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技術支援情報

プリントサーバ印刷機能について

「プリントサーバ印刷機能」は、Express5800シリーズサーバ(上位連携ソフトウェア動作)からの印刷データをプリントサーバ(別サーバもしくは別クライアント)で受信し、プリントサーバ経由で印刷処理/障害取得処理を行うものです。
 ※プリントサーバ印刷機能は、Ver3.0からの機能です。


「プリントサーバ印刷機能」を利用することで、以下のようなメリットがあります。

図:プリントサーバ構成

サーバ負荷の軽減

PrintBridgeは、サーバ上で動作するソフトウェアであり、またWindows OSのスプーラやPrintAgentもしくはSimpleMonitorを利用して印刷制御を行っています。

また、旧バージョン(Ver2.0以前)のPrintBridgeは、下図のサーバ集中形態のように、連携する上位ソフトウェアと同一サーバ上で動作する必要がありました。

そのため、従来の印刷形態(B4680プリンタ接続装置/B4680プリンタ接続ボード経由)の印刷に比べてサーバ上で動作するソフトウェアが多くなります。

プリントサーバ印刷機能は、上位連携ソフトウェア(アプリケーション実行環境)が動作するサーバ(アプリケーションサーバ)とは別にクライアントPC等のプリントサーバを設置し、プリントサーバでPrintBridgeの印刷制御を行うため、サーバ集中形態に比べ、サーバ上で動作するソフトウェアを少なくすることができ、サーバ負荷を軽減します。

図:プリントサーバ(サーバの負荷の軽減)

WAN環境での運用

PrintBridgeで印刷を行う場合、PrintBridgeで編集後のデータ(GDI印刷データ)は編集前のデータ(プリンタ制御コード)と比較すると、そのデータ量が大きくなる傾向があります。
また、プリンタ制御コードをプリンタ装置に送出する従来の印刷形態(B4680プリンタ接続装置/B4680プリンタ接続ボード経由)と比較しても、ネットワークに流れるデータ量は大きくなります。
このため、特に、WAN環境の場合、WAN回線上に編集後のデータが流れることになり、WAN回線へ影響を与えることになります。

プリントサーバ印刷機能を使用し、プリンタ装置側LANにプリントサーバを設定することにより、WAN回線には編集前のデータが流れることになり、WAN回線の負荷を軽減することが可能です。

図:WAN環境