NEC、コロンビア・メデジン市のサッカースタジアムの安全強化に貢献
~顔認証で暴動を抑止~
2016年10月12日
日本電気株式会社
NECは、コロンビアで2番目に大きな都市であるメデジン市の収容人員45,000人のサッカースタジアム「エスタディオ・アタナシオ・ヒラルド・スタジアム」に映像監視システムを提供しました。
提供する映像監視システムは、世界No.1の認証精度(注)を有する顔認証技術を用いたソフトウェアを活用して、スタジアムのカメラ映像から過去に問題を起こしたサッカーファン(フーリガン)を検出します。フーリガンが検出された場合、入場制限や厳重な監視をすることで暴動を未然に防止し、スタジアムの安全性強化に貢献します。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、先進のICTを用いた製品やサービスを提供することで、安全・安心な社会インフラの実現や顧客サービスの向上に貢献していきます。
背景
コロンビア・メデジン市は、長年、犯罪や暴動の減少に取り組み、大きな成果をあげてきました。その一方でフーリガンによる暴動が依然として大きな課題の1つにあります。このため、メデジン市長は、「セーフティ・スタジアム・プロジェクト」を立ち上げ、フーリガンをデータベースに登録し、暴動の発生を抑止する取り組みをしています。
特長
このたび、NECが提供した映像監視システムは、世界No.1の認証精度(注)を有する顔認証技術を用いた、カメラ映像向けリアルタイム顔認証ソフトウェア「NeoFace Watch」を活用しています。スタジアムの入り口や通路、観覧席など合計40ヶ所、170台の高解像度カメラで撮影した映像に、データベースに登録されたフーリガンがいるかを検出します。フーリガンが検出された場合、スタジアムの集中監視センターから、スタジアムスタッフに連絡します。連絡を受けたスタジアムスタッフがフーリガンの入場制限や、厳重な監視を行うことで暴動を未然に防止し、スタジアムの安全性強化に貢献します。
NECは、ブラジルの14の国際空港やアルゼンチン・ティグレ市の街中監視システムなどラテンアメリカ諸国で、顔認証を活用したセーフティソリューションを構築した多数の実績があります。今後、NECは、今回のコロンビアのスタジアムで培ったノウハウも活かして、社会の安心・安全を実現するソリューションをグローバルに展開していきます。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術 ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得
http://jpn.nec.com/press/201406/20140620_01.html
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