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NEC、愛媛銀行向けに基幹系システムと柔軟な連携を可能にするクラウドネイティブなアプリケーションプラットフォームを構築
~異業種連携や新サービスの迅速な開発・提供を可能に~2023年10月19日
日本電気株式会社
NECは、株式会社 愛媛銀行(本店:愛媛県松山市、頭取:西川 義教、以下「愛媛銀行」)の基幹系システムと連携する「新アプリケーションプラットフォーム」をアマゾン ウェブ サービス(以下「AWS」)上に構築し、10月より本プラットフォーム上で稼働するアプリケーションの開発に着手しました。NECのメインフレームで稼働する基幹系システムと柔軟に連携可能なプラットフォームをクラウド上に構築することで、異業種企業との連携や新しいサービスの迅速な開発・提供を可能にします。


昨今、地方銀行をはじめとする金融機関では、変化する顧客ニーズに応え、競合他社と差別化を図るため、FinTech企業や非金融事業者などの外部事業者との連携を促進するオープンバンク化への取り組みを加速しています。そうした中、愛媛銀行では「金融プラス1戦略」を通じた異業種との連携拡大や事業領域の拡大を目指しています。そこでNECは、システム開発の柔軟性を高めるため、安定性に優れたNECのメインフレーム「ACOSシリーズ」を活用した基幹系システムの周囲にクラウド技術を全面的に採用したクラウドネイティブな連携プラットフォーム「新アプリケーションプラットフォーム」を構築しました。
NEC は、2023年8月にAWSのパートナー認定制度において、金融業界の様々なお客様への AWS を活用した実績が評価され「AWS 金融サービスコンピテンシー」を取得しています(注1)。本プラットフォームにおいても、蓄積したノウハウを活用し、アプリケーションの実行単位を自由に設定することができるコンテナ実行基盤や開発プロセスの自動化機能など、AWSの様々な機能を活用することでアプリケーションの開発・運用を効率化しています。これにより、DX時代における新しい金融システムの提供形態であるBaaS(Banking as a Service)を活用したエンベデッド・ファイナンス(注2)の実現に向け、オープンAPIによる外部サービスとの連携性の向上やマイクロサービスによるサービスの迅速な開発・提供、クラウドによる柔軟なスケールを支援します。
さらに、本プラットフォーム上でのアジャイル型のアプリケーション開発やシステム運用を通じて、愛媛銀行におけるDX時代を支えるクラウド人材育成に貢献します。
NECは、今後もクラウドやAIなど先進のデジタル技術の活用を通じて金融機関のお客さまのDX加速に貢献します。
なお、NECおよび愛媛銀行は本取り組みについて「FIT2023」(金融国際情報技術展、会期:10/26(木)~27(金)、会場:東京国際フォーラム)にて紹介します。
以上
- (注1)NEC、AWS の「金融サービスコンピテンシー」認定を取得
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000393.000078149.html
- (注2)エンベデッド・ファイナンス:金融機関以外の別のサービスに組み込まれる形で提供される金融サービス
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E-Mail:nec_dx_finance2@mlsig.jp.nec.com

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