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マルチプラントでの利用およびパッケージの適用を前提とした生産管理システムの構築では、各工場の特性を理解した上での標準機能の適用とアドオン・カスタマイズすべきところの切り分けが重要になります。エンドユーザ様との調整はお客様にお任せしましたが、これを受けて必要な機能のアドオン・カスタマイズでの最大のポイントである特注品のリードタイム短縮、標準品との同時納入を重視しました。事前教育にかける時間が少なかったこともあり、最初の工場への導入では混乱もありましたがプロジェクトチームが結束して対応、2回目からよりスムーズに導入が進みました。今後は新工場への導入も含め、お客様の信頼に応えて全工場への展開を図っていきます。
NECシステムテクノロジー
第三産業ソリューション事業部
シニアマネージャー
玉津 昭憲
NECシステムテクノロジー
第三産業ソリューション事業部
主任
石黒 博亮
イトーキ様の「EXPLANNER/J」導入プロジェクトには、玉津がプロジェクトマネージャー、石黒がプロジェクトリーダー、夏川が担当営業として参加しました。
プレゼンテーションでは、Web対応、現場のニーズに合わせてカスタマイズできるといった点を高く評価していただきましたが、 SO品と呼ぶ特注品への対応に関して、標準品と併せて顧客に納品できるようにする機能を作り込むという提案も、決め手の1つになったものと考えています。
プロジェクトが始まってからは、概要設計の段階でかなり苦労をしました。各工場を代表するメンバーがプロジェクトに参加していましたが、製品も生産方式も異なる工場は当然それぞれ独自の方法を実現したいと要望します。お客様にこれらの異なる要望を調整していただきましたが、やはり時間を要しました。われわれは、そのとりまとめ結果を反映して標準機能とカスタマイズする部分を1つひとつ決めていきました。
最終的にはそのまま標準機能を活かしたのは全体の約3割、所要量計算の機能は手を入れずにそのまま使い、購買の機能はパッケージの基本的な流れ・機能を活かしました。一方、カスタマイズでは、SO品に関してはまったく新しく機能をアドオンしました。そのポイントは、プレゼンテーション時に提案したとおり、標準品と同じようにSO品も顧客に同時に納入できるようにすることでした。
顧客から受注すると、SO品は各工場に手配するようにしましたが、このときSO品の構成登録をできるだけ簡単に行えるようにすることで、ペーパーリードタイムの短縮を図りました。具体的には、標準品や類似したSO品の製品構成をコピーして変更する、標準構成で所要量を展開して後で構成や数量を変更する、先行手配をしておき標準構成で展開しておいた構成に後で追加する、といった方法をとれるようにしました。またSO構成を作成すると、SO製番構成登録ができ、品番マスタも自動的に生成・登録できるようにしました。
こうした点を評価していただき、SO対応作業の効率が300%アップしたと言っていただけたものと思います。
また技術的に解決すべき課題として、マルチプラント展開での運用を想定した「EXPLANNER/J」の細かな調整がありました。たとえば、所要量計算は1ヵ所で利用していると利用できませんが、この対応では待ち合わせの機能を入れました。また製番方式で短時間に展開したいというご希望に応えるため、5分以内に計算できるようにチューニングするなどの調整を行いました。
開発段階のピーク時には、NECシステムテクノロジーの広島と岡山、NECソフト長野支社のメンバー合わせて30名のSEが携わりました。また導入時の現地対応では、バックアップ要員も含めて約15名が携わりました。
NEC
関西支社
関西流通・サービス業営業事業部
夏川 忠士
2007年5月にキャビネット工場から導入が始まりましたが、繁忙期にかかっていて事前の教育が不十分だったこともあり、最初はかなりばたばたしていました。お客様からは“とにかく動かしてほしい”という要望もあり、じっくり話をうかがいながら活用定着に向けて営業・SEが一体となって懸命に力を尽くしました。多少時間はかかりましたが、この時のがんばりはお客様に高く評価されました。また、この時の経験が次からの展開に活かされるようになりました。
「今回のプロジェクトでは、NECサイドのメンバー間のコミュニケーションはもちろんのこと、模造紙や付箋紙などを活用した“見える化”によるお客様との円滑な意思疎通を心がけました。改めて感じているのは、プロジェクトチームが同じ目標に向かって結束していれば、どんな状況でも乗り切れるということです。また若いSEがIT知識に加えて生産の現場の知識を身に付け、業務志向を持つように育っていったという成果もありました」(玉津)
「規模的にも、お客様のネームバリューから考えても、このプロジェクトに参画できてよかったと思っています。私自身も、いかにチームメンバーのモチベーションをキープするかに心を砕きました。情報を密に交換するため、自分自身が相談しやすい存在になるようにしましたし、時にはいっしょに飲みにいきながら、山を越えていきました」(石黒)
「これだけ大きなプロジェクトに参加したのは初めてでした。最初は戸惑いもありましたが、次第にやるべきことがわかるようになり、SEと一体となって仕事ができたことが良い体験になりました」(夏川)
イトーキ様は、今後、早くシステムを導入したいと希望している他の工場への展開、さらにゾーニング関連製品の千葉の新工場への展開を計画しています。特に千葉の新工場への導入には、建設業と関連する新機能の作り込みや大幅な改造も必要になってきます。
「今後もお客様とベクトル合わせをしながら展開を進め、最終的にお客様に“NECにしてよかった”と言われるようにしたいと思っています」(夏川)
「まず12工場すべてにスムーズにシステムを乗せられるようにしたいと考えています。そして展開が一段落したら「EXPLANNER/J Studio」の使い方を習得していただき、イトーキ様の情報システムご担当者がより使いやすいシステムへ発展させるお手伝いをしたいと思います」(石黒)
「今までのNECとのお付き合いでの評価に加え、今回のシステム構築・導入展開では、より深い信頼関係を少しずつ築けてきたものと思っています。今後も、より確かな信頼をいただくため、最後までチーム一丸となってプロジェクトに取り組むつもりです」(玉津)
(2008年3月28日現在)