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株式会社マクロミル 受講生インタビュー

仮説構築から、調査設計、分析、レポートまでの一連の流れを経験できる貴重な機会。新たな武器を獲得することで、生産性が向上した。

左から:
株式会社マクロミル 第1事業本部セールスマネジメントアカウントマネジメント1部 第3リサーチソリューションユニット 堀部 秀志 様
株式会社マクロミル 第1事業本部セールスマネジメントアカウントマネジメント1部 第2リサーチソリューションユニット 村田 裕樹 様
日本電気株式会社 コーポレート事業開発部門 伊熊 結以
株式会社マクロミル 第1事業本部セールスマネジメントアカウントマネジメント1部 第2リサーチソリューションユニット ユニット長 横幕 健 様

データを活用して科学的な施策立案まで実施できる研修として、「ビジネスの羅針盤アカデミー」を定期開催しています。研修ではマーケティングの考え方や、データから因果関係を推測することのできるNEC独自のAI技術「causal analysis」を用いて実データを用いて課題解決をロールプレイングするワークを5回にわたって行います。今回は、「ビジネスの羅針盤アカデミー 第2期』を受講されました株式会社マクロミルの皆様に、受講した感想について伺いました。

「ビジネスの羅針盤」について詳しく知りたい方は、下記もご覧ください。
製品紹介サイト: https://jpn.nec.com/solution/causalanalysis/index.html

課題

  1. 生産性を上げるために、マンパワーと解析にかける時間を効率化する必要がある。
  2. クライアントの課題を感度よく把握し、道筋を立てる必要がある。
  3. リサーチャーのリソースが限られる中で、関連性が見えにくい調査結果から最適な解決方法を見つけることが課題である。

受講後の感想

  1. ビジネスを科学的に解決していくことを学べる貴重な機会だった。プロジェクトの一連の流れを体験できたことや、科学的な意思決定の重要性を再認識できたことが心に残りました。
  2. ワークに関しては、普段ご一緒することのない他社の方々とフラットに議論ができ、大変刺激的だった。すぐに実務にいかせる経験だった。
  3. この研修はリサーチ会社や事業会社でデータに基づいた意思決定をする方におすすめです。データ分析に関わる方にも意義があると思います。

ーー簡単にお仕事の内容をお伺いできますか?
マーケティングリサーチの会社でリサーチャーをしています。お客様からいただいた調査プロジェクトの調査分析をして解析レポートをお届けしています。「causal analysis」を使用することもあります。

ーー現在のお仕事において、どのような課題がありますか?
横幕さん)私どものリサーチ部門では、生産性を上げるということはとても重要な命題です。より多くのリサーチプロジェクトを受注し、構想をし、コンサルティングをして仕上げていくという業務の流れの中で、正解というものは存在しません。だからこそ道筋を立てるためにヒアリングしたり、チーム内で議論したりといったことが重要になるので、マンパワーと解析にかける時間を効率化する必要があります。

村田さん)どの課題にフォーカスすれば課題解決できるかが案件ごとに異なるため、どういう調査をすればクライアントの課題解決になるのかを道筋立てる必要があるのですが、それを感度よく掴んでいくというところにこの仕事の難しさを感じています。

堀部さん)リサーチャーのリソースが限られる中で調査結果から最適な課題解決方法を発見していく、というのが課題です。調査結果のデータを見ていくと『関連があるという結果が出ているが、裏付けや背景がない、関連性が見えにくい』といったことがあります。「casual analysisで因果関係を見える化することで、課題解決になるのでは」という期待がありました。

ーー実際に受講されてみていかがでしたか?
村田さん)リサーチャーとして能力を伸ばしていきたい中で、一つの手札としてcasual analysisの分析解析を学ぶ部分はもちろんですが、「ビジネスの羅針盤アカデミー」のような実践的な研修の場でビジネスを科学的に解決していくことを学べる機会は意外と少ないのでそういった部分でとても参考になりました。

堀部さん)リサーチはとても奥が深く、日々勉強をしないと置いていかれるような業種です。私はリサーチャーになって4年目とまだ日が浅いので、先ほど村田の言った手札を増やす、自分の武器を増やしていかに効率化をするかということに期待を込めて参加しました。

ーー成果として一番心に残ったこととその理由を教えてください
堀部さん)やはり一番望んでいたことでもあった、手札の1つとしてcausal analysisを自分のものにできたということが大きいです。社内には色々な分析ツールがありますが、プロジェクトの仮説立てからどういう調査をしたら良いかまでの一連のプロジェクトに沿ってツールを使うという経験が実案件ではあまりなかったのでそういった意味で良い経験になりました。

横幕さん)私たちはお客様に分析ツールの一つである「causal analysis」の説明をすることがあるのですが、そのアプローチとして『科学的に意思決定をする』ということは結構重要な要素だなぁと感じました。データを取り扱って意思決定する上で当たり前なことではありますが、改めてその重要性を再認識させられる内容でした。

村田さん)プロジェクトを考え、その仮説を考え、検証、分析して反映させてもう一つ深掘りしていくという流れを一貫して体験できる機会は貴重でした。本来であれば事業会社が考えるような『調査の前提や後のことを考える』、『調査の裏側に隠れている背景を考える』ことは、一連の流れを体験できただからこそ得られたことで、そこも踏まえた上で『本当に有益なものなのか』、『ネクストアクションをどうするか』ということを考えることが多く、今後実務に活かすことができるのではと思いました。

ーー 一番心に残った授業(内容)を教えてください
横幕さん)仮説設計の重要性を学べたことと、普段お客様として接しているような他社の方々とフラットに議論するというのはなかなかない経験で、大きな気づきを与えていただきました。

村田さん)議論というところが一番メインでないかと思います。毎回講座の中で議論の時間があり『こんな新しい考え方があるんだ』という気づき、また普段業務では使用しない『画像生成AI』の使用など、考え方においても手法においても他社の方々と議論することは様々な刺激になりました。

堀部さん)この研修自体が単なるマニュアル研修ではなく実体験に沿ったもので構成されていて、学びやすかったと思います。分断的ではなく繋がりを持った動きとして意識して捉えられるようになることは、これから実務に活かせそうだと感じています。普段関わらない業種の方々と触れ合うことは、とても勉強になりました。

ーーどんな方が受講すると良いでしょうか?
私たちのようなリサーチ会社はもちろん、事業会社さんが実務に活かしやすいのではないでしょうか。データに基づいて意思決定することが大切だということが一貫して学べます。『データはあるがどう分析したら分からない』人にはとても良い内容だと思います。
また、調査・データに精通している方・興味がある方はもちろん、これからデータ分析に関わる方は、このベースをもって礎にできるという意味でとても有意義な研修だと思います。

ーー今後の受講する方へ一言お願いします!
横幕さん)データに基づく意思決定の重要性や、自ら仮説を考えて検証するプロセスを教えてくれる良い機会になると思います。

堀部さん)意思決定という意味で全ての働く人に有意義だと思いますので、前向きに取り組んでいただけたらと思います!

村田さん)全5回ある中で一回一回きちんと着地として落とし込んで進めていくことで、得られるものは大きいと思います。

ーーありがとうございました!