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NEC、静岡県藤枝市が取り組む高齢者の見守りにコミュニケーション・ロボットを活用した見守りサービスを提供
~3ヶ月間の実証成果を評価し、本サービスへ移行~2020年10月2日
日本電気株式会社
NECは、静岡県藤枝市へコミュニケーション・ロボット「PaPeRo i(パペロアイ)」(注)を活用した高齢者の見守りと楽しい生活をサポートするサービス「みまもり パペロ」を提供します。藤枝市は2020年10月1日から希望する市民へサービスを提供し、2020年度末までに30台の設置を予定しています。
藤枝市は2020年7月1日から3か月間、14名の高齢者を対象に「みまもり パペロ」の実証実験を行いました。利用した高齢者からは、家族と自然に写真やメッセージのやり取りができるなどの具体的なメリットのほか、家の雰囲気が明るくなった、家族の安心につながった、などの声が寄せられ、「みまもり パペロ」に対する好意的な評価が得られました。藤枝市では高齢者の見守りや、高齢者の孤独感や不安の解消に有効と判断し、今回、本サービスの開始に到りました。

「みまもり パペロ」は、顔検知機能や音声認識AI技術、さらにクラウドサービスを融合しています。高齢者を見守るだけでなく、ロボットとの会話や、家族とのメッセージ・写真などのやりとりを通じて一人暮らしの高齢者の孤独感を癒し、楽しい生活をサポートします(詳細は別紙参照)。
今回藤枝市が提供するサービスには以下のような特長があります。
- 藤枝市が警備会社と契約し、「みまもり パペロ」を連絡窓口として利用することで、自治体と警備会社、家族の連携による見守りを実現します。このようにコミュニケーション・ロボットを介して3者連携サービスが実用化されるのは全国で初めてです。
- 高齢者へ災害情報を確実に伝達するため、藤枝市が発信する災害情報メールを「PaPeRo i」が読み上げ、ディスプレイにも表示します。
- 藤枝市がサービス費用の一部を負担することで、利用者の負担を軽減します(注2)。
NECでは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により「みまもり パペロ」を活用した非対面での見守りの需要が高いと考え、希望する自治体へは、導入検討用に「PaPeRo i」の無料貸出しを行い、さらなるサービス普及を図ります。
【別紙】見守りパペロ概要
以上
- (注1)PaPeRo i:NECプラットフォームズが2016年7月に出荷開始したロボット型オープンプラットフォーム。撮影用カメラ、顔認識用カメラ、温度・湿度・光度等のセンサーを持つ。音声認識機能やテキスト読み上げ機能を持つ他、クラウド型AIとの連携が可能。
- (注2)本サービスの主体は自治体です。NECは自治体へサービスに必要なロボットやクラウドサービスを一括して提供し、自治体は個々の利用者にサービスを提供します。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC デジタルネットワーク事業部
みまもり パペロ プロジェクト 松田
TEL:090-1728-4223
E-Mail:mimamori@pap.jp.nec.com

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