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こんにちは。NECで主に官公庁・自治体のお客様向けのご支援をしているクラウドアーキテクトチーム(Cloud Architect Team)、CATの堀田です。

2024年10月9(水)~10日(木)に開催された地方自治体情報化推進フェア2024(以降、J-LISフェア2024)に今年もNECは出展し、パブリックビジネスユニットに所属する社会公共ソリューション事業部門(主に地方公共団体様を対応)と官公ソリューション事業部門(主に中央省庁様を対応)がそれぞれ展示を行いました。
社会公共ソリューション事業部門が中心となったNEC単独でのブース、そして私が所属する官公ソリューション事業部門ではAmazon Web Services(以降、AWS)のブースにAWSパートナーとして展示を行いました。AWSブースの様子を中心に、当日の様子をレポートします。

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執筆者

堀田 佳宏

(ほった よしひろ)
NEC
パブリックビジネスユニット
ガバメントインテグレーション統括部
上席プロフェッショナル

J-LISフェアとは

J-LISフェアとは、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が主催する、国内最大級の行政機関向け情報システムの展示会です。行政DXの推進に役立つ最新の情報システムの展示や、行政サービスの高度化・地域の問題解決における積極的なICT活用について、有識者および実務者による講演が行われます。毎年、全国から多くの行政職員の方がご来場されます。

開催概要

開催日時:2024年10月9日(水)9:30 - 17:30 10日(木)9:30 - 17:00
会  場:幕張メッセ
参加費用:無料
主  催:地方公共団体情報システム機構(J-LIS)

会場の状況

1日目の9日はあいにくの雨。この雨がおさまるまで、あまり人は来ないのでは…と思っていましたが開場前の幕張メッセホール入口にはすでに多くの参加者が!雨足の強い中、来場されるのは本当に大変だったと思います。

ホールに降りると目の前にすぐNECのブースが見えます。(画像左)
そして、我々が出展するAWSブースは会場となるホールのほぼ中央に位置しています。
ブースの位置関係、写真左にNECブース、右奥にAWSブースが見えます。(画像右)

2日目の10日は曇り。9日の強い雨もあがり、より多くの方が来場された印象でした。

AWSブースでのNEC展示スペース

2024年のAWSブースは「自治体のためのAWS」を打ち出しています。
NECでは「クラウド移行トータルサポート」をメッセージに出展しました。私が所属する官公ソリューション事業部門では、中央省庁のお客様の情報システムのガバメントクラウドへの移行を多数手がけています。中央省庁のお客様でのガバメントクラウド移行の経験・ノウハウをNEC内で展開しており、それを活かした地方公共団体のお客様の情報システムのガバメントクラウド移行も支援しています。クラウド移行に向けた戦略検討だけでなく、具体的な技術検討、移行検討および運用フェーズといった、トータルでのサポートを提供しています。

NECは、地方公共団体のお客様庁舎内の物理環境やネットワークといったハードウェア機材の考慮から、クラウド接続回線、クラウド内環境構築、既存環境からクラウドへのデータ移行、そして運用まで幅広くノウハウを有しています。今回は、その中で見えてきたガバメントクラウド移行や移行後の運用で考慮すべき点(オンプレミスとの運用の違いなど)を展示スペースにてご説明しました。

AWSブースでのNEC展示スペース(画像左)
応援に駆け付けた、官公ソリューション事業部門長 小松 正人(右)とガバメントインテグレーション統括部長 浜田 哲(左)(画像右)

地方公共団体様向け展示

AWSブースでのミニセッションでは、「ガバメントクラウドへの移行、こうやってみた」と題して、ガバメントクラウド移行や移行後の運用で考慮すべき点をNECでの事例を交えてご紹介しました。ガバメントクラウドへの移行に着手しているお客様向けに、移行時の注意点やノウハウをたっぷり詰め込んだミニセッションは、多くの方にご参加いただきました。

(9日 講師:NEC 鈴木竜一)

(10日 講師:NEC 阿部 安倫)

資料ダウンロード

ミニセッションの講演資料は下記からダウンロードいただけます。ガバメントクラウドの移行や効率的な運用にヒントを得たい方はぜひご覧ください。

さいごに

昨年のJ-LISフェア2023では、参加者の方々からはガバメントクラウド移行への課題感を強く感じました。今年のJ-LISフェアでは、ガバメントクラウド移行は引き続き対応は必要なものの、一旦は実行フェーズに移った印象を受けました。今後は、クラウド利用の効率化やコストの最適化、運用効率化といったクラウドを使いこなす活動が必要になります。
NECでは、引き続きガバメントクラウドおよびクラウドに関するトータルサポートをご提供できます。クラウド検討の良きパートナーとして、ぜひNECにお気軽にご相談ください!

執筆者紹介

堀田 佳宏(ほった よしひろ)

NEC
パブリックビジネスユニット
ガバメントインテグレーション統括部
上席プロフェッショナル
2024 Japan AWS Ambassadors
2024 Japan AWS Top Engineers(Services)


学生時代に見た「serial experiments lain」に感銘を受け、ネットワークエンジニアを夢見て上京。民需、金融、官公庁・自治体のネットワークを中心としたプラットフォーム領域のシステムインテグレーションに従事。プラットフォームシステムインテグレーションの魅力にハマる。2017年より官公庁領域でのクラウド技術検討を開始。官公庁領域におけるクラウド移行の提案や技術支援、情報集約を行うチーム Cloud Architect Team(CAT)を立ち上げ活動中。クラウド移行の提案や技術支援、情報集約から得られた知見を活用したクラウド関連サービス企画も実施中。趣味はDIY、ビリヤード。学生時代にやっていたライフル射撃(エアライフル)を再開する機会をうかがう日々を送る。

講演資料ダウンロード