摘要

平成14年度

平成15年度

年金資産の長期期待収益率は、後に記載する資産配分の方針を考慮した上で、過去の収益率と、調査および産業予測に基づいた将来における収益率の予想をもとに決定される。当社は平成16年度において退職および年金費用(純額)の計算に用いる長期期待収益率を2.5%とすることを決定している。

 

  平成15年3月31日および平成16年3月31日現在の資産配分および平成15年度における目標資産配分は、次のとおりである。

   資産の種類

平成14年度

 

平成15年度

 

 

目標資産配分

 

    持分証券

38%

 

32%

 

 

30%

 

    負債証券

35%

 

40%

 

 

45%

 

    短期投資

27%

 

28%

 

 

25%

 

 

当社の目的は、加入員、受給者等に対する年金給付、死亡一時金およびその他の一時金の支払いを将来にわたり確実に行うため、許容されるリスクのもとで、要求される長期的な利益を確保することである。基金は日本電気鰍ィよび連結子会社が採用する制度で要求される予想再評価率を上回る水準の長期運用収益率を目標としている。

 

年金資産の運用目的を達成するため、基金は運用対象としてふさわしい資産を選択するとともに、その期待収益率、リスク等を考慮した上で、将来における最適な資産の組合せである資産配分の方針を策定し、再配分を行うこと等により、その資産配分を維持するように努めている。この資産配分の方針は、3年から5年の中長期的観点から策定し、策定時の諸条件が変化した場合には、必要に応じて見直しが行われている。

 

平成16年度における基金への拠出額は約44,000百万円となる見込みである。

 

  平成14年度および平成15年度の給付建年金制度全体に関わる退職および年金費用(純額)の内訳は次のとおりである。

 

   勤務費用

 

53,418百万円

 

 

46,060百万円

 

   利息費用

 

49,418

 

 

45,829

 

   年金資産期待運用収益

 

△32,090

 

 

△27,897

 

   未認識の過去勤務費用償却額

 

△6,112

 

 

△6,928

 

   未認識の保険数理上の損失償却額

 

28,705

 

 

43,960

 

   未認識の純債務償却額(平成元年4月1日より17年間で認識)

 

3,047

 

 

3,047

 

   清算による損失

 

 

 

138,063

 

 

 

96,386

 

 

242,134

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  全ての給付建年金制度と掛金建年金制度の費用の総額は次のとおりである。

 

   給付建年金制度全体の退職および年金費用(純額)

 

96,386百万円

 

 

242,134百万円

 

   給付建年金制度の従業員拠出

 

△11,535

 

 

△5,726

 

   掛金建年金制度に関する費用

 

1,064

 

 

1,297

 

 

 

85,915

 

 

237,705

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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