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注意事項

(1)導入にあたっての注意事項

バージョンアップについて

  1. マスタ(基本)ライセンスは、バージョン間の移行(引き継ぎ)はできません。
    バージョンを移行する場合は、新たにLLプリンタ(4000M)支援ソフトウェアを 1個ご購入いただく必要があります。
  2. 1ライセンスパック(追加ライセンス)については、バージョンを移行する際には、 ライセンス数を引き継ぎます。
    (ただし、バージョンを移行する場合、旧バージョン環境にてライセンスを削除して、 新バージョン環境にライセンスを移行する必要があります。)

必須製品について

次の製品は必須です。必ず本製品と同時に手配してください。

  • LL4000M ページプリンタ [N1153-029]

フロッピーディスク装置が必要なライセンスパックについて

本製品における旧バージョンの1ライセンスパック(UL1167-014/114/214)では、フロッピーディスクを使用してライセンスを追加します。
1ライセンスパックをお使いになるお客様は、フロッピーディスクドライブを用意してください。

※UL1167-314では、紙ライセンスのためフロッピーディスクを使用しません。

Windows環境からの印刷について

次のOSにおいて、Windowsアプリケーションからの印刷が可能となります。
サポートOS:Windows 8.1 / 8 / 7 / Vista 日本語版
       Windows Server 2003 / 2003 R2 日本語版
       Windows Server 2008 / 2008 R2 日本語版
       Windows Server 2012 / 2012 R2 日本語版

ただし、本製品とPrintAgentは併用できないため、本製品がインストールされている場合、PrintAgentは使用できません。

  • こちらに、最新のN1153-029 プリンタソフトウェアを掲載しています。
    必要に応じてダウンロードしてご使用ください。

互換性について

本製品と LL4000M の組み合わせで、SIFプリンタ LL1500M / LL3000M と高い互換性を保っていますが、以下の項目については、注意が必要です。
(お客様のシステムによっては、非互換となり得ることがあります。)

  1. イメージデータ、外字
    LLプリンタ支援ソフトウェアでサポートしているプリンタ(N1153-029)の解像度は600dpiです。
    従来240dpiで印刷していたイメージデータ(特に、細かい線を引くパターン)、外字をLLプリンタ支援ソフトウェアで 印刷する場合、240dpi→600dpi への変換を行いますが、 整数倍でないため、変換誤差により印刷結果が異なる場合があります。
    導入時は、事前に印刷結果について十分に確認して頂く必要があります。
    外字の移行方法については、「取り扱いの手引き」を参照して正しく移行されていることを確認してください。詳細な移行手順については、「日本語文字拡張セット」の説明書を参照してください。
  2. D6エラー時の動作について
    従来のSIF連続紙プリンタでは、D6エラー(印刷領域違反)時は、 プリンタがローカル状態となりましたが、LLプリンタ支援ソフトウェアでは、 D6エラー時は、プリンタはオンライン状態のままでオペレータパネルへのエラー表示となります。
  3. 字形(文字デザイン/帳票を含む)
    LLプリンタ支援ソフトウェアは、 従来のSIF連続紙プリンタで使用されるフォントと近似するフォントを使用していますが、同一のフォントではありません。帳票を生成する線についても同様です。
    導入時は、事前に印刷結果について十分に確認して頂く必要があります。

PrintAgentとの併用不可について

本製品と印刷統合管理ソフトウェア「PrintAgent」とは併用出来ません。
PrintAgentをアンインストール後、本製品をインストールしてください。
また、本製品をインストール後、PrintAgentをインストールしないでください。

ネットワーク機器構成について

本製品は、ルーター経由での印刷をサポートしていません。
同一セグメント内にサーバとプリンタを配置する様にシステム設計をお願いします。

バーコードの印刷について

本製品でJANコード、GS1-128(EAN-128)のバーコードを印刷する場合は、ソフトウェアのバーコード対応改造が必要です。
事前にJANコード、GS1-128(EAN-128)のバーコード印刷がされるか確認し、印刷される場合は製品開発改造要求書(RPQ)を発行してください。
ただし、バーコード印刷対応は、JANコードまたは、NW7(標準)のどちらか1種類の対応となります。

(2)運用上の注意事項

サイズの大きいジョブの印刷について

【現象】
サイズの大きいジョブを印刷すると印刷ができなくなりプリンタが停止する。


【原因1】
Windowsのスプールファイルサイズに関する制限の為、 スプールファイルサイズがWindows XP、Windows Server 2003 では2GB、Windows 2000(Service Pack 4)では 4GBを越えると、上記現象となってしまいます。

【対処方法1】
大量のデータを印刷する場合は、Windowsのスプールファイルサイズが上記OSの制限を越えないよう、 データを分割するようにしてください。

【原因2】
システムドライブの空き容量が足りない場合、サイズの大きいジョブを印刷すると システムリソースの不足からエラー終了する場合があります。
LLプリンタ支援ソフトウェアでは、印刷する為にWindowsのスプーラ上にスプールファイルが 作られますがこのデータが元データの10倍程度になることがあります。

【対処方法2】
サイズの大きなジョブを印刷する場合、Windowsのスプーラ分としてシステムドライブに十分な 空き容量(2~4GB)を確保するようにしてください。
また、システムドライブに十分な空き容量がない場合、スプールするドライブを空き容量の大きいドライブに変更して回避してください。

<変更方法>
①[プリンタとFAX]または[プリンタ]を開く。
②[ファイル]メニュー-[サーバーのプロパティ]をクリックする。
③[プリントサーバーのプロパティ]で[詳細設定]シートをクリックする。
④[スプールフォルダ]に容量の大きいドライブのフォルダを入力する。

連続紙プリンタの用紙掛け替え操作について (対象プリンタ:LL1500M2 ページプリンタ)

【現象】
用紙掛け替え後、直前に印刷されたデータの数ページが出力される。


【原因】
用紙掛け替え時、用紙搬送動作中にトラクタユニットを開けてしまった場合、 プリンタのリカバリ処理が実行され、 用紙掛け替え後プリンタを「SEL」状態にした時に 直前に印刷されたデータの数ページが出力されたものと考えられます。
用紙掛け替え時、用紙を排出する際にトラクタユニットは実際に用紙を排出した後も暫くの間まわり続けます。 このトラクタユニットが回転している状態でトラクタユニットをオープンしてしまいますと、プリンタとしては「ジャム」扱いとなってしまいリカバリ処理を実行し本現象となります。
(用紙の最後のページが転写定着されてから、10秒弱トラクタユニットは回転し続けています。)

【対処方法】
用紙交換時は、旧用紙がスタッカに全て排出完了し、 用紙搬送動作が停止する(トラクタユニットの回転が止まる)のを待ってから、 新しい用紙のセット操作をしてください。

プリンタに印刷できない場合

【現象】
LLプリンタ支援ソフトウェアからプリンタに印刷できない。


【原因1】
プリンタドライバのプロパティの[ポート]シートで、[双方向サポートを有効にする]のチェックが OFFになっていると本現象になります。

【対処方法1】
[双方向サポートを有効にする]のチェックをONに設定してください。

【原因2(対象プリンタ:LL4000M ページプリンタ)】
プリンタドライバのプロパティの[ポート]シート-[ポートの構成]で、 以下の設定になっていると Windowsのスプーラにデータが溜まったまま出力されず、本現象になります。
・[LPRバイトカウントを有効にする]のチェックがON
・[SNMPステータスを有効にする]のチェックがON

【対処方法2】
以下の設定にしてください。
・[LPRバイトカウントを有効にする]のチェックをOFF
・[SNMPステータスを有効にする]のチェックをOFF

  • [プリンタとFAX]または[プリンタ]を開きます。
    使用するプリンタのアイコンを右クリックし、[プロパティ]をクリックして開きます。

外字が印刷できない場合

【現象】
LLプリンタ支援ソフトウェアから外字が印刷できない。


【原因1】
SG設定ツールの設定が正しくない場合、本現象となります。


【対処方法1】
SG設定ツールにて以下の設定を行い、その後、サービスを再起動して印刷を行ってください。
<SG設定ツール>
[フォント情報]シートの[フォント情報の設定]で、[プリンタフォント+SIF代替形式外字ファイル(Express外字)](初期値)に設定してください。

【原因2】
外字が正しく移行されていない場合、本現象となります。

【対処方法2】
外字ファイルを「Express外字ファイル」に移行する必要があります。
外字ファイル名は、次の通りです。
・P32MFYS.FTG(G0外字)
・P32MFYS1.FTG(G1外字)
詳しくは、「取り扱いの手引き」をご覧ください。

共有プリンタをご使用になる際の注意事項

N1153-029(LL4000M)をご使用のお客様におきましては、 クライアントPCからWindows アプリケーションの印刷を行う場合、 LLプリンタ支援ソフトウェアをご使用になっているサーバのプリンタのプロパティの[共有]シートに設定された共有プリンタは、ご使用になれません。
【対処方法】
クライアントPCから、Windows アプリケーション印刷をLLプリンタへ行う場合は、 クライアントPCにインストールしたプリンタのプロパティの[ポート]シートの設定で、 サーバを経由せず直接プリンタに印刷するように設定してください。

詳しい設定方法は、プリンタ装置に添付されております「ユーザーズマニュアル」をご覧ください。

COBOLアプリケーション実行環境 Server との連携使用について

本製品とCOBOLアプリケーション実行環境 Server を連携して運用する場合には、必ず、LLプリンタ(4000M)支援ソフトウェアを先にインストールしてください。
LLプリンタ(4000M)支援ソフトウェアを後でインストールする と、COBOLアプリケーション実行環境のプリンタ機能のサービスが正常に動作しなくなるため、印刷を行うことができなくなります。

LLプリンタ(4000M)支援ソフトウェアを後でインストールした場合、あらためてCOBOLアプリケーション実行環境 Server の インストールを行ってください。

(3)その他の注意事項

アプリケーション実行環境 / COBOLアプリケーション実行環境 Server でのSG設定

アプリケーション実行環境 / COBOLアプリケーション実行環境 Server でのSG設定は、LL1250、LL1500 または、LL3000 を指定してください。