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【再掲】NECパートナーであるグローバルERPベンダーIFS社が3年ぶりのワールドカンフェレンスを開催
「IFS Unleashed」イベントレポート【2023.03.15】
カテゴリ:調達・生産管理保守・サービスSCM/MES/FSM
2022年10月10日~10月13日にアメリカ マイアミにある「マイアミ ビーチ コンベンション センター」にて、コロナの影響により3年ぶりとなるIFS 社のワールドカンファレンスが「IFS Unleashed(解き放たれたIFS)」と名称を変え開催されました。IFS社によると総来場者数は過去最大規模の2,000名近くに及び、今回NECはこのイベントのシルバースポンサーとして出展しました。
IFS社は、ビジネスソフトウェアのリーディング・プロバイダーとして、「ものづくり」、「サプライチェーン」、「設備の維持管理」、「アフターサービス業務」を支援するためのソリューションを、世界各地の企業に提供しており、「IFS Cloud」のユーザでもあるNECは、IFS社のパートナーとして、自身の製造業としての課題や取り組みをベースに、DX時代のお客様のグローバルなものづくりを支援しています。
本記事では今回のカンファレンスにてIFS社より発信された最新の情報と、NECブースでの出展内容、また、現地でのIFS社幹部との交流について振り返ります。
メインホールでのライブショー:IFSが描く未来
東京ドーム2.8個分の広さがあるマイアミ ビーチ コンベンション センター内に設けられたメインホールでは連日IFSから最新のイノベーション、製品別のブレークアウトセッション、パネルディスカッション、ネットワークの機会など、これまで以上に業界にフォーカスした内容で提供されました。
IFS CEO Darren Roos氏の著書でもある「MOMENT OF SERVICE」をキーメッセージに、IFS が何に注力し、どれくらいの成果を上げ、また、お客様のビジネスの価値の実現にどのようにつながっているか、多様な業種のお客様を壇上に招いて、事例紹介やパネルディスカッションなどが行われました。
IFS Cloudの最新バージョンについては航空機部品製造・整備をモデルにしたデモンストレーションを実施。工場内の設備だけでなく、電力を供給している風力発電設備も含めた管理を想定したデモンストレーションでは、部品の検査・交換・修理までの一連の流れをご紹介していました。
さらに、企業の成長を解き放つ3つの大事なこととして、パネルディスカッションでは「DX」「サービタイゼーション」「ESG」が挙げられましたが、“顧客にとっての価値”が大事であり、ものづくりの中核は「顧客」である、というメッセージが発信されました。
注力業界別のIFS Cloudストラテジー&ロードマップ
また、新しい体験型のグローバルコミュニティイベントである「IFS Unleashed」は、業界別のお客様のビジネスに関連した価値あるコンテンツを提供できるように設計され、特に今回は、IFS Cloud ストラテジーやロードマップを中心に各業界それぞれのトピックを設定し、事例、ディスカッション形式などさまざまな形式で、IFSとそのソフトウェア、カスタマーサクセスサービス、クラウド技術が各業界において、どのようにビジネスの価値を実現するために最適なのか、その理由が披露されました。
マイアミ ビーチ コンベンション センターの広い展示エリア内で行われたIFS社による一部の業界別セッションのテーマをご紹介します。
製造業界セッション
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製造およびサプライチェーンにIFS Cloudを選択する主な理由と新機能
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シミュレーションと可視化による未来のスマートファクトリー
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循環型経済ビジネスモデルの採用、持続可能な製造業への移行、脱炭素化の支援
航空宇宙・防衛業界セッション
【航空】
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航空保守ソフトウェアの進化
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OEMと航空会社の統合により予測エンジン保守を次のレベルに引き上げる
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航空サステイナビリティ・チャージをリードする
【防衛】
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A&D製造業がIndustry 4.0に挑む
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防衛のためのサイバーセキュリティ:知っておくべきこと
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Forewarned is forearmed:軍事用Total Asset Readinessへの5つのステップ®
サービス産業業界セッション
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サービタイゼーション:成果ベースのモデルへの転換
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サービスのグローバル化:国、文化、およびユースケースの拡大
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IFSクラウドサービス管理への道のり:ワールドケーススタディ
ユーザであり、パートナーでもあるNEC
今回NECはシルバースポンサーとして展示ブースエリアにて出展をしました。
NEC 展示ブース ~AS A Customer / AS A Partner~
航空防衛宇宙ゾーンと製造業ゾーン近くに構えたNECブースには、両業種の多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
ブースではNEC自身が製造業であること、ルータから人工衛星までNEC製品は多岐にわたり、多様な形態の異なるものづくりを行っていること、また多様な業務プロセスを支えるシステムとしてIFSを導入しているユーザであることをご紹介しました。また25年に及ぶIFS社のパートナーであり、多くのお客様への導入実績があることもご紹介しました。
NECならではのご提供価値
多くのパートナーが出展する中で最も注目を集めたのは、豊富な導入実績をベースにしたNECならではのテンプレートのご提供とプロジェクトを成功に導く導入手法についてのご紹介です。
NECはIFSの広く深い機能、NECの製造業への理解、NECとしての豊富な導入実績をベースにノウハウを体系化し、標準業務テンプレートとして整備・活用した導入ご支援を行っています。
また、上流フェーズでは、NEC独自の評価基準でIFSスキルと業務知識を認定されたNECの人材「IFS Solution Consultant」が参画しFitting型のプロジェクトをリーダとして推進します。
NECでは、このようなスキルを持った専門のコンサルタントがプロジェクトに入り、標準業務テンプレートを活用しながら、お客様のTo-Be業務を共に考え、ご提案・導入を進めています。
顧客価値を提供しつづけるためのIFS社との強固なパートナーシップ
会期中にはIFS社 最高顧客責任者(CCO)のMichael Ouissi氏とNECメンバーとの会合も行われました。既にIFSをご利用いただいているユーザ各社様へのご提供価値の向上、また日本でのマーケティング強化・ローカライズ強化などによる更なる顧客への提供価値最大化に向けた活動を強固なパートナーシップのもと共に進めていくことで合意しました。
関連リンク
IFS Cloud
「IFS Cloud」は、世界的なERPベンダー・IFS社(本社:スウェーデン)のコンポーネント型グローバルERPパッケージです。「IFS Cloud」のユーザでもあるNECは、IFS社のパートナーとして、自身の製造業としての課題や取り組みをベースに、DX時代のお客様のグローバルなものづくりを支援しています。
樫山工業株式会社様事例
生産管理に欠かせない基幹システムの老朽化という大きな課題を抱えていた「真空ポンプ」世界トップクラスのメーカーである樫山工業様。PLMパッケージ「Obbligato」とERPパッケージ「IFS Cloud(旧 IFS Applications)」を採用し、どのように製品ライフサイクル全体をカバーする全社統合基盤を実現したのか、全社基幹システム刷新の導入事例をご紹介します。
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