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コードワード登録作業のポイント
JobCenter Lab vol.18こんにちは。
WebSAM JobCenter ブログ担当の榎本です。
今回は、コードワード登録作業のポイントについてご紹介します。コードワードを登録したけれど、ライセンスが有効にならない、エラーが出てしまうといった場合に確認するポイントをご紹介します。
- ※WebSAM JobCenterのインストールが完了している前提での説明となります。
- ※今回の対象OSはWindows版とLinux版となります。
ライセンス管理プログラムの確認
WebSAM JobCenterはLicenseManagerというプログラムでライセンスのチェックを行います。コードワードの登録を行うにあたり、LicenseManagerがインストールされているか確認しましょう。
「スタートメニュー」-「設定」-「アプリと機能」を確認し「WebSAM LicenseManager」が存在することを確認します。
「/bin/rpm -qa NECWSLM」コマンドを実行し「NECWSLM…」が表示されることを確認します。
コードワードの登録
次にコードワードの登録を行います。購入されたパッケージの添付品もしくはコードワード発行センターより送られたコードワードを登録します。15.3以降はインターネット配信(メール)でコードワードが送付されます。
■ Windows版
-
以下のディレクトリの配下に「lockinfo」という名前のテキストファイルを作成します。
%InstallDirectory%¥wsnlesd¥etc¥opt¥wsnlesd¥
(※) %InstallDirectory%はLicenseManagerのインストールフォルダです
-
「lockinfo」ファイルに[型番 コードワード]の形式でコードワードを登録します。
次の例のように型番とコードワードの間は1個以上の半角スペースまたは半角タブで区切ってください。
コードワードの登録例
UL1256-HD00-I WZm1yfs7KoxUA…
■ Linux版
-
以下のディレクトリの配下に「.lockinfo」という名前のテキストファイルを作成します。
/etc/opt/wsnlesd/
-
「.lockinfo」ファイルに[型番 コードワード]の形式で登録します。コードワード の登録はWindows版と同様に、型番とコードワードの間は1個以上の半角スペースまたは半角タブで区切って入力してください。
■ OS共通のコードワード登録の注意点
- コードワードの転記の際に、0(ゼロ)とO(オー)、1(イチ)とl(エル)など間違わないように注意してください。
- lockinfoのファイル内の文字コードがASCIIであることをご確認ください。
- lockinfoのファイル内の改行コードが以下となっていることをご確認ください。
Windowsの場合:CR+LF
Linuxの場合:LF - コードワードの登録を行わない場合でも、お試し期間の60日間はJobCenterを使用することが可能です。お試し期間を過ぎるとJobCenterは利用できませんのでご注意ください。
コードワード登録の確認
コードワードが正しく登録されているか、以下のコマンドを入力することで確認することができます。
%InstallDirectory%¥wsnlesd¥bin¥wsnlcheck△型番
※△は半角スペースです
(入力例)
%InstallDirectory%\wsnlesd\bin\wsnlcheck△UL1256-HD00-I
※%InstallDirectory%はLicenseManagerのインストールフォルダを示します
以下の表示がされたら正しくコードワードが登録されています。
UL1256-HD00-I "LICENSED"
/opt/wsnlesd/bin/wsnlcheck△型番
※△は半角スペースです
(入力例)
/opt/wsnlesd/bin/wsnlcheck△UL1256-HD00-I
以下の表示がされたら正しくコードワードが登録されています。
UL1256-HD00-I "LICENSED"
出力結果と、その意味や対処は以下のとおりです(XXXXXX-XXXXXXは型番を表します)。
出力結果 | 意味・対処 |
---|---|
XXXXXX-XXXXXX "LICENSED" 出力例: UL1256-HD00-I "LICENSED" |
正しくコードワード登録できています。 |
No license of XXXXXX-XXXXXX 出力例: No license of UL1256-HD00-I |
指定した型番に関するライセンス情報はありません。 コードワードを未登録かつWebSAM JobCenterをインストールしていない場合に表示されます。コードワード登録後に表示された場合は、コードワードが正しく認識されていません。下記の項目を確認してください。
|
XXXXXX-XXXXXX "TRIAL" (until YYYY/MM/DD) 出力例: UL1256-HD00-I "TRIAL" (until 2017/03/31) |
YYYY/MM/DDまで、お試し期間中です。 コードワード登録後に表示された場合は、コードワードが正しく認識されていません。下記の項目を確認してください。
|
XXXXXX-XXXXXX "NO LICENSE(TRIAL)" (expired YYYY/MM/DD) 出力例: UL1256-HD00-I "NO LICENSE(TRIAL)" (expired 2017/03/31) |
YYYY/MM/DDで、お試し期間が終了しています。 |
おわりに
今回のブログはいかがでしたでしょうか?コードワード登録を行う際にご紹介したポイントをご確認頂きお役立てください。
本ブログは皆様から頂いた様々なお問合せを参考にして更新しております。今後も皆様のお役に立つ情報を発信して行きたいと考えておりますのでWebSAM JobCenterブログをよろしくお願いいたします。
[参考情報]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/download.html
→WebSAM JobCenterインストールガイド