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NEC、インターポール主催のサイバー犯罪捜査演習に貢献

2017年3月24日
日本電気株式会社

NECは、2017年3月14日(火)から17日(金)にシンガポールで開催された国際刑事警察機構(インターポール)主催のサイバー犯罪捜査演習「The INTERPOL Digital Security Challenge」において、演習シナリオの作成や解析対象となるデータの開発などで貢献しました。

本演習は、インターポール加盟国警察を対象にサイバー犯罪捜査能力の底上げを目的に実施したもので、4日間の演習には約20ヶ国のサイバー犯罪捜査担当官や科学捜査の専門家が参加しました。演習では、架空のサイバー犯罪シナリオにもとづいて、参加者がサイバー空間に存在する証拠の解析作業から犯人特定までの一連のプロセスを体験する「サイバー犯罪捜査演習」や、民間企業各社がサイバー犯罪捜査で活用可能な技術を紹介する「トレーニングセッション」を実施しました。

NECは、子会社のサイバーディフェンス研究所と共に「サイバー犯罪捜査演習」で用いる演習シナリオの作成協力、マルウェア感染端末や容疑者の携帯電話といった解析対象となるデータの開発、演習用解析環境の提供、演習当日の運営支援などを行いました。また「トレーニングセッション」において、NECは最先端の顔認証技術に関する講演・実践演習を実施しました。

NECの顔認証技術は世界的権威のある米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した動画顔認証技術のベンチマークテストにおいて、照合精度99.2%と他社を大きく引き離す第1位の性能評価を獲得しています。NISTのベンチマークテストでは、これまでの静止画の顔認証テストに続き、4回連続の第1位獲得となります(注1)。
この顔認証技術を活用したソフトウェア「NeoFace Watch(注2)」を用いることで、防犯カメラ映像からリアルタイムで、顔が特定できている人物を捜索することができます。また、顔認証技術を活用した人工知能(AI)ソフトウェア「NeoFace Image data mining(注3)」を用いて防犯カメラ映像を解析することで、犯行現場付近に頻出する人物や複数の犯行現場に現れている人物を特定するなど、対象人物の顔データが不明の状態での容疑者の絞り込み、捜査の効率化が可能です。

NECは2012年にインターポールとサイバーセキュリティ対策で提携しており、複雑化・高度化するサイバー犯罪などを調査・分析することで、国際レベルでのセキュリティ強化に取り組んでいます。この提携の一環としてNECは本演習に協力し、サイバーとフィジカルを連携させて、サイバー攻撃の脅威に対抗できる人材の育成に貢献しました。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC グローバルコーポレートセールス本部
E-Mail:inquiries_123@iopd.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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