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UNIX/Linux環境での言語環境設定の確認方法

JobCenter Lab vol.5

こんにちは。WebSAM JobCenter ブログ担当の荒尾です。

UNIX/Linuxの環境構築では、JobCenterMG/SVのインストール後に、nssetupコマンドを用いて言語環境などのセットアップを行いますが、設定結果の確認はnssetupコマンドではできません。

今回は、UNIX/Linuxにおいて、nssetupコマンドで設定したJobCenterの言語環境(文字コード)の設定を確認する方法について、以下にご紹介します。

言語環境(文字コード)情報の設定場所

UNIX/Linuxでのセットアップにおいて、nssetupコマンドで設定した言語環境の情報は、「maclang」というテキストファイルに格納されます。

JobCenterのバージョン別の、maclangファイルの格納場所は以下の通りです。

maclangの格納場所
JobCenter R12.6以前のLinux版 /usr/lib/netatlas/maclang
JobCenter R12.6以前のLinux版以外 /opt/netatlas/maclang
JobCenter R12.7以降 /usr/lib/nqs/rc/maclang

言語環境(文字コード)の確認方法

言語環境の情報は、moreやcatなどのコマンドでmaclangファイルの内容を表示することで、設定内容が確認できます。
各OSと設定別に表示される、文字列は以下の表の通りです。

表示されるmaclangの内容一覧
OS English EUC Shift-JIS Chinese JP.UTF-8
HP-UX C ja_JP.eucJP ja_JP.SJIS zh_CN.gb18030 ja_JP.utf8
AIX C ja_JP Ja_JP zh_cn.GB18030 JA_JP
Solaris C ja ja_JP.PCK zh_CN.GB18030 ja_JP.UTF-8
Linux C ja_JP.eucJP ja_JP.SJIS zh_CN.gb18030 ja_JP.UTF-8
以下は、実際に、maclangファイルの内容をmoreコマンドで表示した例です。

画面イメージ

maclangの表示例(Linux)

おわりに

以上の方法で、UNIX/Linux環境における言語環境設定が、確認できることがわかりました。
環境構築時のエビデンス作成などに、ご紹介した方法を参考にしてください。

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