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インクルージョン &
ダイバーシティ

多様な背景を持つ社員が活躍し、組織として新たなインプットを得ることで挑戦や成長が可能になり、新しい発想やイノベーションが生まれる。NECはそれこそが、競争優位の源泉であると考え、インクルージョン&ダイバーシティを経営戦略のひとつに位置付けています。「一人ひとりの違いを強みに変え、変化にしなやかに対応し、強く勝ち続ける組織づくりとカルチャーの変革」の実現に向け、国籍、年齢、宗教、性別、性的指向・性自認、障がいの有無に関わらず、ビジネス成長に向けて持てる力を最大限発揮できる職場環境を築いていきます。なお、インクルージョンが発揮されて初めてダイバーシティに価値があると考え、NECではインクルージョンをダイバーシティの前に置いています。

女性の活躍推進

NECでは、1985年の「男女雇用機会均等法」の制定以前から、性別を問わない人材採用と登用を進めています。さらに加速するべく以下の3つの目標値を定め、その実現に向け取り組んでいます。

3つの目標
1.2025年度までに女性従業員比率を30%にする
2.2025年度までに女性管理職比率を20%にする
3.2025年度までに役員に占める女性・外国人比率を20%にする

3つの施策
1.すべての階層・職種における女性の積極採用
2.ReadinessとAwarenessを意識した育成
3.タレントマネジメントによる着実な登用

女性従業員向けタレント
マネジメントプログラム

2019年度に次世代人材育成タレントマネジメントプログラムを刷新。幅広い女性従業員から有望人材を選出し、社外研修派遣や社内キャリアコーチによるアセスメント・コーチング、グループメンタリング、ネットワーキングなどを通じた育成を実施しています。

30%Club Japanへの加入

30%Club は、企業の重要意思決定機関に占める女性割合の向上を目指す世界的な取り組みです。NECは役員のジェンダーバランス向上に向け、30%Club Japanに加入。この趣旨・活動に賛同し、さまざまな施策を展開。役員ジェンダーバランスの向上に取り組みます。

国際女性デーにちなんだ
社内イベント

NECグループ全従業員を対象に、3月8日の国際女性デーに合わせ社内イベントを毎年開催。2024 年の国際女性デーは、国内外の社員の意見を取り入れた新たな位置づけのイベント「NEC Women’s Day」をスタート。グローバルでも同じコンセプト、同じキービジュアルのもと、一体でさまざまな企画を展開しています。NECグループで働く女性社員の皆さんに、敬意と感謝を伝え、エールを送る華やかな1日となっています。

アンコンシャスバイアストレーニング

2019年度より、多様な人材に対するマネジメント力強化を目的にアンコンシャスバイアストレーニングを開始。2023年度に全役員、全ての部下をもつ管理職が受講完了。多様な人材が活躍する強いチーム作りに活かしていきます。

育児休職者向け復職応援セミナー

復職を控えた育児休職中の従業員が、仕事と育児を両立しながらキャリアを充実していく。その実現を目的に2014年度から開催しています。2021年度は復職後のキャリアについて考えるセッションを追加し、上司も一緒に参加するなど、内容をアップデートしました。2022年度からは復職者だけでなく、育児に関心のある全ての人が参加可能な形式で実施しています。こうした取り組みによりNECの復職率はほぼ100%となっています。

数字で見る女性の活躍推進への取り組み

女性比率 育児休業利用者数
女性社員比率 23.2% 女性 257名
役員 11.5% 男性 115名
管理職 8.9% 復帰は男女ともほぼ 100%

(2023年4月1日現在)

わたしらしく、もっと「  」
女性のキャリア特集
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社会からの評価 / 取り組み

女性活躍推進法の認定
「えるぼし(3段階)」

(2016年4月28日認定)

次世代育成支援対策推進法に基づく認定
「プラチナくるみん」

(2018年2月28日認定)

女性役員比率30%を目指すイニシアチブ 「30% Club Japan」加入

(2020年10月加入)

障がい者雇用の推進

NECでは、「障がいの有無にかかわらず、社員一人ひとりがキャリアオーナーシップを持ち、いきいきと働くことで、 人生を充実させるとともに、個性(価値観、経験、強み)を発揮してイノベーションを起こす」という考え方のもと、障がいのある社員が様々な職種で活躍しています。

インクルーシブな働き方の追求

採用選考のバリアフリー化を進めるため、面談時の情報保障、時間延長、専門家の同席等を行っています。入社後は初日からスムーズに研修や業務が開始できるよう障がいに応じた環境を整備し、部門配属後も対話を通じて合理的配慮(※)の提供に務めています。
障がいの有無により、給与や昇給等の条件に区別はありません。また、コアタイムなしのフレックス制度や、リモートとオフィスを組み合わせたハイブリッドなワークスタイルで通院しながらの勤務等が可能です。
※合理的配慮:障がいのある労働者の有する能力を有効に発揮するにあたり、支障となっている事情を改善、調整するための措置

障がいを価値に変える取り組み

同じ障がいのある従業員が主体的にコミュニティをつくり、勉強会等を開催して能力開発に取んだり、ノウハウを共有しあうことで、課題や悩みの早期解決を実現しています。
また、障がい当事者の視点で、オフィスの改善、事業開発、商品開発(ユニバーサルデザイン)に協力することで、障がい者としての経験を社会価値に変える取り組みを行っています。

The Valuable 500への署名

2019年1月のダボス会議で発足した障がい者の活躍推進に取り組むイニシアチブ「The Valuable 500」に賛同し、署名しました。障がいのある従業員が能力を発揮できる環境づくりへの取り組みや、豊かな社会生活の実現に向け、事業活動を通じた障がい者支援やパラスポーツ支援を通じた社会貢献を行います。

社会からの評価 / 取り組み

障がい者の活躍推進へのイニシアチブ
「The Valuable 500」加盟

(2020年1月プレスリリース)

LGBTQへの理解・受容促進

自分らしく安心して働ける職場づくりを進めるために。私たちNECはLGBTQ(※1)に関する正しい理解とAlly(※2)を増やすことが先決と考えています。それらに加え、LGBTQである従業員へ公平な制度利用機会を提供するため、2019年度より、以下の取り組みを行っています。
※1 LGBTQ:LGBTQとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉
※2 Ally(アライ):LGBTQ当事者の理解者であり応援者のこと

Allyの組織化と社内理解の促進

2019年度より人材組織開発部のメンバーを中心に8人が「顔の見えるAlly」として活動を開始。当事者からの相談や問い合わせを直接お受けしています。また、2022年度よりERGコミュニティとして「LGBTQ Allyの仲間を増やす会」が活動を開始。現在は、Allyの仲間を増やす会のメンバーが中心となり、年間を通じてLGBTQに関する理解を深めるためのイベントが開催されるなど、LGBTQ当事者が安心して働ける心理的安全性の高い企業文化があります。
同時に、全従業員を対象とした教育も実施しています。

社内規定の改定

2019年10月には「配偶者」の定義に、事実婚・パートナー関係にある相手を追加。同性婚を含む事実婚も法的な婚姻関係と等しく扱えるようにするなど、14の社内規程を改定しました。

「Diversity Career Forum 」へのスポンサー出展

LGBTQに関する取り組みを含むI&D推進をテーマとした、日本国内最大級のキャリアカンファレンスである「Diversity Career Forum」に8年連続で出展。オンライン開催となった2020年以降は、当社のAllyメンバーやI&D推進者がロールモデルとして登壇し、参加学生と直接対話を行っています。

「PRIDE指標2023」
4年連続「ゴールド」受賞

「work with Pride」が策定する、企業・団体などにおけるLGBTQなどのセクシャル・マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標2023」において、2020年度から4年連続で「ゴールド」を受賞。NECはすべての指標で評価基準を満たす評価を得ることができました。

公正な採用に向けて

2018年度より、採用面談マニュアルの中にLGBTQに対する以下記載事項を加え、採用面談員が適切に対応するよう注意喚起しています。
1.人権の観点から差別や個人の尊厳を傷つけるような面談を絶対に行わないこと
2.面談時などにカミングアウトした場合でも、LGBTQに関する質問に終始しないこと
3.本人の能力および業務適性のみで判断すること

社会からの評価 / 取り組み

LGBTQに関する取り組み評価指標
PRIDE指標2023「ゴールド」受賞

(2023年11月受賞)