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WebSAM OpenDiosa/OPBASE - 機能詳細(業務性能監視系)

稼働状況表示(HP-UX, Linuxマネージャ)

監視対象のホストや業務などの稼動状況情報をホスト上で収集し、監視端末から照会・監視することができます。
OpenDiosa/OPBASEが標準提供している稼動状況情報や、ユーザ独自の情報を指定された条件に従って収集・表示します。

稼動情報の収集

監視対象ホスト上で、ホストやエージェントの稼動状況情報(CPU・メモリ 使用状況、トランザクション処理件数などの各種システムデータ)を収集します。
収集には、SGで指定された稼動状況データを一定インターバルで収集する常時表示機能(非同期収集機能)と、ユーザの要求により収集を一回だけ行う問い合わせ型収集機能(一問一答型収集機能)のふたつの機能があります。

  • 問い合わせ型収集機能(一問一答型収集機能)は、データを収集する 基盤のみを提供しています。
    問い合わせ表示画面の作成、及び エージェントの収集ルーチンにつきましては、OpenDiosa/OPBASE Data Collection APIsを使用してユーザが作成を行うこととなります。

稼動情報の表示

監視対象ホスト上で収集した稼動状況情報を、監視端末にて取得、表示することができます。データは、オンラインデータとしてリアルタイムに参照できます。
また、データを蓄積することができますので統計データとしての 参照も可能です。蓄積したデータはカンマ区切り形式となっていますので、市販のAPで 編集や加工を行うことができます。

画面イメージ
オンライン状況監視画面イメージ
画面イメージ
オンライン状況表示画面イメージ

ユーザ独自の稼動情報を収集・表示のためのAPIを提供

ユーザ独自の稼動状況データ収集と表示画面作成ための アプリケーションインタフェースを提供しています。
APIには監視ホスト上で、ユーザ独自で収集した稼動状況データを OpenDiosa/OPBASEに引き渡すAPI、運用監視端末にて 当データを取得するAPIがあります。
これらのAPIを使用すれば、ユーザ独自の稼動状況データ監視を 行うことが可能となります。
作成した表示画面は、稼動状況メニュー画面に登録、表示することが できます。

しきい値の監視

収集されたデータ(ユーザ独自の収集データも含む)の各種項目に対して しきい値の監視を行うことができます。 あらかじめ、しきい値監視を行いたい項目(複数指定可能)と しきい値を設定しておけば、データがしきい値を超えた(あるいは下回った) 場合に自動的にメッセージを生成し、重要メッセージ照会機能へ 通知を行います。

ACOS稼働監視(HP-UXマネージャ)

ACOS4の稼働情報(CPU/メモリ/ディスクの情報)を収集し、PC上にリアルタイム表示します。
収集されたデータの各種項目に対して、しきい値の監視を行い、監視対象の項目がしきい値を超過した場合には、重要メッセージを出力し、システム稼働状況を把握することが可能です。
また、エージェント側で収集された情報をACOS4のホストのログファイルにロギングし、その日の統計情報の参照、およびCSV形式に変換して利用することが可能です。
また VISMONSTAR連携オプション の導入により、ACOS4上のVISMONSTARが採取したオンラインレスポンス情報を表示することが可能になります。

ACOS稼動状況データ収集

データの収集は、ACOS稼働監視エージェントの起動を契機に開始され、一定インターバルで収集します。(コマンド投入により開始することも可能です。)
収集情報には、CPU使用率、メモリ詳細情報(ドメイン毎の使用率,使用量,ページング情報,他)、ディスク詳細情報(BUSY率,平均キュー長,入出力回数,他)、システム概要情報(バッチジョブ数,トランザクション数,トランザクション平均CPU使用時間,他)などがあります。

ACOS稼動状況の表示

収集した情報は監視端末でグラフ等により表示されます。
システム全体から配下のクラスタ情報、更にホストにおける収集情報を、オブジェクト毎に階層的に表示したツリービューから、各カテゴリをクリックすることで、目的別に情報を参照できます。

画面イメージ
CPU使用率画面
画面イメージ
DISK動作状況画面

次の4項目の何れかによる高負荷状態のディスクを、上位20ディスクまで一覧表示できます。 (BUSY率/キュー長/入出力処理時間/入出力回数)

画面イメージ
DISK高負荷状況一覧画面

VISMONSTAR情報の表示

VISMONSTAR連携オプションの導入により、オンライン処理能力をクラス単位に監視(インターバル時間毎および注意/異常時)することが可能となります。 クラスを業務毎に定義すれば、業務クラス単位に監視することが可能です。

画面イメージ
DISK高負荷状況一覧画面

ユーザ固有の稼働情報表示グラフをカスタマイズ

各カテゴリのグラフを選択する為のタブを画面上部に登録でき、更に設定変更を組み合わせてユーザ固有の稼働情報表示グラフを作成することも可能です。
タブ登録した稼働情報は、24時間以内であれば保持できます。
以下にカスタマイズ例を示します。

例1 ユーザ固有定義グラフ画面:24時間CPU平均使用率

SF78001というホストのシステム負荷状況、リソース状況(CPU使用率)をユーザ固有定義としてグラフタブに追加した画面。ListViewで表示している4項目を同時に表示。

画面イメージ
 
例2 ユーザ固有定義グラフ画面:ディスク・メモリ使用状況

SF78001というホストのメモリ使用状況、ディスク使用状況の積み重ね帯グラフをユーザ固有定義としてグラフタブに追加した画面。

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例3 ユーザ固有定義グラフ画面:VISMONSTARによるトランザクション件数・滞留メッセージ数

VISMONSTARの情報から特定のVDに関するトランザクション件数、滞留メッセージ件数をユーザ固有定義としてグラフタブに追加した画面。

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しきい値監視機能

しきい値には、「警告値」、「警告状態解除値」、「注意値」、「注意状態解除値」が設定できます。 また、監視モードには「リセットあり」「リセットなし」、「連続」があり、監視モードにより通報のタイミングを変えることができます。

画面イメージ
 

ACOS稼働情報ロギング機能

エージェント側で収集されたオブジェクトのうち、任意の情報をエージェント上でロギングします。ロギングされた情報は、CSV形式に変換することで、各種PP(表計算ソフト、データベースソフト)から利用することが可能です。
どの情報をロギングするかは独自に設定することができます。