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IR資料

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質疑応答(要約)

R&D説明会 2006年6月29日 主な質疑および回答

Q.1今回の説明会で紹介された研究開発テーマの選定基準を教えて下さい。
A.1NGN時代に向けたNECの成長戦略を支える研究開発、という基準から選定を行いました。また、時間軸では、今年中から10年くらい先まである製品化までの期間のうち、3年後くらいまでに実用化できるものを中心に紹介しています。
Q.2研究開発アイテムの意思決定プロセスについて教えて下さい。
A.2研究所の活動は、将来・基盤研究とBU(ビジネス・ユニット)からの委託研究からなります。
将来・基盤研究は、研究所の見識でNECの将来事業に必要と思われるアイテムを選んでいます。研究から実用化の間の「死の谷」を早く超える努力をこの4~5年続けており、事業部門との連携を強化しています。
委託研究は、BU側からの研究開発の委託を受け、全社でさまざまな議論を経た後に毎年テーマ設定をしています。
Q.3研究開発という技術シーズとユーザからのニーズをマッチングさせるために、テーマ選定や意思決定等の仕組みをどのように工夫していますか。
A.3知的資産R&Dユニットでは、今の技術から将来の技術を予想するのみではなく、10年後の世の中が何を技術として必要としているかを考える技術潮流や顧客が数年後に必要としているニーズから必要シーズを探るビジネス潮流を議論しています。また、技術戦略委員会などの全社委員会では、社長以下トップマネジメントや技術開発責任者を交えて全社の成長戦略を実現するための大きな技術の方向性について議論を行っています。
一方、事業部門から委託される研究開発のテーマについては、現事業の戦略上、必要な技術を事業部門と討議の上、決定しています。
Q.4通信と放送が融合する中で、NECはその両方を持っている数少ない企業だと思いますが、研究所では両者の融合は進んでいますか。
A.4研究所では、通信系および放送系BUそれぞれの要請に基づき、一つの研究部門で対応しています。通信と放送の融合を進める上での技術課題に対応しています。
Q.5プレゼン資料P11の分野ごとの研究開発費および人員配分はどうなっていますか。
A.5研究開発費および人員配分はおよそ事業の規模とマッチしています。すなわち、IT・ネットワークソリューションが3割強、IT・ネットワークプラットフォームとデバイスとがそれぞれ3割弱、実装・生産が残り1割程度といったイメージです。
Q.6日本の企業は、競合の状況や特許などのビジネスの仕組みづくりが欧米の企業と比べて甘い感じがしますが、どのように考えていますか。
A.6特許は数以上に質が大切だと考えています。そのため、知的資産事業本部だけではなく、各研究開発部門にCPO(チーフ・パテント・オフィサー)を任命して 特許戦略を推進しています。さらには、標準化(デファクト、デジュール)への参画にも力を入れており、標準化に貢献しながら研究開発を進めている例が多い こともNECの特徴です。

*「用語解説(PDF)」の解説文をご覧ください。