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NEC、多数の蓄電池を活用した周波数制御技術の実証試験を開始

~未利用エネルギーの有効活用で再生可能エネルギーの導入拡大に貢献~

2017年8月31日
日本電気株式会社

NECは、当社の独自技術(階層協調制御方式・仮想統合制御技術、注1)を用い、住宅やビル等に分散して設置された多数の蓄電池を遠隔よりリアルタイムで制御する技術の研究開発を進めてきました。このたび、関西電力株式会社様の電力系統との連系を想定した実証試験を開始します。

本試験では、蓄電池の利用用途を広げる同時マルチユース(注2)を実証します。多数の蓄電池を遠隔より高速に充放電制御することにより、蓄電池本来の「利便性(エネルギーマネジメント、BCP対策等)」と、再生可能エネルギー導入時における電力系統の安定化に寄与する「周波数制御」を同時に実現する制御技術の実証となります。この結果、需要家が従来の蓄電池の利便性を損なわずに蓄電池の未利用電力を有効活用することで、蓄電池の利用価値を向上させることを実現していきます。

なお、本実証試験は関西電力株式会社様と取り組んでおり、昨年度の研究成果の一部を電気学会 電力・エネルギー部門大会において論文発表(関西電力様と共著)いたします(9月7日 東京・中野 明治大学)。
(タイトル:階層協調制御方式を用いた蓄電池群監視制御システムの制御特性)

実証試験の内容

  • 2016年度(実績)蓄電池同時マルチユース制御技術の開発
  • 2017年度(予定)遠隔からの蓄電池制御も含めた一連動作の実証試験

NECは、今後普及が見込まれる蓄電池などの分散型エネルギーを効率的に活用する社会の実現に貢献してまいります。

【別紙】[PDF] 多数の蓄電池を活用した周波数制御技術に関する研究について

以上

  • (注1)
    • 階層協調制御方式:蓄電池個々への出力分配の全体最適化とリアルタイム・同期制御を可能とする制御情報の配信方式
    • 仮想統合制御技術:蓄電池個々の状態や台数、上位システムの要求に基づき、各蓄電池の出力を最適分配する技術
  • (注2)1台の蓄電池で、利便性(太陽光発電との併用等エネルギーマネジメント、災害時などの万が一の停電時の非常用電源としての利用)と、周波数制御調整力の提供を同時に実現すること。

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