2023年2月1日
日本電気株式会社

NECはDX人材育成を支援する「NECアカデミー for DX」(注)において、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2022年12月公開の「デジタルスキル標準」に対応したDX推進人材育成プログラムを本日から提供開始します。なお、本プログラムでは政府が定義したDXを推進する5つの人材類型ごとに育成メニューを整備しています。

これまで「NECアカデミー for DX」では、デジタル実装/運用のための専門スキルを持つ「DX専門人材」を育成してきましたが、今回新たに企業や組織でデジタル変革を推進する「DX推進人材」の育成プログラムを強化しました。
本プログラムでは、遠隔ライブ研修やeトレーニングなどで知識を習得し、ワークショップや模擬演習(ケーススタディ)を通して自ら活用できるスキルとして定着させます。その後、専門家によるOJTや伴走型支援を受けながら実践経験を積むことで、実際に業務で活用できる実践的なスキルを身に付けます。そのため、DXに取り組む企業や組織における幅広いニーズに応じることが可能です。

近年、DXの社会実装・活用が急速に進む中、世界的にDX人材の不足が大きな課題となっています。日本においてもデジタル田園都市国家構想のもと、地域で活躍するデジタル推進人材を2022年度からの5年間で230万人確保すると政府が掲げており、DX人材育成は喫緊の課題とされています。また、DXを加速するには「DX専門人材」だけではなく、企業や組織におけるデジタル変革を推進する「DX推進人材」が求められており、従業員のリスキリングに取り組む企業も増えています。

こうした中、NECでは2019年から業界に先駆けてAIを社会実装する人材を育成するための「NEC アカデミー for AI」を開講し、2021年にはAIに加えてセキュリティやデザイン思考が学べる「NECアカデミー for DX」を開始するなど、DX人材の育成に取り組んできました。

また、社内においても、2020年度に5,000人だったDX人材を2025年度までに10,000人まで増加させる計画を掲げており、社内のDX人材育成も進めています。

プログラム概要

本プログラムでは、ビジネスアーキテクト・デザイナー・データサイエンティスト・ソフトウェアエンジニア・サイバーセキュリティの5つDX人材の育成プログラムを提供します。

・特長

1.「デジタルスキル標準(DSS)」に対応

本プログラムでは経済産業省およびIPAが定義した「DXリテラシー標準(DSS-L)」および「DX推進スキル標準(DSS-P)」で定義された5つの人材類型に対応しており、DXに取り組む企業の幅広いニーズに応じることが可能です。

2. NECが長年培ったDX人材育成の経験を活用

NECでは2013年からデジタル活用に関する人材育成を本格化し、2019年から「NEC アカデミー for AI」を開講し、社内外のDX人材の育成に取り組んできました。今回提供するプログラムでは、これらの実績・ノウハウを活かし、DX人材戦略の策定から実践的なDX人材育成、継続的なDX文化浸透までワンストップで支援します。

3.産学官のDX人材育成の取り組みに参画する専門性と実績

NECは政府のAI戦略に基づく「数理・データサイエンス・AIモデルカリキュラム」や「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の検討、デジタル田園都市国家構想に基づく「デジタルスキル標準」の検討に参画しており、政府からも専門性の高さとこれまでの実績を評価されています。

・詳細

プログラム構成：
データサイエンティスト育成プログラム

受講期間：3～6か月

価格：受講者8名の場合1,000万円(税抜)～

受講方法：
受講者が希望する期間、人数、到達レベルなどを確認後、適切な育成カリキュラムを提案します。詳細は以下URLをご参照ください。
https://jpn.nec.com/dx/nec-academy/index.html

NECは、DX人材戦略の策定から実践的なDX人材育成、継続的なDX文化浸透までワンストップで支援することで、お客様のDX推進に貢献します。また、DXに取り組む企業を対象として2025年度までに10,000人のDX人材の育成を目指します。

以上

「NECアカデミー for DX」について

URL：https://jpn.nec.com/dx/nec-academy/index.html

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

DXオファリング・プラットフォーム戦略本部
E-Mail：dx_offering@dbo.jp.nec.com