コンサートのチケット転売防止や円滑な入場に、顔認証技術を用いた本人確認システムを導入
～国内7か所で行われる宇多田ヒカルのコンサートツアーで活用～
2018年11月8日
日本電気株式会社
NECソリューションイノベータ株式会社
株式会社テイパーズ
日本電気株式会社(本社：東京都港区、代表取締役執行役員社長 兼CEO：新野 隆、以下NEC)およびNECソリューションイノベータ株式会社(本社：東京都江東区、代表取締役 執行役員社長：杉山 清、以下 NECソリューションイノベータ)は、アーティストのチケッティング業務などを行う株式会社テイパーズ(本社：東京都港区、代表取締役社長：森 髙幸、以下 テイパーズ)と協力し、顔認証技術を用いた本人確認システムを、本年11月6日から国内7か所の会場で行われる宇多田ヒカルのコンサートツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」で活用します。
本システムは、NECの生体認証「Bio-IDiom」(注1)の中核技術であり、世界No.1の認証精度(注2)を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」(注3)を用いて、NECソリューションイノベータが構築したものです。
これにより、顔写真付き身分証明書を用いた目視での本人確認方法と比べ、お客様の入場にかかる時間を最大50%短縮可能となります。
テイパーズは、本システムを自社のチケット発券システムと組み合わせて利用することで、コンサートのチケット転売防止や来場者の円滑な入場を実現し、お客様へのサービス向上を図ります。
背景
NECグループはテイパーズと共に、顔認証技術を用いた本人確認システムを2014年に日本で初めてコンサート会場に導入し、4年間で110万人にのぼる利用をとおして、チケット転売防止につながる効果を得ることができました。
これらの実績を踏まえ、今回、NECの顔認証AIエンジン「NeoFace」の最新版を用いて、照明条件や顔の角度やカメラとの距離など多様な環境下での本人確認の精度を高めた、より進化した本人確認システムを活用します。
導入効果
本システムにより、顔写真付き身分証明書を用いた目視での本人確認方法と比較し、お客様の入場にかかる時間を最大50%短縮可能となります。
テイパーズは、本システムを活用し、お客様へのさらなるサービスの向上を図ります。
また、NECとNECソリューションイノベータは、顔認証をはじめとする生体認証を用いたソリューションを、セーフティ領域・マーケティング領域・顧客サービス領域など幅広い領域に向けて提供していきます。
以上
- (注1)
「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称です。世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現していきます。 - (注2)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術
ベンチマークテストで4回連続の第1位評価を獲得
https://jpn.nec.com/press/201703/20170316_01.html - (注3)顔認証AIエンジン「NeoFace」
https://jpn.nec.com/solution/face-recognition/
本システムに関するお客様からのお問い合わせ先
NECソリューションイノベータ ソリューションビジネス事業部
TEL：050-3757-8363
E-Mail：eigyo@nes.jp.nec.com
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