2020年4月23日
日本電気株式会社

日本電気株式会社(以下NEC)およびNECオーストラリア社は、オーストラリア ニューサウスウェールズ州政府(以下NSW州政府)と、最新のデジタル・セーファー・スマートシティーの共創と開発における創設パートナー覚書(MOU)を締結しました。今後、NSW州政府、NECおよびNECオーストラリア社は、NSW州政府のICT分野において積極的に協働していきます。

NSW州政府は、最初にシドニー中央駅の近くに世界屈指のイノベーションおよびテクノロジー地区を開発する予定です。これは、ウエストミードのヘルスケア・教育地区、シドニー西部エアトロポリス(Western Sydney Aerotropolis)、ウィリアムタウン・パークス・ワガワガといった特別活性化地区を含め、NSW州政府が進める新たな投資機会の先駆けとなるプロジェクトになります。

NECは既に、ICT分野において新たな雇用機会の創出を支援するウーロンゴン大学との戦略的パートナーシップを含め、デジタルトランスフォーメーションを進める複数のプロジェクトでNSW州政府と提携しています。本MoUに基づき、NECとNECオーストラリア社はセーファー・スマートシティーにおける経験を活用し、コミュニティーと企業の双方に持続可能なライフスタイルを生み出す革新的なソリューションを提供していきます。

NSW州政府とNECは、NSW州を世界で最も住みやすく、人にやさしく便利で開かれた、安全な都市のひとつにするため、NECが世界をリードする生体認証、5G、IoT、AIを活用した5つの主要分野「デジタルガバメント」「パブリックセーフティー」「航空」「ヘルスケア」「スマート交通」に注力していきます。

雇用・投資・観光・西シドニー開発省のスチュアート・エアーズ大臣は「NSW州のイノベーションとテクノロジーのフレームワークについて、共にデザインし開発していくための創設パートナーシップにNECを迎え入れることを嬉しく思います。」と語っています。さらに大臣は「私たちは、セーファー・スマートシティにおける我々のビジョンを共有することができる、強力なパートナーを見つけました。NSW州政府は、強靭でデジタルフレンドリーな生活環境を実現すべく取り組んでおり、NECとの戦略的パートナーシップは、グローバルおよびオーストラリア国内の企業と投資家にとって本地区を魅力的な場所にすると同時に、NSW州の人々に革新的な体験を提供することができると考えています。」とは語りました。

NECの執行役員常務 松木俊哉は「NECは、NSW州政府と本覚書を締結できることを非常に嬉しく思います。シドニーは変化の早い先進的なグローバル都市であり、創設パートナーとして招かれたことは大変光栄です」と述べています。

またNECオーストラリア社社長兼ANZ最高経営責任者の室岡光浩は「開発が進み、急速に発展しているシドニーのみならず、州全体にこのテクノロジーを広めるべくNSW州政府が力を入れている本取り組みは、NECが提供するデジタル技術によって、コミュニティーに新たな事業機会を生み出すことができると確信しています。」と述べています。

オーストラリア大使館のリチャード・コート大使は「NSW州政府とNEC、NECオーストラリア社との間の非常に重要なパートナーシップを歓迎します。本覚書の締結は、重要な開発分野であるセーファー・スマートシティにおける日本とオーストラリアの間の素晴らしい理解と関係を明確に示しています。」と述べています。

在オーストラリア日本国大使館の髙橋礼一郎大使は「日本が誇る世界的なICT企業であるNECと、豪州経済の推進力であるNSW州の政府とのさらに進んだ協力関係は非常に喜ばしいものです。イノベーションとテクノロジーは常に進化しており、本覚書はデジタル･セーファー・スマートシティの実現に携わるすべての関係者に道を開くでしょう。」と述べています。

以上

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