NECでは製品・サービス・システム構築等の事業でオープンソースを活用しています。オープンソースを適切に取り扱うため、NECグループのOSS推進組織のOSS推進センターでは、以前よりさまざまな取り組みを行っています。

OSS利活用ガバナンス

全社的なOSS利活用および管理として、OSS利活用ガバナンスを定義して運用しています。OSS利活用ガバナンスは、OSS基本方針、OSS利活用ガイドライン、OSS利活用プロセスで構成されています。

OSS基本方針は、NECグループ（海外を含む）の全社ポリシーで、「オープンソースソフトウェアの取り扱いに関する基本方針」を定義しています。

OSS利活用ガイドラインは、OSSの利活用にあたり行うべき検討作業の指針を示したガイドです。 OSSライセンス違反やセキュリティ事故など、OSSに起因するリスクや非効率を防止するため、OSSを使用/利用する際に検討すべき事項をまとめたものです。

OSS利活用プロセスは、製品・サービス・システム構築等でOSSを使用および利用、NECの資産をオープンソースとして公開およびOSSプロジェクトへコントリビュートする際に、検討すべき事項に準拠していることを確認する手順です。

OSS利活用プロセス

OSS利活用プロセスは、ソフトウェア関連プロジェクトの既存プロセスに、OSSに関わる対応を追加する形で構成されています。プロジェクト毎に企画～運用・保守段階までのOSSに関わるリスクを継続フォローできるプロセスです。