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NEC、パラオの光海底ケーブル「Palau Cable 2 (PC2)」の供給契約を締結

2021年1月14日
日本電気株式会社

NECは、パラオ共和国(以下、パラオ)の国営海底ケーブル事業者Belau Submarine Cable Corp(以下、BSCC)と光海底ケーブル敷設プロジェクト「Palau Cable 2(PC2)」のシステム供給契約を締結しました。PC2は、総延長距離約110kmの光海底ケーブルでパラオと、東南アジアと米国本土を結ぶ大容量光海底ケーブルを接続します。本ケーブルは2022年末に完成予定です。

本ケーブルは、毎秒100ギガビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式を採用し、NECが2017年に敷設したパラオ初の光海底ケーブルに続いて敷設されるケーブルとして、パラオのネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現、通信需要の増加に対応し、同国のさらなる経済発展に寄与します。

本件は、BSCCに対する、株式会社国際協力銀行(JBIC)および株式会社三井住友銀行(SMBC)による、バイヤーズ・クレジット(輸出金融)の貸付契約に基づき実施され、SMBCの融資部分には株式会社日本貿易保険(NEXI)による保険が付与されます。追加融資は、米国政府とオーストラリアインフラストラクチャー融資ファシリティ(AIFFP)によって提供されています。

NECは、過去50年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーです。地球7.5周分のべ30万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。また、陸上に設置する光伝送端局装置・光海底中継器・光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。なお、日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注)が、本ケーブルの製造を担当しています。

以上

  • (注)
    本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長:伊藤友一

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 海洋システム事業部
E-Mail:mktg@sub.jp.nec.com

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