サイト内の現在位置

注意事項

(1)導入にあたっての注意事項

従来のLCP プリンタ支援ソフトウェアおよびプリンタ装置との併用について

LCP プリンタ支援ソフトウェアVer.5.0 以前とVer.6.0 とを同一サーバ内で共存(混在)させることはできません。
また、LCP プリンタ支援ソフトウェアVer.6.0 はMultiWriter 4700 プリンタ専用です。

【LCP プリンタ支援ソフトウェアとプリンタの組み合わせ例】
 ・LCP プリンタ支援ソフトウェアVer.5.0 + N1153-031(LCP50M)
 ・LCP プリンタ支援ソフトウェアVer.6.0 + MultiWriter 4700

MultiWriter 4700 を増設接続し、お使いになる場合は、LCP プリンタ支援ソフトウェア Ver.6.0 も含め、印刷に関連する製品をインストールし、環境構築を行うためのサーバを追加でご用意ください。

バージョンアップについて

  1. マスタ(基本)ライセンスは、バージョン間の移行(引き継ぎ)はできません。
    バージョンを移行する場合は、新たにLCPプリンタ支援ソフトウェアを 1個ご購入いただく必要があります。
  2. 1ライセンスパック(追加ライセンス)については、バージョンを移行する際には、 ライセンス数を引き継ぎます。
    (ただし、バージョンを移行する場合、旧バージョン環境にてライセンスを削除して、 新バージョン環境にライセンスを移行する必要があります。)

必須製品について

次の製品は必須です。必ず本製品と同時に手配してください。

  • MultiWriter 4700 [PR-L4700]

フロッピーディスク装置が必要なライセンスパックについて

本製品における旧バージョンの1ライセンスパック(UL0118-014/114/214/314)では、フロッピーディスクを使用してライセンスを追加します。
1ライセンスパックをお使いになるお客様は、フロッピーディスクドライブを用意してください。

※UL0118-414/514では、紙ライセンスのためフロッピーディスクを使用しません。

Windows環境からの印刷について

次のOSにおいて、Windowsアプリケーションからの印刷が可能となります。
サポートOS:Windows 8.1 / 8 / 7 / Vista 日本語版
       Windows Server 2003 / 2003R2 日本語版
       Windows Server 2008 / 2008R2 日本語版
       Windows Server 2012 / 2012R2 日本語版

  • こちらに、最新の MultiWriter 4700 NPDL プリンタソフトウェアを掲載しています。
    必要に応じてダウンロードしてご使用ください。

互換性について

本製品と MultiWriter 4700 の組み合わせで、SIFプリンタ LCP4000II / LCP30EII と高い互換性を保っていますが、以下の項目については、注意が必要です。
(お客様のシステムによっては、非互換となり得ることがあります。)

  1. オペレータパネル表示
  2. 字形(文字デザイン/帳票を含む)
    LCP プリンタ支援ソフトウェアは、 従来のSIFカット紙プリンタで使用されるフォントと近似するフォントを使用していますが 同一のフォントではありません。帳票を生成する線についても同様です。
    導入時は事前に印刷結果について十分に確認して頂く必要があります。
  3. イメージデータ、外字
    LCPプリンタ支援ソフトウェアでサポートしているプリンタ(MultiWriter 4700)の解像度は600dpiです。
    従来240/400dpiで印刷していたイメージデータ、外字をLCPプリンタ支援ソフトウェアで 印刷する場合、240dpi→600dpi あるいは、400dpi→600dpiへの変換を行いますが、 整数倍でないため、変換誤差により印刷結果が異なる場合があります。
    導入時は事前に印刷結果について十分に確認して頂く必要があります。
    外字の移行方法については、「取り扱いの手引き」を参照して正しく移行されていることを確認してください。詳細な移行手順については、「日本語文字拡張セット」の説明書を参照してください。
  4. 給紙口(トレイ)の構成(用紙セット方向を含む)
  5. 給紙口(トレイ)自動選択機能
    システム及び、帳票指定によっては、給紙口(トレイ)の自動選択機能が上手く機能しない場合があります。
ネットワーク機器構成について

本製品は、ルーター経由での印刷をサポートしていません。
同一セグメント内にサーバとプリンタを配置する様にシステム設計をお願いします。

(2)運用上の注意事項

サイズの大きいジョブの印刷について

【現象】
サイズの大きいジョブを印刷すると印刷ができなくなりプリンタが停止する。


【原因1】
Windowsのスプールファイルサイズに関する制限の為、スプールファイルサイズがWindows XP、Windows Server 2003 では2GB、Windows 2000(Service Pack 4)では 4GBを越えると、上記現象となってしまいます。

【対処方法1】
大量のデータを印刷する場合は、Windowsのスプールファイルサイズが上記OSの制限を越えないよう、データを分割するようにしてください。

【原因2】
システムドライブの空き容量が足りない場合、サイズの大きいジョブを印刷すると、システムリソースの不足からエラー終了する場合があります。
LCPプリンタ支援ソフトウェアでは、印刷する為にWindowsのスプーラ上にスプールファイルが作られますが、このデータが元データの10倍程度になることがあります。

【対処方法2】
サイズの大きなジョブを印刷する場合、Windowsのスプーラ分としてシステムドライブに十分な 空き容量(2~4GB)を確保するようにしてください。
また、システムドライブに十分な空き容量がない場合、スプールするドライブを空き容量の 大きいドライブに変更して回避してください。

<変更方法>
①[プリンタとFAX]または[プリンタ]を開く。
②[ファイル]メニュー-[サーバーのプロパティ]をクリックする。
③[プリントサーバーのプロパティ]で[詳細設定]シートをクリックする。
④[スプールフォルダ]に容量の大きいドライブのフォルダを入力する。

プリンタに印刷できない場合

【現象】
LCPプリンタ支援ソフトウェアからプリンタに印刷できない。


【原因1】
プリンタドライバのプロパティ *1 の[ポート]シートで、[双方向サポートを有効にする]のチェックが OFFになっていると本現象になります。

【対処方法1】
[双方向サポートを有効にする]のチェックをONに設定してください。

【原因2(対象プリンタ:LCP50M、MultiWriter 4700)】
プリンタドライバのプロパティ *1 の[ポート]シート-[ポートの構成]で、以下の設定になっていると、Windowsのスプーラにデータが溜まったまま出力されず、本現象になります。
・[LPRバイトカウントを有効にする]のチェックがON
・[SNMPステータスを有効にする]のチェックがON

【対処方法2】
以下の設定にしてください。
・[LPRバイトカウントを有効にする]のチェックをOFF
・[SNMPステータスを有効にする]のチェックをOFF

  • *1:
    [プリンタとFAX]または[プリンタ]を開きます。
    使用するプリンタのアイコンを右クリックし、[プロパティ]をクリックして開きます。

外字が印刷できない場合

【現象】
LCPプリンタ支援ソフトウェアから外字が印刷できない。


【原因1】
SG設定ツールの設定が正しくない場合、本現象となります。


【対処方法1】
SG設定ツールにて以下の設定を行い、その後、サービスを再起動して印刷を行ってください。
<SG設定ツール>
[フォント情報]シートの[フォント情報の設定]で、[プリンタフォント+SIF代替形式外字ファイル(Express外字)](初期値)に設定してください。

【原因2】
外字が正しく移行されていない場合、本現象となります。

【対処方法2】
外字ファイルを「Express外字ファイル」に移行する必要があります。
外字ファイル名は、次の通りです。
・P32MFYS.FTG(G0外字)
・P32MFYS1.FTG(G1外字)
詳しくは「取り扱いの手引き」をご覧ください。

共有プリンタをご使用になる際の注意事項

N1153-031(LCP50M) または、MultiWriter 4700 をご使用のお客様におきましては、 クライアントPCからWindows アプリケーションの印刷を行う場合、 LCPプリンタ支援ソフトウェアをご使用になっているサーバのプリンタのプロパティの[共有]シートに設定された共有プリンタは、ご使用になれません。
【対処方法】
クライアントPCから、Windows アプリケーション印刷をLCPプリンタへ行う場合は、クライアントPCにインストールしたプリンタのプロパティの[ポート]シートの設定で、 サーバを経由せず直接プリンタに印刷するように設定してください。

詳しい設定方法は、プリンタ装置に添付されております「ユーザーズマニュアル」をご覧ください。

COBOLアプリケーション実行環境 Server との連携使用について

本製品とCOBOLアプリケーション実行環境 Server を連携して運用する場合には、必ず、LCPプリンタ支援ソフトウェア を先にインストールしてください。
LCPプリンタ支援ソフトウェア を後でインストールすると、COBOLアプリケーション実行環境のプリンタ機能のサービスが正常に動作しなくなるため、印刷を行うことができなくなります。

LCPプリンタ支援ソフトウェアを後でインストールした場合、あらためてCOBOLアプリケーション実行環境 Server のインストールを行ってください。

(3)販売上の注意事項

機種コード

受注伝票処理の際、機種コードに注意してください。
本製品および、関連製品の機種コードは下表によります。

型番 製品名称 記事 機種コード
UL0118-504 LCPプリンタ支援ソフトウェア Ver6.0
UL0118-514 LCPプリンタ支援ソフトウェア Ver6.0
1ライセンスパック
PR-L4700 MultiWriter4700 682A