深刻化する中、金融業界でも人材確保と育成が課題となっています。こうした中、正確性とスピードが求められるバックオフィス業務において、ICTを活用した業務改革の推進が急務となっています。とりわけ、振込を中心とした為替業務に伴う処理は、為替OCR(注2) 帳票のイメージデータを人手で補正・確認しており、いかに効率化を図ることが出来るかが求められています。
本サービスは、特性の異なる2つのOCRエンジンを用いて手書きの振込依頼書の文字を読み取り、さらに、振込先などの過去の取引データを自動で参照(注3)することで、判別しにくい文字の読み取りを補助します。
また、振込金額や振込指定日など、過去の取引データを参照できない情報については、2つのOCRエンジンが読み取った結果を独自の方法で相関チェック(注4)することで、誤読を防止した上で自動発信処理を実行します。機械が判定できない項目のみ人手で入力することにより、人を介す機会を減らして⼈為ミスの削減と為替振込事務作業の効率化を実現します。

導入効果のイメージ

本サービスは、株式会社しんきん情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長: 飯吉 真) と共同開発し、2024年8月末時点で95の信用金庫2,481店舗でご利用いただいており、年間件数約900万件、月間最大90万件、ピーク日には1日で最大約10万件の振込依頼を受け付けています。こうした信用金庫業界におけるNo.1の取り扱い実績(注5)をもとに、この度、SKCへの提供により、信用組合へサービスを拡大していきます。今後も、地方銀行はじめさまざまな金融機関へのサービス提供を目指します。

以上

  • (注1)
    Business Process Outsourcing:アウトソーシングの一種で、業務プロセスをまとまった単位で外部に委託すること。
  • (注2)
    Optical Character Reader:光学文字認識装置
  • (注3)
    過去の取引データの自動参照に関する特許はNECソリューションイノベータにより特許取得済み
  • (注4)
    2つのOCRエンジンが読み取った結果を独自の方法で相関チェックする特許はNECとしんきん情報サービスにより共同で特許取得済み
  • (注5)
    NEC調べ。

為替BPOサービスについて

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 第四金融ソリューション統括部
E-Mail:nec-digital-bpo@fsd.jp.nec.com

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