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Veritas System Recovery 23.1 サポート情報(ご購入者向け)

Veritas System Recovery 23.1 をご購入頂き、ありがとうございます。
本製品をご利用になる際には、ご熟読いただきますようお願い申し上げます。

運用に先立って

  • 暗号化ソフトウェアと併用する場合は、リストアして復号化できることを事前に検証してください。
  • クイックスタートガイドを参照してリカバリディスクを作成し、リカバリディスクがご利用の環境で使用できるか、事前に検証してください。

運用における注意事項

Veritas System Recovery 23.1では、バックアップを実行するとメモリ使用量が少量増加(当社検証では1ジョブあたり1MB増加(*))するケースがあります。そのため、バックアップ回数は1日1回以下での実行を強く推奨します。
また、下記技術情報に記載されている間隔で、Veritas System Recovery 23.1のサービス再起動をご検討ください。

ただし、VSR23.1のサービス再起動はサーバの再起動時にも行われます。上記技術情報より短い間隔でサーバの再起動を実施している場合、VSR23.1のサービス再起動を別途実施する必要はありません。

  • *
    当社検証環境での確認値であり、お客様環境でも同様の増加量になることを意味するものではありません。

ライセンスについて

Veritas System Recovery 23.1 のライセンス登録方法は、slfファイルでの登録になります。
(Veritas System Recovery 22以前のライセンスキー登録からは変更になりました。)
slfファイルは、インストーラーと同時にダウンロード可能です。製品のインストール時にご用意ください。
また、slfファイルを共有フォルダに置いた状態ですと登録に失敗します。登録するマシンのローカルの、共有ではないフォルダに保存した状態で登録してください。

インストールファイルでDVD媒体を作成した場合

インストールファイルを展開して、そのままDVDに書き込むことにより、インストール用DVDを作成できます。その際、インストール用DVDを挿入してもインストールメニュー画面が自動起動しない場合があります。
もしこの現象が発生した場合には、WindowsOSが32bit版/64bit版のどちらかを確認し、
32bit版であればDVD上の \SSR\SSR32\SETUP.EXE を直接実行し、
64bit版であればDVD上の \SSR\SSRX64\SETUP.EXE を直接実行してください。

リカバリディスクの作成について

  • Veritas System Recovery 23.1 では、コールドバックアップやシステムの復旧の際にリカバリディスクという起動ディスクを使用します。
    このリカバリディスクは別途作成する必要があります。これはMicrosoft社が WindowsPE の再配布を許可していないためです。
    クイックスタートガイドをご確認いただき、リカバリディスクを作成してください。
  • リカバリディスクの作成は、製品インストール媒体に含まれるリカバリディスク作成機能を使用します。作成方法としては、[標準]/[詳細] オプションの 2種類があります。
    [標準]オプション
    リカバリディスク作成作業を行う OS をベースとする WindowsPE を格納したリカバリディスクを作成します。
    ※注意:Windows 回復環境(WindowsRE) が利用できない環境では [標準] オプションを使用できません。
    [詳細]オプション
    Windows ADK を使用して、ADKのバージョンに応じた、Windows PE を格納したリカバリディスクを作成します。
  • リカバリディスク作成機能は、以下の OS でサポートされます。
    • Windows 11
    • Windows 10 (※1709 では[詳細]オプションでのみサポート)
    • Windows 8.1
    • Windows Server 2022
    • Windows Server 2019
    • Windows Server 2016
    • Windows Server 2012 R2
    • Windows Server 2012
  • リカバリディスクは、作成に使用した WindowsPE のバージョンより新しいバージョンの、WinodowPE のベースとなる OS のリストアをサポートしません。例えば、Windows Server 2019 上で [標準] オプションを使用して作成したリカバリディスクでは、Windows Server 2022 のリストアをサポートしません。そのため、Veritas System Recovery 23.1 を複数のマシンで使用する場合は、なるべく新しいバージョンの OS でリカバリディスクを作成することを推奨します。
    また、[標準] オプションを使用して作成したリカバリディスクを元にカスタムリカバリディスクを作成する場合も、作成に使用した WindowsPE のバージョンより新しいバージョンの WinodowPE のベースなる OS 上でのカスタマイズをサポートしません。

リカバリディスク起動時に使用するドライバについて

  • リカバリディスクは多くの装置に対応していますが、ストレージデバイスやネットワークデバイスによってはドライバが別途必要になる場合があります。クイックスタートガイドをご確認いただき、リカバリディスクの事前検証を必ず実施してください。 検証の結果、ドライバが必要な場合にはお客様にて装置付属のメディアや各デバイスベンダーのサイトから、リカバリディスク作成に使用した WindowsPE の ベースとなる OS に対応するドライバをご用意していただき、カスタムリカバリディスクを作成していただく必要があります。
  • デフォルトでは [標準]/[詳細] オプションに関係なく、作成元のOSで使用しているドライバは自動的にリカバリディスク作成時に組み込まれます。
  • Express5800/100 シリーズ、iStorage NS シリーズ、及びそれらに増設可能なNEC製オプションボード(RAIDコントローラ等)の対応ドライバは、NEC H/W窓口より提供可能ですが、NEC製以外のハードウェアのドライバはNECよりご提供できません。ご購入前にドライバを入手可能かご確認ください。
    また、クライアント OS とサーバ OS のどちらのドライバでも対応できる可能性があります。ドライバの入手が難しい場合はそちらもご検討ください。

お問い合わせ

購入後のお問い合わせは、PP・サポートサービスをご利用ください。PP・サポートサービスの詳細につきましては、PP・サポートサービスをご覧ください。

FAQ

PP・サポートサービスのご契約者専用Webサイトにて随時公開しています。定期的にご確認ください。

障害・パッチ情報

障害・パッチ情報は、PP・サポートサービスのご契約者専用Webサイトにて公開しています。

クイックスタートガイド

インストール/リカバリディスク作成方法/設定方法/注意事項等を記載した "クイックスタートガイド" を公開しています。インストール前にお読みください。