2024年12月23日
日本電気株式会社

NECは、日本テレビ系列などの番組を制作する株式会社日テレアックスオン(以下、日テレアックスオン)へ、映像素材などの一元管理を行う「NEC デジタルアセットマネジメントサービス(以下、DAMサービス)」を提供します。
DAMサービスはこれまで、CM素材の管理などのため、主に広告スポンサーや広告代理店などで活用されてきました。今回は、年末年始に放送されるスポーツ番組に関わる番組制作のため、TV制作プロダクションである日テレアックスオンに採用されました。

スポーツ番組では、試合映像だけでなく、練習風景や選手・監督へのインタビューなど多様な映像が撮影され、それらを日々短時間でニュース番組用に編集する必要があります。また、特集番組では多くの試合や各種取材の映像を組み合わせて構成する必要があります。
従来は、撮影した映像を各地の試合会場からバイク便などで送ることが多く、編集作業に入るまでに時間が掛かっていました。また大量の映像データがSDカードやハードディスクなど様々な記録媒体に分散して収められていたため、必要な素材を検索するために多くの時間を要していました。

今回DAMサービスを活用することにより、取材現場から映像データをアップロードするだけでファイルが一元管理されるため、編集作業を始めるまでの時間を短縮することができます。加えて、映像データがアップロードされると一定時間毎(注)のサムネイル画像が自動的に生成されるため、必要なシーンを素早く見つけることができ、さらに試合日時、選手名、得点時間、試合結果、撮影者などのメタデータを付与することで、必要な映像を簡単に検索することも可能になります。
また、映像データはクラウド上に保存されるため、編集を行うスタッフは場所の制約を受けずに作業を行うことが可能になり、柔軟な働き方の実現につなげていきます。
DAMサービスは、これらデジタルを活用した作業の効率化を推進することで、番組制作スタッフが「魅力的な番組を作る」という本来の業務に集中することに貢献します。

DAMサービスの採用について日テレアックスオンのメディアコンテンツセンター瀧下亮哉アーカイブプロデューサーは以下のように述べています。
映像とメタデータを同時にセットできるクラウドサービスの機能は我々の要望を十分に満たすものでした。状況に応じたカスタマイズも可能で、操作性にも優れており、導入に至りました。映像・画像の保存・運用・エンタメ利活用を目指す日テレアックスオンデジタルアーカイブ事業にとって重要なツールとなっていきます。

今後もNECは、様々な放送システム構築の実績やクラウド活用の知見を活用し、放送局のクラウドシフトを支援していきます。

以上

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC　メディア統括部
E-Mail：dam-support@vspf.jp.nec.com