NEC、インドネシアで開催されたアジア競技大会に顔認証・行動検知システムなどを提供
~安全・安心で効率的な大会運営に貢献~
2018年9月21日
日本電気株式会社
NECは、インドネシア共和国で開催された「第18回アジア競技大会」に、ICTセキュリティ分野の協賛企業として顔認証システムや行動検知システムをはじめとしたICTシステムを提供し、安全・安心で効率的な大会運営に貢献しました。
アジア競技大会は、原則4年に一度開催されるアジア地域を対象にした国際総合競技大会で、ジャカルタおよびパレンバンで本年8月18日~9月2日に開催されました。
NECが提供したシステムは、以下のとおりです。
- メインスタジアムの顔認証システム・行動検知システム
本大会のメインスタジアムであるジャカルタのグロラ・ブンカルノ・スタジアムに対し、世界No.1の認証精度(注)を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用した顔認証システムや行動検知システムを提供。監視カメラの映像から事前登録した不審者の検知や、立ち入り禁止場所への侵入・不審物の置き去りなどの検知を実現。また、本大会期間中のシステム運用支援も実施。
なお、本システムは、日本政府からインドネシア政府に対する無償資金協力を活用し、本大会のインフラ整備を担当したインドネシア公共事業・国民住宅省の支援を受けて構築。 - 大会組織委員会の大会運営用基盤ネットワークシステム
本大会の組織委員会INASGOCの関係事務所・全競技会場の計130か所を接続する大会運営の基盤となるネットワークシステムを提供。また、本大会期間中のシステム運用支援も実施。 - 競技会場向けICTシステム
競技会場となるジャカルタの陸上競技場サブトラック、バスケットボール専用体育館、野球場、ソフトボール場およびテニスコートに対して、監視カメラやネットワークシステム、電話交換機などを提供。
なおNECは本大会への貢献に続き、インドネシア国家テロ対策庁が本年9月19日~20日にジャカルタで開催したASEAN-日本ワークショップにおいて、顔認証を含む生体認証ソリューションを紹介しました。本ワークショップは、東南アジアのセキュリティ強化に向け生体認証の活用を促進するため、ASEAN加盟国のテロ対策機関の専門家が参加し行われました。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、今回の実績を踏まえ、空港のセキュリティ強化やスタジアムを核としたスマートシティ構想に対してデジタルトランスフォーメーションを通じた安全・安心・効率・公平な都市の実現を支える「NEC Safer Cities」の提案を推進することで、グローバルでのセーフティ事業の拡大を目指します。
以上
- (注)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで4回連続の第1位評価を獲得
http://jpn.nec.com/press/201703/20170316_01.html
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