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NEC、信用金庫の営業力強化を支援する「営業支援クラウドサービス」を提供開始

~全国55金庫の導入実績を有するパッケージソフトをクラウドサービス化~

2023年10月20日
日本電気株式会社

NECは、信用金庫向けに本部と営業店が一体となった営業計画の立案から実行、管理、分析までをサポートする「営業支援クラウドサービス」を製品化し、本年10月より提供を開始しました。また、本サービスの第一号ユーザとして、西兵庫信用金庫(本店:兵庫県宍粟市、理事長:桑垣 喜一)において本年10月より稼働を開始しました。

本サービスは、全国55の信用金庫で採用されているパッケージソフト「信用金庫向け営業支援システム」をクラウドサービス化したものです。強固なセキュリティを確保するとともに、現行のパッケージソフトと同等の業務機能を備えており、営業活動における事務の効率化や情報の利活用促進、プロセスの可視化を実現することで、総合的な営業力の強化に貢献します。

営業支援クラウドサービスのイメージ

製品化の背景

信用金庫業界では急激に変化する経営環境に対応するため、従来の業務のあり方を見直し、より質の高いサービスを提供することで持続可能なビジネスモデルの構築を進めています。中でも、デジタルシフトは喫緊の課題となっており、信用金庫の強みである「Face to Face」の取り組みを生かしつつ、デジタル技術を活用したより効率的な営業活動が求められています。こうした状況を踏まえ、信用金庫のデジタル化に寄与し課題解決に貢献すべく、本サービスを新たに提供します。

本サービスの特長

  1. 安全・安心なクラウドサービスとして提供
    本サービスのサービス基盤には、NECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を採用しています。「NEC Cloud IaaS」は、日本国内の自社データセンタからサービスを提供しており、最新の主要国際規格であるISO/IEC 27017 (注1)を取得しているほか、FISC安全対策基準(注2)に準拠しています。また、外部攻撃と内部不正の両方のリスクへの対策を行うなど、信用金庫が安全・安心に利用できる強固なセキュリティを確保したクラウドサービスを提供します。
  2. 豊富かつ最新の機能を利用可能
    訪問予定やターゲットリストの作成、日報登録、目標設定などを行う「営業推進機能」や、訪問先での集金・預かり処理を行う「渉外支援機能」など、現行のパッケージソフトと同等の信用金庫の業務に特化した豊富な業務機能をサービス型で提供します。また、ユーザ会などを通じて収集したニーズを踏まえて、サービス側でバージョンアップを行うため、最新の機能をタイムリーに利用できます。
  3. ユーザカスタマイズ可能な帳票機能
    豊富な導入実績をもとに、カスタマイズ要件となることが多い各種帳票をパラメータで選択可能とすることで、各信用金庫の運用に合わせた柔軟な帳票選択を実現します。
  4. システム運用にかかるコストを抑制可能
    クラウドサービスとして提供するため、システムの導入・更改や制度対応、運用監視、障害対応、セキュリティ対応などに関わるコストを抑制できます。

提供価格、販売目標

  • 提供価格(月額利用料):75万円~(税別)
    ※渉外支援機能または営業推進機能を単体で利用する場合は、月額45万円~(税別)
    ※初期費用および回線利用料が別途必要
  • 販売目標:2026年度までに30金庫に提供

NECは、今後も本サービスをはじめ、先進のデジタル技術を活用したソリューションを提供することで、信用金庫のデジタルトランスフォーメーションの加速や課題解決に貢献します。

なお、NECは本サービスを「FIT2023」(金融国際情報技術展、会期:10/26(木)~27(金)、会場:東京国際フォーラム)にて紹介します。

以上

  • (注1)
    クラウドコンピューティングの情報セキュリティに関する国際規格
  • (注2)
    FISC(公益財団法人金融情報システムセンター)が発行した、金融機関が実施すべきセキュリティ対策に関するガイドライン

営業支援クラウドサービスについて

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 第二金融ソリューション統括部
E-Mail:nec-2fsd-3sl@mlsig.jp.nec.com

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