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「しずおかフィナンシャルグループの共通OA基盤」の構築を開始
~ゼロトラストの共通適用を通じ、セキュリティ対策導入時の負荷低減と運用の効率化、業務生産性の向上を実現~

2025年2月19日
株式会社静岡銀行
日本電気株式会社
株式会社静岡銀行(代表取締役頭取:八木 稔/以下、静岡銀行)と日本電気株式会社(取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之/以下、NEC)は、しずおかフィナンシャルグループ傘下14社の約7,000人が利用する「共通オフィスオートメーション(OA)基盤」の構築を開始しました。
本OA基盤は、同グループ内で共通的なゼロトラストアーキテクチャ(※)を適用することで、セキュリティ対策の均質化ならびに向上を図るとともに、新たな対策追加時の負荷低減と運用の効率化、業務生産性の向上を目指すもので、2026年3月からの稼働を予定しています。
- ※ゼロトラストアーキテクチャとは、「ゼロトラスト(何も信頼しない)」という概念に基づき、ネットワーク内部・外部を問わずアクセス要求元のあらゆる要素を検証しながら信頼を積み重ねていくセキュリティ対策の考え方

しずおかフィナンシャルグループでは、第1次中期経営計画「Xover~新時代を拓く」の基本戦略「トランスフォーメーション戦略」のもと、デジタル技術を活用したチャネルの整備や機能拡充などを通じ、高付加価値なサービスの提供に取り組んでいます。
本活動の一環として、このたび、グループ全体のセキュリティ高度化に向けて「共通OA基盤」の構築に着手することとしました。
従来、グループ各社が個別のOA環境を利用しているため、セキュリティ対策についても各社ごとの対応が必要でしたが、本プロジェクトでは、すべてのインターネット通信を検査する「Secure Access Service Edge(SASE)」を導入することで、ゼロトラスト環境でのセキュリティ対策の進化を図ります。
これにより、グループ内で一貫したセキュリティ運用が可能となるとともに、コスト削減を図りながら最新のセキュリティ対策の導入につなげます。また、グループ各社のネットワークを統合し、すべてのデバイスが「共通SASE基盤」を経由して直接インターネットに接続することで、多様かつ最新のクラウドサービスをより安全に利用することが可能となります。
NECでは、本プロジェクトに「BluStellar Modernization 金融機関向けモダナイゼーションプログラム」(注) を適用し、ゼロトラストアーキテクチャに基づくフレームワークを用いて課題と施策の整理を行いました。
今後は、両社で連携して本基盤の構築を進め、しずおかフィナンシャルグループ全体のセキュリティの高度化と業務生産性の向上を図り、同グループの第1次中期経営計画の「トランスフォーメーション戦略」の推進に取り組んでまいります。
以上
- (注)
「BluStellar(ブルーステラ)」はNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導く価値創造モデルです。
https://jpn.nec.com/dx/index.html
「金融機関向けモダナイゼーションプログラム」は、BluStellar Modernizationモデルの金融業界に特化したプログラムです。アプリケーション・開発手法・通信プロトコル・基盤・データ・運用の6つの要素カテゴリを組み合わせ、コンサルティングからデリバリー、マネージドサービスまでをトータルに提供することで、金融機関の持続可能な成長を支援します。
https://jpn.nec.com/fintech/modernization/index.html
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 第四金融ソリューション統括部
E-Mail:nec_dx_finance4@mlsig.jp.nec.com

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
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