Dell EMCストレージ製品の紹介

Dell EMC PowerMaxは、一切の妥協なく、高速性、効率性、信頼性を考慮して設計された、ミッションクリティカル業務に対応したストレージ製品です。PowerMaxはSymmetrixシリーズの最新モデルであり、高いレベルのパフォーマンスを提供します。また、先端テクノロジをいち早く採用し、NVMeインタフェースの採用、機械学習機構の搭載、また近い将来登場する次世代メモリデバイス(SCM)にも対応します。


おもな特長

NVMe標準対応 機械学習機構搭載

新たなレベルのパフォーマンスを最大限に引き出す鍵となるのは、次世代フラッシュメディア(SCM)の活用も視野に入れたNVMeです。NVMeは、フラッシュメディアのために設計されたハイパフォーマンス・プロトコル(インタフェース)であり、従来のSASインタフェースの制限事項を克服するために規格されました。NVMeは、最新のマルチコアCPUとSSDを前提とした処理、さらに並列アクセス可能なように設計され、SASで発生していたボトルネックを解消します。これにより、フラッシュ ドライブの性能を最大限に引き出します。

 

PowerMaxに組み込まれた機械学習エンジンは、リアルタイムに4,000万のデータ セットを分析および予測し、データの最適配置やサービスレベルの最適化などを自動的に行います。これは管理オーバーヘッドなしでインテリジェントなデータ配置を継続的に実行され、最小限のコストで最大のパフォーマンス発揮するように動作し続けます。

インラインデータ削減 サービスレベル設定

インライン重複排除と圧縮の機能を搭載し、ストレージ占有領域を最小限に抑えます。これらのデータ削減技術は、専用ハードウェア機構に実装されており、ワークロードへの影響を与えないように設計されています。このデータ削減機能は、さらにインテリジェンスな特徴があり、例えば、一定期間アクセスがないデータをコールドデータと認識し、さらに一段高い圧縮を行うような機能が実装されています。

レイテンシに関する要件を、アプリケーションごとに設定できるオプションを提供します。このオプションでは、レイテンシ要件に厳しいアプリケーションが、その要件にあったパフォーマンスレベルで動作するように設定可能です。また、ある1つのアプリケーションが必要以上にパフォーマンスを独占しないように設定できます。サービスレベルの変更はオンラインで可能であり、わずか数分で有効に働き始めます。



無停止アップグレード
PowerMaxは業務の継続性を重視しており、アップグレードに関しても優れた機能を提供しています。一般的なストレージ装置のアップグレードには、アップレート先のコントローラの停止がともないます。これは、業務への影響を懸念した場合、管理者はさまざまな事前準備や検討が必要となります。
PowerMaxやVMAXであれば、コントローラの停止は行わずにアップグレードが可能です。わずか数秒間(最短で2秒)、サーバからのI/Oが一時中断するのみであり、アップブレードにおいても常時オンラインの状態を提供します。

VMAXが持つ特長の継承

PowerMaxは、SymmetrixシリーズであるVMAXの血を引き継いだ最新モデルです。そのため、以下に代表するVMAXの機能、特長はそのままPowerMaxにも適用されます。

・高可用性:
     99.9999%の可用性を実現し、予期しないダウン
     タイムを 回避
・レプリケーション:
     SRDFで強固な災害対策
・暗号化:
     アプリケーション影響なしでセキュリティを向上

その他にも「スナップショット」や「eNAS」など、ここまで触れられていない沢山の機能や特長を用意しています。

ここまで紹介している特長は、ほんの一部です。
その他特長などにつきましては、別途、お気軽にお問合せください。


スペック

モデル PowerMax2000 PowerMax8000
性能・最大IOPS (*1 170万 IOPS 1000万 IOPS
エンジン数 1 - 2 1 - 8
CPU エンジンあたり 48コア 72コア
システムあたり 96コア 576コア
キャッシュサイズ 512GB - 4TB 1024GB - 16TB
 最大容量 (*2) 1PBe  4PBe
 フロントエンドI/O 最大ポート数 64 256
最大モジュール数 8

オープン、オープンとメインフレームの混在:6

メインフレームのみ:8


*1: RRH-8KB(8KBブロック・ランダムリードヒット100%時)
*2: データ圧縮時の一般的な最大有効容量

その他スペックにつきましては、別途お気軽にお問合せください。


関連リンク