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COBOL85 for IPF
COBOL85 for IPF は HP-UX をターゲットとした改訂 JIS COBOL (X3002-1992) および、ANSI’85 COBOL (X3.2-1985) に準拠した COBOL 製品です。従来 COBOL 資産を活用しながら、オープンサーバ上の COBOL 業務システムの開発が行えます。
製品の特長
- IPF(HP-UX)に対応した 64 ビット アプリケーションを生成 (32 ビットコードは未サポート)
- 従来 COBOL 資産活用を促すコンパイラオプション(データ操作カスタマイズ)の提供
- バッチ業務に適した、業務日付機能、外部スイッチ機能をサポート
- 言語機能を補完する各種システムサブルーチンをサポート
- C 言語プログラムの呼び出しが可能であり、システム機能の拡張が可能
- COBOL85 Remote Workbench for IPF と連携し、Windows 上で開発が可能
- C-ISAM や可変長レコードファイル(RAF ファイル)が COBOL 命令で利用可能
- TPBASE と Oracle Pro*COBOL を用いた OLTP システムの構築が可能
- NX7000 COBOL85 と言語仕様上の互換性を確保
動作環境
動作 OS | HP-UX 11i v2 (11.23) HP-UX 11i v3 (11.31) |
---|---|
CPU | Itanium 2 |
対応機種 | NX7700i シリーズ |
必要メモリ量 | コンパイル時 5MB 以上、実行時 12MB 以上*1 |
ハードディスク容量 | 30MB |
必須プロダクト |
|
- *1プログラムの規模や記述方法に依存します。
製品構成
単位:円(税別)
型番 | 製品名 | 希望小売価格 |
---|---|---|
UQ0215-HA200 | COBOL85 for IPF R3.1 | 575,000 |
UQ0215-HA20A1 | COBOL85 for IPF R3.1(追加CPUライセンス)(1) | 115,000 |
UQ0215-HA20A2 | COBOL85 for IPF R3.1(追加CPUライセンス)(32) | 2,139,000 |
- 備考PP 保守サービス対象 (SWAS バンドル) 製品です。
関連製品
型番 | 製品名 | Rev | 備考 |
---|---|---|---|
UCB9007AA-xBEP0 | HP ANSI C++/C-L(1CPU)M | - | 必須*1 |
UQ0220-HA000 | COBOL/S for IPF | 1.1 | COBOL/S 機能を使用する場合 |
UQ0218-HA000 | COBOL85 for IPF ACOS互換セット/マクロ機能 | 1.1 | マクロ機能を使用する場合 |
UQ0218-HA001 | COBOL85 for IPF ACOS互換セット/用語機能 | 1.1 | 用語機能を使用する場合 |
UQ0300-xA000 | C-ISAM (V7) | 2.1 | 索引ファイルを使用する場合 |
UQ0110-xA000 | SORTKIT (IPF) | 8.3 8.4 |
整列/併合機能を使用する場合 |
UQ0110-xA100 | 10.1 | ||
UQ0110-xA200 | 11.1 | ||
UQ0440-xA030A1 | refam/E | 3.2 | RAF ファイルを使用する場合 |
UQ0422-xA040A1 | refam/disk for ACOS-4 | 4.1 | RAF ファイルを使用する場合*2 |
UQ0423-xA020A1 | refam VX | 4.6 | |
UQ0423-xA030A1 | 5.1 |
- *1実行環境 (アプリケーションを実行するための環境) では、HP ANSI C++/C は不要です。
- *2ACOS-4 と NX7700i で共有したディスク上の、ACOS-4 の標準順編成ファイルが利用可能。
- 備考Pro*COBOL 使用時は、Oracle Programmer (Oracle 9i/10g対応) が別途必要です。
留意事項
- デバッグ機能は未サポートです。
- 索引ファイルはラージファイル (2GB 超え) に未サポートです。
- EUC コード/JIPS (J) コードは未サポートです。
- 報告書作成機能は未サポートです。
- 画面機能は未サポートです。
移行
移行時に注意が必要な項目を以下に提示します。
-
NX7000 COBOL85 との非互換項目
- SORTKIT を使用するためのオプションが変更されました。(-Ck → -Js)
- -dn オプション (ライブラリの静的リンク) の対象が COBOL85 のランタイムライブラリのみとなりました。
- 拡張子.cbl のサポートにより、-Cx オプションが不要となりました。
- システムサブルーチン "B_SYSTEM" (シェルコマンドの実行) の第2引数に COMP-2 の指定が必要となりました。
- コード変換システムサブルーチンのインタフェースが変更されました。
-
EWS/UP COBOL85 との非互換項目
- 登録集原文のファイル名拡張子に".copy"は使用できません。識別領域の用途に応じて".cob"または".cbl"をご使用ください。
注意事項
-
英数字項目から日本語項目への転記で、英数字項目に濁点が含まれる場合、カタカナと濁点の結合についての動作が異なります。
Rev 動作 イメージ R1.1 非結合 ウ゛ R2.1 結合 ヴ R2.2、R3.1 非結合 ウ゛ R2.2、R3.1 で英数字項目から日本語項目への転記時にカタカナと濁点を結合するためには、環境変数 COB_GCMOVE に ON を指定します。
(cshの場合)
setenv COB_GCMOVE ON環境変数 COB_GCMOVE の指定がない場合や無効な値の場合は、カタカナと濁点の結合を行いません。
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