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最先端のAI技術を用いた次世代感染症ワクチン開発 [03:00]

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AIと次世代感染症ワクチン

NEC グループでは AI とICT 技術を活用した創薬事業に着手し、
今日および将来の感染症の脅威に対するワクチン開発に取り組んでいます。

今回の新型コロナウイルスパンデミックで、私たちは改めて感染症の恐ろしさと、
それが社会生活に与える甚大な影響を知ることとなりました。

パンデミックがいつ起こるか、それは誰も予測することはできません。
しかし、この100 年間を振り返ってみると、感染症の脅威が高まっていることが分かります。
感染症を回避する為には、新しいワクチン開発技術が必要とされています。

その中でNECとNEC OncoImmunityはCEPIと連携し、ベータコロナウイルス全般に
有効なワクチンの開発に着手しました。

ベータコロナウイルス属には新型コロナウイルスをはじめ、
SARSやMERSといった関連するウイルス100種以上が存在し、
これら全てに有効なワクチンの開発には卓越した技術が求められます。

ベータコロナウイルス属には新型コロナウイルスをはじめ、SARSやMERSといった関連するウイルス100種以上のウイルスが存在します。これら既知のものと今後発生する可能性のあるβコロナウイルス全てを防ぐことを目的とするワクチンの開発には卓越した技術が求められます。

今日の新型コロナワクチンは、スパイクタンパク質を標的に免疫が活性化します。

しかし、このワクチンはウイルスに変異が起きたり、時間が経過すると予防効果が減衰する為、
定期的なワクチン接種が必要となります。

また新型コロナウイルスに対し開発されたワクチンであるため、
その他のベータコロナウイルスに対してどの程度有効であるかは、わかりません。

NECのアプローチでは、スパイクタンパク質だけでなく、
すべてのウイルスタンパク質の中から、ワクチンのキーとなる要素をAIが特定します。

そして様々なベータコロナウイルスに共通するワクチン要素を選び出すことで、
幅広い予防効果をもつワクチンを作ります。

このワクチンはT 細胞とB 細胞の両方に作用することで、
強固な免疫反応を引き起こします。

B細胞は様々なベータコロナウイルスをブロックする抗体を作ります。
そして 細胞障害性T 細胞は、ウイルスに感染した細胞を排除し、
重症化を防ぐために働きます。

また、T 細胞は長期的な免疫応答に不可欠な存在です。

このT細胞の活性化に関し、
NECではがんワクチンの臨床開発で培った経験を活かして取り組んでいます。

がんワクチンでは、がん細胞のゲノム情報からがん特有のマーカーを解析し、
これをT細胞に覚えさせがん細胞を攻撃させます。

同様に、感染症ワクチンではウイルスのゲノム情報からウイルス感染細胞に特有のマーカーを予測し、
これを標的にT細胞にウイルス感染細胞を攻撃させます。

このような次世代型ワクチンを開発し、新たなパンデミックが起きても、影響を抑えることができると考えられます。

AI創薬統括部を旗手に
世界各国の拠点の英知を集結し、創薬事業を展開します。

圧倒的な技術力とネットワークがあるからこそ
グローバルヘルスの未来を、私たちNECが切り拓いていきます。

感染症がなくなる未来を目指して

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

NECグループでは最先端のAIとICT技術を活用した創薬事業に着手し、
今日および将来の感染症の脅威に対するワクチン開発に取り組んでいます。
世界各国の拠点の英知を集結し感染症がなくなる未来の実現を目指します


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(2023年6月1日)