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ビジュアルインテリジェンス研究所

世の中のあらゆるものをデジタルツインに!世界トップの認識・シミュレート・制御AIで未来を創造しよう!

ビジュアルインテリジェンス研究所の概要

センシング・信号処理・メディア解析・機械学習/生成AI・ロボティクスなど、都市や産業のデジタルツインを実現するAI関連技術の研究開発と実用化を通して新事業創出を牽引します。

事業領域

研究開発(マルチモーダル生成AI、ロボット制御・ビジョン、宇宙:地球観測・地理空間認識、映像・メディア解析、3D理解、マルチメディアデータベース)

採用職種

研究職

募集職種の仕事内容

研究職

概要

実世界のセンシングや画像解析により、ヒト・モノ・環境の状態をとらえるAI関連技術の研究開発を推進します。

  • 広域状況理解の研究開発(衛星画像解析、3Dセンシング・認識、画像による場所認識、ソーシャルデータ解析、地理空間分析)
  • 映像コンテキスト理解の研究開発(行動認識、3D姿勢推定、多種物体認識、人・モノの関係性理解、世界モデルによる時空間予測)
  • 実世界ロボティクスの研究開発(移動ロボット制御、重機自律化、3Dアクティブビジョン)
  • 映像インサイト発見の研究開発(マルチモーダル生成AI、メディア分析基盤、映像検索・行動分析、マルチメディア・データベース)
  • デジタルツイン基盤の研究開発(視覚言語モデル、少データ学習、検出・追跡・検索、時空間認識)

活かせるスキル・経験

  • 情報系あるいは理学系分野の研究開発の経験
  • 国際学会での発表経験
  • 問題解決に向けてリーダーシップをとった経験

プロジェクト/事例

製造現場の微細な人手作業を理解するAI技術

課題
従来の画像認識で微細な人手作業を認識するには、手指とさまざまな部品・道具を組み合わせた大量の学習データが必要でした。

解決策
各指の関節と指先の動きを基にしてとらえた手指形状の特徴と指周辺の画像的特徴との共起関係(ある手指の形と、特定の部品や道具が同時に現れる状況)を学習する方式を開発することで、数回分のお手本映像だけで学習が可能となり、「モジュラージャックを取る」「マイクをはめ込む」「電動ドライバーでネジを締める」など数十種類の細かい作業を高精度に識別することができるようになりました。この結果、個々の作業に掛かる時間をAIが自動計測したり、作業の手順違い/手順漏れを自動検出するなど、実際に行っている作業の分析や分析結果に応じた改善が容易になり、生産性の向上に貢献しています。

先輩社員インタビュー

研究職

TAI さん
ビジュアルインテリジェンス研究所
2019年新卒入社
Computer Science専攻 修士課程修了

ここが決め手でNECを選びました!
革新を追求し、技術を迅速に発展させ、社会的責任を果たすNECに魅力を感じました。

担当業務とやりがい
私は宇宙から実世界を理解する衛星画像解析技術の研究に注力しています。この技術は地震や洪水などの広域災害の状況を把握し、迅速な救助活動・復興計画策定に貢献します。災害のデータが少ないなか、ドメイン適応技術に物理メカニズムを導入して効率的に学習する技術を開発しています。また、部門横断で連携し、マルチタスクで研究を推進しながらさまざまな経験を積むことは、日々進化するAIの世界で非常に価値があると感じています。

現在のキャリア

  • 衛星画像解析のアルゴリズム開発、特許出願、リモートセンシングやコンピュータビジョン分野における主要国際学会での論文発表
  • 実データによる技術検証を推進し、研究成果をお客さまや事業部門へ提供

今後のキャリアステップ

  • 衛星画像解析を中心とした画像解析分野の専門性を更に高め、世界の第一線で活躍する研究者としてグローバルに技術創出を主導
  • お客さまや事業部門との研究プロジェクトを主導し、研究成果を事業化

My Favorite CoV:思考はシンプル、戦略を示せるように

Do:頭、スッキリ

【Doを実践するために日頃から心がけている具体的な行動やエピソード】
機械学習のアルゴリズムにおいて、私は「シンプルさ」が多様なケースと実世界のシナリオで高性能を実現する鍵であると信じています。明確な戦略で目標達成を促し、社内外の関係者との協力を容易にします。1年以上前の取り組みが後のチャンスや受賞(2022年にInnovators Under 35 Japanを受賞)の礎となる経験を何度かしました。すぐに結果が出ない努力は、後の豊かな実を得るための種まきです。

CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準


研究職

TANAKA さん
ビジュアルインテリジェンス研究所
2020年新卒入社
工学系研究科 物理工学専攻 修士課程修了

ここが決め手でNECを選びました!
人が良いところが一番。世界トップレベルの研究ができることも魅力。

担当業務とやりがい
深層学習では多くのデータを用いることで高い精度を実現できますが、学習データの作成コストが高いことが実用上の問題となっています。その解決を目指し、少ないコストで収集できるデータを用いて高精度を実現する学習アルゴリズムの研究開発を行っています。高い専門性を持った人と気軽に議論できる研究環境のもとで、成果を難関国際会議で発表したり、実社会の問題を解決し社会に貢献したりできることにやりがいを感じています。

現在のキャリア

  • 低コストで作成できるデータを用いた機械学習アルゴリズムの開発、特許出願、論文発表
  • 実用化を見すえた際のAIの問題発見、解決策の考案、効果検証

今後のキャリアステップ

  • 機械学習と周辺技術に対する知識を更に深め、世界トップレベルの研究者として技術開発をリード
  • お客さまや事業部門とのコミュニケーションを主導し、研究成果を事業化

My Favorite CoV:行動はスピード、チャンスを逃さぬように

Do:リスクを計算し、挑戦し続ける

【Doを実践するために日頃から心がけている具体的な行動やエピソード】
学生時代は物性物理の研究に取り組んでいましたが、NECに入社するタイミングで大きく研究分野を変えました。全く違う分野からの挑戦だったため、入社当初、知識や経験が浅く研究の議論についていくことが大変でした。そのなかで、学生時代に培った研究に対する取り組み方であるスピード感をもった仮説検証を実践することで、実験を通してさまざまな知見を見出し、研究成果を創出することができています。

CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準

Message

新技術開発、知財化、学会活動などを通した研究スキルの向上に加え、社内外の人々と連携した事業化活動を通して新事業開発に関する経験を積むことができます。将来的に、世界トップの研究者を目指す道、研究チームを率いるリーダーを目指す道、事業部門へ異動して新事業開発を推進していく道などを切り拓く、未来ある皆さんをお待ちしています。一緒に新技術の開発に挑戦しましょう。