サイト内の現在位置

データサイエンスラボラトリー

新たなデータサイエンス技術の研究開発とその社会実装を担います

データサイエンスラボラトリーの概要

データ分析・最適化、生成AI、自然言語処理、音声認識、交渉AI、ロボティクスなどの研究開発を行っています。

事業領域

データサイエンス技術が適用できるさまざまな領域

採用職種

研究職

募集職種の仕事内容

研究職

概要

新たなデータサイエンス技術の研究開発を行い、実際のお客さまの現場への試験適用までを担当します。

  • お客さまのニーズ、研究チームの方向性、個人の発案などに基づいて研究計画を策定(必要により、海外研究所、国立研究所、大学の研究室、他企業などとの共同研究を含む)
  • チーム単位、個人単位などで研究開発を遂行、発案したアイデアは特許化して権利の確保を行う。また、技術の高さを外部にアピールするため国際学会などで発表
  • 研究成果を事業化するための活動を実施(事業部門との連携、展示会などでの技術展示、お客さまとの共同実験など)

活かせるスキル・経験

  • データサイエンス技術に関する英語論文や技術文書を読みこなせること
  • C++やPythonにおけるプログラミングスキル、Linux上での開発経験
  • 国際学術会議への論文投稿・発表経験

プロジェクト/事例

AIによる化学プラント運用の革新

課題
さまざまな材料などを製造している化学プラントで課題となっている、非常に大規模で複雑な運転操作の最適化

解決策
このような最適化問題を解く方法にはいくつかのアプローチがありますが、私たちは強化学習と呼ばれるアプローチをベースに技術開発に取り組みました。囲碁AIで有名になったアプローチですが、化学プラントのような大規模、複雑な最適化問題に対して、その他の最適化アプローチと比較して対応できる可能性が高いと考えたためです。強化学習をこのような実用問題に適用する取り組みはほとんどありませんでしたが、お客さま、パートナーとのオープンイノベーションを通して実現することができ、現在、検証を進めています。このような成果により、現在の熟練運転員による長年の経験に依存した運用から、運転員とAIが協働してより最適な運用を実現する世界を目指しています。

先輩社員インタビュー

研究職

TAKEMURA さん
データサイエンスラボラトリー
2016年新卒入社
情報理工学研究科修了

ここが決め手でNECを選びました!
当時処方分析を研究していた数少ない企業の一つで、先見性を感じたからです。

担当業務とやりがい
データを活用した意思決定の支援や自動化に関して、基礎研究から研究成果の実用化まで広く携わっています。人々の役に立つ研究成果を創出したいと考えているため、学術的興味だけでなく世の中の課題を解決できるかという点にもこだわっています。入社時は世の中の課題に関する知見がほとんどありませんでしたが、実課題に基づいた研究が難関学会に採択されたときや研究成果を使ってもらい効果が確認できたときなどに成長を実感します。決して楽な道ではありませんが、やりがいを感じながら日々挑戦しています。

現在のキャリア

  • ある社会課題に対して数理的問題への落とし込みから解法の提案及び学会発表まで、研究開発の一連の流れを経験
  • 研究成果実証などの実用化業務の一部を経験

今後のキャリアステップ

  • 事業の核となり得るような、他社の数歩先を行く技術の研究開発及び実用化
  • 重要な社会課題を解決するための研究テーマ立案

My Favorite CoV:組織はオープン、全員が成長できるように

Do:会社を使って成長しよう、と考える

【Doを実践するために日頃から心がけている具体的な行動やエピソード】
研究職は誰よりも未来を切り拓く仕事であり、そのぶん裁量も多く与えられています。その裁量を知的好奇心を満たすために使うのではなく、学生時代からの目標である「人々の役に立つ研究成果創出」に足りていない要素を考え、必要だと思ったら前例にとらわれずに挑戦することに使っています。過去には、研究成果実証の条件を満たす環境が社内で見つからなかった際に、条件を満たす他社に自ら売り込んで共同研究という形で実証でき、とても貴重な経験を積むことができました。

CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準


研究職

TAKANO さん
データサイエンスラボラトリー
2019年新卒入社
大学院・システム制御系修了

ここが決め手でNECを選びました!
トップ学会への論文採択率が高く、研究開発力の高さに憧れました。

担当業務とやりがい
私はロボットの自律制御技術の研究開発を担当しています。研究の新規性と技術の実用性の両方を兼ね備えた新たな研究テーマを提案・実行し、ロボットの社会実装による新たな価値を生み出していく、非常にやりがいのある仕事だと感じています。ロボットにはさまざまな技術が必要となりますが、 NECには専門性の異なる多様な研究者が所属しているため、分野の垣根を越えて議論し、それぞれの知見を融合していくような研究開発を行うことができるのも魅力の一つです。

現在のキャリア

  • 不確実環境下におけるロボット自律制御のための学習・制御アルゴリズムの研究開発と、シミュレータ及び実機によるプロトタイプシステムの構築

今後のキャリアステップ

  • 世界トップレベルの研究成果を継続的に創出できる研究構想力・技術開発力を習得
  • 技術開発リーダーとしてチームを牽引し、事業部門と連携して研究技術の実用化に貢献

My Favorite CoV:視線は外向き、未来を見通すように

Do:まだ見えない収穫まで意識する

【Doを実践するために日頃から心がけている具体的な行動やエピソード】
継続的な研究開発を進めるうえでは、現状進めているテーマを着実に進めていくだけではなく、現状のテーマに縛られないテーマを提案して新たな研究開発のコアを立ち上げることも重要です。そのため、現在の研究にあまり関連がない分野の論文やニュースにも自分の興味を向けて積極的に情報収集したり、NEC内外の研究者の方と議論をするなどして次の研究につながるタネを日々探すようにしています。

CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準

Message

私たちの生み出すAI技術はNECのビジネスにも数多く活用されているだけでなく、国内外の有力学会でも精力的に発表しており、社外からも認められています。世界最先端の研究開発を積極的に推進し、また自らのアイデアで新しいビジネスソリューションを実現したいという、強い意欲のある方を歓迎します。写真は所内で毎月開催している発表会の様子です。この会では夏季の学会発表者が投稿内容や学会の状況をメンバーにシェアしました。