Japan
サイト内の現在位置を表示しています。
NeoFace MonitorとCLUSTERPROの連携ソリューションができました! ~冗長化構成のご紹介~
CLUSTERPRO オフィシャルブログ ~クラブロ~
はじめに
セキュリティへの関心の高まりにともない、顔をカメラに写すだけで簡単かつ安全に認証できる顔認証PCセキュリティソフトに注目が集まっています。
今回は、顔認証PCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」のご紹介と、CLUSTERPROと組み合わせることで冗長化を行い顔認証システムの障害対策を行うためのソリューションについてご紹介いたします。
この記事の内容
1. NeoFace Monitorのご紹介
NeoFace Monitorは顔認証によるOSログオンや離席時の自動画面ロックなどができるセキュリティソフトウェアです。NECの顔認証AIエンジンNeoFaceを採用し、PCのセキュリティを強化します。


- *1待機状態から認証可能状態に切り替えるためにはキーボードまたはマウスの操作が必要です。
- *2あらゆる不正ログオン防止を保証するものではありません。
- *3監視間隔は設定により変更可能です。

顔認証AIエンジン
※ 米国国立標準技術研究所 Face In Video Evaluation (2017年報告)
詳細は、

2. 連携ソリューションのご紹介
2.1 冗長化構成
今回、NeoFace Monitor V4とCLUSTERPRO X 4.1の組み合わせ検証を行い、NeoFace Monitorの認証管理サーバをCLUSTERPRO Xで冗長化できることを確認しました。
下記2つの構成で検証実績があります。
ドメインログオン・サーバ管理構成(ADインストール方式)
ドメインログオン・サーバ管理構成(ADインストールフリー方式)
2.2 冗長化構成のメリット
上述の認証管理サーバをCLUSTERPROで冗長化します。
これにより、1台目の認証管理サーバがダウンしても、2台目のサーバで認証管理を引き継ぎ、継続して利用者や生体情報の登録・変更などの管理操作を行うことが可能になります。
3. 冗長化構成の構築ポイント
今回行った検証からNeoFace Monitorを冗長化する際のポイントをご紹介します。
NeoFace Monitorの冗長化構成では、NeoFace認証管理サーバ(以下、認証管理サーバ)を冗長化します。認証管理サーバの冗長化対象は、データベース部分のみとなるため、冗長化手順は、データベースの冗長化手順と同様です。
認証管理サーバのデータベースにはSQL Serverを使用します。
SQL Serverの冗長化手順の詳細は、CLUSTERPROの SQL Server向けクラスタ構築ガイドを参照ください。
また、認証管理サーバ、NeoFace Monitor Active Directory サーバ(以下、AD サーバ)、NeoFace Monitor クライアント(以下、クライアント)のインストール、設定手順は各インストール媒体に同梱のマニュアルを参照ください。
以上を踏まえ、NeoFace Monitor の冗長化は以下の流れで行えます。
- 1.フェールオーバーグループの作成
- 2.SQL Serverのインストール
- 3.ADサーバのセットアップ
- 4.認証管理サーバのセットアップ
- 5.認証管理サーバ情報の設定
- 6.HAクラスターへの組み込み
- 7.クライアントのセットアップ
注意事項
- 事前にActiveDirectoryを構築し、認証管理サーバをActiveDirectoryに参加します。
- 「フェールオーバーグループの作成」では、フローティングIPリソース、ミラーディスクリソースを設定します。
- 「ADサーバのセットアップ」、「認証管理サーバ情報の設定」は、ドメインログオン・サーバ管理構成(ADインストール・フリー方式)を構築する場合は実施不要です。
- 「HAクラスターへの組み込み」は、サービスリソース(SQL Serverの起動/停止用)、スクリプトリソース(データベースのアタッチ/デタッチ用)を設定します。
まとめ
NeoFace Monitorの認証管理サーバを冗長化することで顔認証システムの障害対策を行うソリューションをご紹介しました。
顔認証システムの障害対策をお考えのお客様は、ぜひご検討ください。
お問い合わせ
