NEC、ESG(環境・社会・ガバナンス)の軸で非財務情報をまとめた「CSRレポート2016」を公開
2016年7月29日
日本電気株式会社
NECは、2015年度のCSR(企業の社会的責任)に関する取り組みと成果を「CSRレポート2016」としてWebサイトに公開するとともに、財務情報と非財務情報のハイライトを統合した「アニュアル・レポート2016」を発行しました。
NECは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けたCSRへの取り組みと成果を、2004年から継続的に発信してきました。
今回のレポートでは、ESG(環境・社会・ガバナンス)の軸で非財務情報をまとめることで、中長期投資家をはじめとするステークホルダーの利便性向上を図りました。また、ガバナンス体制強化の一環として発行した「NECコーポレート・ガバナンス・ガイドライン」についてもふれています。
さらに、NPO・NGOなどの社会セクターと、事業を通じた社会課題解決をテーマに、事業現場の責任者も交えて対話を行い、社会セクターからの提言書を掲載しました。
CSRレポート2016のトピックス
- ESG(環境・社会・ガバナンス)を軸に非財務情報を開示
近年、欧米の機関投資家を中心に、投資先企業を、財務情報だけでなく、非財務情報も考慮して中長期視点で評価するESG投資が広がりつつあります。日本においても、世界最大の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国連責任投資原則(PRI)に署名し、年金積立金の運用にあたってESG情報を考慮する方針を示したことで、ESGへの関心が高まっています。
これらを受け、今回のレポートでは、ESGを軸に、CSRへの取り組みと成果を開示しました。開示に際しては、Global Reporting Initiative(GRI)「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版(G4)」の中核に準拠するとともに、当社が2005年に署名した「国連グローバル・コンパクト」の10原則、および、社会的責任に関する国際ガイダンス規格「ISO26000」も参照しています。 - 具体的な社会課題をテーマにステークホルダーレビューを実施
2011年度開始以降5回目となる、「ISO26000」に基づいたNPO・NGOなど社会セクターとのステークホルダーレビューを実施。事業現場の責任者などを交え、「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現にもつながる、当社の防災・減災ソリューション事業における社会セクターとのコラボレーション上の課題や、顔認証技術等のソリューション提供におけるプライバシー課題をテーマに対話を行いました。 - 「NECコーポレート・ガバナンス・ガイドライン」を発行
ガバナンス体制強化の一環として「NECコーポレート・ガバナンス・ガイドライン」を本年6月に発行。当社のコーポレート・ガバナンスに対する基本的な考え方や体制、ステークホルダーとの関係、情報開示方針や体制を明示し、2015年6月から適用が開始された、上場企業の企業統治の指針である「コーポレートガバナンス・コード」に対する当社の取り組みについても記載しました。 - 財務情報と非財務情報を統合した「アニュアル・レポート2016」(PDF版)を発行
IIRC(国際統合報告評議会)の国際統合報告フレームワークを意識したアニュアル・レポートを発行。NECグループがめざす社会価値創造についての考え方を説明した上で、「2015中期経営計画」の振り返りと、「2018中期経営計画」の方針・目標についての解説を記載しました。また、NECが定めた7つの社会価値創造テーマがSDGsの目標とも合致していることを明示しました。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
NEC CSR Webサイト
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NEC コーポレートコミュニケーション部 CSR・社会貢献室
TEL:(03)-3798-9837
eメール:csr@csr.jp.nec.com
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