NEC、全社の経営改革を支えるグローバルネットワークを構築
~ビジネスの変化に柔軟に対応する集中管理を実現~
2018年12月6日
日本電気株式会社
NECは、今年1月に策定した「2020中期経営計画」に基づくグローバルなビジネス活動を推進するため、NECグループ内の全ネットワークの刷新を開始しました。
企業においては、事業環境変化への柔軟な対応や働き方改革、セキュリティの維持・強化などを実現していくため、コストを削減しながら各種業務を円滑かつ迅速に行える柔軟な企業ネットワークの構築・運用が求められています。
NECでは、「2020中期経営計画」において、柔軟な働き方やIT費用の効率化などによる経費削減、またグローバル事業の成長などを掲げています。
今回SDN技術(注1)を用いて刷新するネットワークは、グローバルのNECグループ全社員11万人が利用し、7千台のネットワーク機器を集中管理する大規模なものです。現在、国内の本社、事業場、関係会社の大規模拠点を中心とした72拠点に先行して展開を完了しています。また2019年度以降、世界48社76拠点へ展開する予定です。
これにより、柔軟なネットワーク構築・変更によるビジネススピードの加速や働き方改革、ネットワークと連携したセキュリティの強化、ネットワーク運用の効率化によるコスト削減などを、グローバルで実現します。
新しいグローバルネットワークの特長
- 柔軟なネットワークによりビジネススピードを加速
LANやWAN、データセンターなど、今までグループ会社やプロジェクトごとに構築していたネットワークを物理的に統合し、目的別の仮想ネットワークを設定します。ネットワーク統合運用基盤(オーケストレータ)からグローバルに集中管理することで、柔軟なネットワーク構築・変更を可能としました。これにより、国内外における組織変更やネットワーク接続ポリシーの異なる企業との協業プロジェクト、働き方改革に貢献するモバイルネットワークなどを迅速に構築でき、NECグループ全社のビジネススピードを加速していきます。 - ネットワークと連携したセキュリティ強化
サイバー攻撃への対応として、セキュリティインシデント検知後のネットワーク遮断などの作業を自動化し、迅速な初動対応による被害の極小化を実現します。
また、セキュリティポリシーの異なる一般業務、ソフトウェア開発、生産系などのネットワークを物理的に統合した上で、仮想ネットワークを設定できるので、セキュアに共存させることもできます。 - ネットワーク運用の効率化によるコスト削減
これまでNECグループ各社で行なっていたネットワークの運用管理を、既存の機器も含めて、本社のネットワーク管理部門にて集中管理し、グローバルネットワークの構築や変更のリードタイムを大幅に短縮(月単位→日単位)します。また、ネットワークの運用・管理に必要な工数もグループ全体で30%効率化する計画です。
今後、本ネットワークの構築・運用などにおけるさまざまな知見を活用し、SDN事業の拡大に貢献していく予定です。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)Software-Defined Networking ネットワークをソフトウェアで制御する概念。
新しいグローバルネットワークの特長について(補足)
NEC SDNソリューションについて
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NEC IMC本部
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NECは、社会ソリューション事業を推進する
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今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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